地域で任意の謝礼のみによる、いわゆる「互助送迎」活動を開始してから6年が経過しました。
今年は、350回の往復送迎でした。2021年の617回をピークとして、意識的に送迎回数を下げる努力をした結果、昨年の499回から更に低下。
これは新規希望者をストップしたことが大きいと思います。理由は以前にも書いた通り、役所関連からの紹介で利用する方々は、ほぼ7割程度が「使い倒す意図」での、この送迎活動の利用であることが明らかになったため、一切の紹介をお断りした結果です。
今は常連さん11人のみ。声がかかれば対応できる方は6名いらっしゃいますが、様々な理由で休止中。こちらから一切声を掛けることはありません。できれば自然減でこの活動を中止したいのですが、今はまだ体力と時間に余力があるため、できる限りは現状の活動を来年も継続したいと思います。
こちらの都合で辞めることができないのが、この活動の辛いところですが、こればかりは、私の意思で始めた訳であり仕方ないと思っております。
今年の収支?は、任意の謝礼が39万円。車両維持費(*)が339607円、共同募金が3万円。差し引き2万円程度の黒字。
(*)自動車税、自賠責年割、車検年割、整備費、一時停止違反、板金修理
車両の償却費や人件費は全くの持ち出しです。であるが故に、新しいドライバー候補を見つけるのが難しい。
そこで、この隘路を打開するため、今年の5月の連休前後から、私のやっている活動を、いわゆるライドシェア的なアプリを使った方法へと転換する方法を考案し、ドライバー確保の方策も含めて資料としてまとめました。ライドシェア新法が出来なくても今すぐにやれる方策です。
しかし、そこからが苦労の連続。様々な企業・団体・行政機関に声がけをし、資料も送付しました。その数、何と22。そのうち、打ち合わせが出来たのがたったの1社。更に、有力な国内プラットフォーマー候補2社からは返事待ち状態。
来年は、何とかしてこうした活動の成果をベースに、特にプラットフォーマー候補と各自治体を結ぶ活動を軌道に乗せられればと思っております。
しかし、徒手空拳というのでしょうか。たった一人の人間ができる努力の範囲の、何とも空虚な結果の招来でしたね。
幸い、この10月頃から、いわゆるライドシェアについて、政府の規制改革推進会議で取り上げられ、来年4月に向けて、まずはタクシー会社の下での白ナンバードライバーの活用。そして6月頃を目処にライドシェアの本格的な法制化の議論が進んでおります。会議のメンバーの方、お一人とは情報交換しながら後押しをして頂いております。
この流れは、千載一遇のチャンスですので、何とか私の活動の経験の一部だけでも反映された形で、早期に移動難民の助けになるような仕組みが、特に地方や過疎地で実現できればと願っております。
以上。