株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

テクニカル用語簡単解説

2006-02-20 22:40:50 | テクニカル用語の説明
初めての方のために、このブログのページで使っているテクニカル用語を簡単に解説します。

OSC:オシレーターの略です。ラリー・ウィリアムズの「Ultimate Oscillator」の理論式を使っていますので、7日、14日、28日、の3つの期間の平均値から算出しております。これはRSIと同じく、相場の上げ下げの圧力を前もって予測するテクニカル指標の1つです。

コンバージェンス:「収束」の意。株価が下落しているのにオシレーター値が上がっていること。明日の上昇を予見していると言われておりますが、寄り付きでは前日の下落の余韻から更に下げて始まるケースが多いようです。

ダイバージェンス:「発散」の意。株価が上昇しているのにオシレーター値が下がっていること。明日の下落を予見していると言われておりますが、プラス終了の場合は少なくとも寄り付きでは上昇するケースもありますが、その後の反落には注意が必要です。

乖離幅:計算は、前日安値を抜いて終われなかった、その最新の安値(a)と、当日の高値(b)との差で出しております。(a)-(b)が大きくになるほど買いチャンスが拡がっていることを示します

売買指数:0%~200%の範囲でその日の買いエネルギーを指数化しております。55%以下で買い、144%以上で売りと、ラリー・ウィリアムズは定義しております。

指数値:前回の最低値に近づくか下まわるほど買いチャンスが拡がっていることを示します。ラリー・ウィリアムズの真の安値、真の高値から、ある日を起点にしての累計値を算出しております。単に終値ベースの比較と比べて、窓を開けて始まった日も補正して計算しておりますので、相場の上昇・下落の程度がより正しく判断できます。

ボリュームレシオ(VR):14日間の出来高を反映した改良型のVRです。30%以下からの上への突き抜けで買い、上から70%割れでの売りというのが一応のセオリーですが、他の指標との組合せで判断するのが良いようです。特に10%前後まで下げた場合は、終値がプラ転して30%以上に確かに上昇するまでに、数日の日柄を要する場合が多いので低いからと言っていきなり手を出すのは禁物です。

以上、詳細は2005年7月23日のブログをご参照下さい。(最新情報記載(6.19.08)

日経平均中期波動分析は、2009年1月10日のブログをご参照下さい。

何かご質問があればお気軽に mariomari@goo.jp までご連絡下さい。
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ダイバージェンスとコンバージェンス

2005-07-23 10:40:25 | テクニカル用語の説明
ダイバージェンス「発散」の意株価が上昇しているのにオシュレーター値が下がっていること。

コンバージェンス「収束」の意。株価が下落しているのにオシュレーター値が上がっていること。

今後は、「OSC値がXX%でコンバージェンスしている」というように記述します。これは、株価の下落エネルギーが尽きかけているサインが出ている、とお考え下さい。

また、「OSCがYY%とダイバージェンスしている」と書いているときは、株価の上昇エネルギーが尽きかけているサインが出ている、とお考え下さい。

いずれも、下降エネルギーや上昇エネルギーの「残り火」があることはご承知下さい。変な喩えですが、人が死ぬ間際に急にある日元気を取り戻すことがあったりしますが、そのようなことです。

もちろん、筆者が使っているオシュレーターは、ラリー・ウィリアムズの「Utlimate Oscillator」の理論式を使っていますので、7日、14日、28日、の3つの期間の平均値から算出しております。つまりこの期間でのデータしか対象としていないので、複雑な相場の動きを完全にとらえることはもとより不可能なことです。従って、OSC(=Ultimate Oscillator)値に加えて、これまでの経験から、指数値というの指標を加味して総合判断しております。(これに更に業績情報、分割情報、など加えると更によくなりますね。)このOSCと指数値の関係について簡単にご説明しておきます。

◇指数値(前回の最低値に近づくか下まわるほど買いチャンスが拡がっていることを示します。)
 
◇テクニカル指標の見方と理想的な売買タイミング

このテクニカル指標の最もオーソドックスな見方を確認しておきます。例として筆者も買いそびれた7915日本写真印刷を取り上げます。2008年4月25日~5月16日までの事例が最適。

1.OSCが当面の最低値をマークした時の終値と指数値にチェック。
   4月25日-OSC32%(-3%)終値4440円、指数値5680(但し、これは昨年11月27日を5000と置いた場合です。)

2.この後、終値4440円を5月13日まで「安値」が下回り続けております。

3.しかし、OSCは5月2日に46%という4月25日以来のピーク値マーク。

4.ところが5月12日になって、安値も4230円まで落ちながら、OSCが9%もコンバージェンスして、5月2日の46%を抜き去りました。この日指数値は5460であり、4月25日よりまだ220ポイントも下に位置しております。

5.上記の反転のサインを見極めて引けに買うか、翌日の押し目で前日安値を下回りそうもないその段階で買うかが、大正解の買いポイントとなります。

6.5月15日にOSCが71%まで上昇。更に翌日の高値が期待できます。

7.5月16日に5430円まで上昇。しかし、そこからは利確の動きが出て、前日高値を回復できないことが明らかになった段階で売ります。

以上の売買で、5月13日の終値の4560円(指数値は5640でまだ4月25日のそれを下回っております。)で買いを入れたとしても、5月15日の終値5340円で売却すると、780円抜けたことになります。

上記の赤字部のところが、究極のOSC活用に際しての最重要なノウハウ部分です。

追加:この株のしこりを見るのに役立つ、ラリー・ウィリアムズの究極のオシレーター他の各種テクニカル指標をエクセルでリアルタイムに更新する株価分析ツールを、下記のサイトで公開中ですので、よろしければ御覧ください。

https://brain-market.com/u/tondemo-happen/a/bczN3kDNgoTZsNWa0JXY
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