株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

日本エイムについて

2005-10-31 23:02:50 | 株に出会う
明日の注目銘柄でとりあげた2383日本エイム。HPを見ていましたら、半導体・液晶の工場での「製造アウトソーシング企業」と唱っております。いわゆる、人材供給型のアウトソーシングではないことを明確にしており、」自らを「技能的機動集団」と称しております。人材派遣業は、単に登録してある人材を企業に派遣し、派遣された要員のスキルアップは、派遣先に任されているのが常です。この人材派遣スタッフの真の戦力化は意外と難しい面があります。それが、ここに来ての企業の正社員増強の動きに表れております。

ところが、製造アウトソーシングとなると、相手先企業から、工場での業務を一括して請け負うため、専門技術集団を擁する1つの組織として機能する点に特徴があるようです。事務処理の分野でも様々なアウトソーシングビジネスがありますが、それの工場版、特に半導体・液晶分野でのアウトソーシングビジネスを行っているのが日本エイムです。その請負作業をクライアントの工場にて行う点が、事務のアウトソーシングとは異なる点です。クライアントからすると、半導体などは好不況の波が大きいため、固定費としての人件費を変動費扱いにすることが求められます。これまではパート社員、派遣社員、アルバイトなどをその調整弁として使ってきましたが、このような雇用形態では、スキル面、モラール面でハンディキャップがあります。また、優秀な人材ほどスキルを身につけたと思うと、他に流出しがちです。こういうハンデで克服するためには、エイムが目指しているような、業務一括請負(しかも専門的な能力をその工場の状況に合わせて自ら高めることができる組織能力を持った上での)がソリューションの一つとなります。

ということで、この会社はなかなか時代の先端を行っている会社のようです。従業員も3000名を越えております。

但し、この会社の将来性ということについては、長期契約とはいえ、調整弁としての一括業務請負ならではの問題点があります。

1.その企業の本当に重要な製造ノウハウに相当する部分での一括請負はあり得ない。

2.その工場に貢献するには、長期契約が望ましいが、そうなればなるほど、エイム社員はそのクライアントの現場に縛られ、他社の経験をミックスしてのスキルアップ、業務能力開発の機会がそがれる。いわゆる人材の塩漬け。(ローテーションの自由度が効く場合はこの限りではない)

3.その望ましい長期契約と、クライアント企業のフレキシブルな生産体制とは相矛盾する。

しかし、半導体業界は、設計だけ自社で行って製造は他社に委託するというファブレスメーカー(アクセルやメガチップスもそのひとつ)が存在します。ということは、重要なのは設計ノウハウであって、製造はどちらかというと、エイムのようなアウトソーシング企業に任せればよい時代が来ているようです。現に台湾などでは半導体のみならずあらゆる製造アウトソーシング企業が存在しております。エイムがある特定の業務の一括請負だけでなく、工場全般に近い形での一括請負(こうなると、クライアント企業との合弁となります。現にエイムは松下の子会社との合弁で、技術的な蓄積と信頼を勝ち得たようです。)へと展開をしていく方向性が、成長のためには不可欠のようです。この会社は国内回帰を始めた日本での製造業に対してけっこう貢献できる会社ではないでしょうか。ということは、今後とも伸びると筆者は見ております。
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明日の注目銘柄(11.01.05)

2005-10-31 16:51:36 | 明日のモニタリング銘柄
後場は結局取引せず。今日は何もしない方が良かったという場でした。持ち株の4340シンプレクス・テクノロジーと6730アクセルは、特にテクニカル面で売りサインもなくそのままホールドです。

結構、資金が新興市場に流れ込んでいるようですが、不動産や人気銘柄への集中が見られます。それらの単なる上値追いではなく、テクニカルに好転した銘柄や、更に上げそうな銘柄を探してみたいと思います。

1.4310ドリームインキュベータ ○

 今日の人気株の上昇ぶりを見ると、今日は調整日だったこの株が明日は反発する順番かも知れません。OSCが+4%コンバージェンスし、10月27日の55%よりも抜けているからです。OSC指標のテクニカルサイン通りであれば、明日は反発して始まり、高値を抜く勢いがあるか、要注目。

2.7844マーベラスエンター ○

 これも、DIと同様に、OSCが46%と抜けて上げてきました。出来高も倍増の380株です。9月21日に3000株の公募発表からの調整で300Kを一時は割り込みましたが、ここ数日でほぼ戻しつつあります。

3.2788アップルインターナショナル ▲

 今日、筆者は手放してしまいましたが、引けにかけて213Kまで戻して、OSCは+2%の33%、RSIは+3%の21%と、少なくとも底打ち感を数字で示しております。何よりも、乖離幅が-9Kと拡大しました。明日こそ、反発する可能性が出てきました。これまで仕掛けが早く損切りとなっているので、少なくとも取り返ししなければなりませんので、目を離すことなく上昇の胎動をウォッチしておきたいと思います。この形を待っておりました。

4.8890レーサムリサーチ ▲

 この株もようやく出来高が増えてきたと思いきや、また下降線です。どこまで行っても不人気なのはどうしたことでしょうか? 我が愚妻が今日195Kで買ったからという訳ではありませんが、OSCも+3%の53%と+3%着実に上げております。60%位まではいってもよい株です。明日、再度200K越えの高値圏を目指すのか、それとも以前のポジションへと調整をするのか要注目です。

5.2392セキュアードキャピタル ○

 今日の後場の注目ですが、利確にさらされながらも306Kで踏みとどまり、OSCは前日と同値のまだ39%です。乖離幅も-3Kとまだ良好。これがダヴィンチや、パシフィックならテクニカルに完全に買いサインできちんと上げてしまうのですが、今ひとつ、この株外資系ということもあり、筆者も含めて若干疑心暗鬼のところがありますので、控えめな動きですが、この株も不動産市況の恩恵はきちんと受けております。明日引き続き高値圏へと動き出すかどうかを注目。

6.2389オプト △

 今日で、乖離幅が-14Kと拡大しました。3日連続停滞しておりますが、この乖離幅の拡大が明日どう動きに表れるのか注目。OSCは-3%の50%でダイバージェンスしております。25日線あたりが意識されるところかも知れません。インターネット広告業界なので調子はいいはずです。

7.2383日本エイム ○

 今日の上方修正で、年初来高値を窺うところまで上がってきました。本来なら反落が予想されるところですが、まだOSCが今日で41%です。明日の利確の動きの後からの一段高があるかも知れません。出来高もまだ259株と少ない状態です。工場への派遣を行うという特異なビジネスを行っております。有利子負債ゼロ。3年後5千人体制だそうです。こういう工場の構内作業請負という業態が今後どうなるのか要注意です。事務系の派遣社員は、正社員への登用が始まっておりますので、この会社の社員もその道が開かれるのならよいのですが、単なる安価な技能労働者として使い捨てになるのであれば、これからの日本を支える若者がちょっとかわいそうですので、いずれ、もう少しこの会社の実態を調べねばと思っております。

8.4788サイバーコミュニケーションズ ▲

 この株、すっかり出来高を伴い派手に上昇を始めました。今日は押し目かと思ったら何とOSCも+1%の49%と上げてきました。この水準ではまだ上げ余地があります。明日あたり300K越えの動きに注目。

9.8922アイディユー ▲

 昨日についでこの株のテクニカル評価をすると、この株今日も粘り腰がありました。OSCは42%で前日比イーブンです。RSIは+1%上げて85%ですが、何のそのです。乖離幅がまだゼロですので、今日で底打ったと睨んだ方が明日も買いに入るかも知れません。テクニカルに下げ基調になるまでは、こうしてこの株動いていくでしょうね。買い時が難しく筆者はなかなか手出しができません。一応、注目は続けておきます。

10.8697大阪証券取引所 △

 この株もじり高です。OSCが今日で+9%の49%と反騰しました。50%-60%台のOSCがこの株のピーク値ですので、またぞろ明日は高値を目指して上がるかも知れません。強いところに金が集まる今の相場からするとその可能性が大です。

11.4835インデックス ○

 今日127Kで終わりかけたのですが、引けの5分間で何と130Kまで持って行きました。これで反転確認ができました。この株、板の数字に惑わされてはいけません。動くときは一気ですので押したところを狙うように。OSCが+3%の40%、RSIは何と+8%の32%です。ここからはいくら何でも135Kあたりには戻すでしょう。

12.6774カノープス △

 先日筆者が蟻地獄に落ちた銘柄です。今日動いたようです。何がきっかけかよく分かりませんが、とにかくあれだけ微動だにしなかった株価が動いております。出来高も3倍。これが一時的な動きで、隠されたおとりが仕掛けられているのかどうか明日注目です。OSCが+9%の44%とはっきりと抜け出ました。何とか一矢報いねば、先日の蟻地獄での犠牲者に顔向けができません。

13.6875メガチップス △

 今日午後から注目していますが、OSCが何と20%です。RSIは+18%の32%と反発しました。これまで下げてきた反動でしょうか。明日、値動きがどうでるか、とりあえず注目しておきたいと思います。

14.2410キャリアデザインセンター △

 OSCが64%と直近のピークの10月24日の62%を抜き、ついでに27日の安値もきれいに今日の引けで抜いております。出来高が少々細いですが、明日も地道に上値を追うかどうか注目。
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セオリー通りの業績相場

2005-10-31 11:39:32 | 株に出会う
今日はNYが上げたこともあり、寄りで高く始まる銘柄が多く、そこからの下落を拾うにも前場は利確の動きもあり、買いに入る機会を逸しております。

但し、業績が見直されている6730アクセル4340シンプレクス・テクノロジーはじり高となっております。そのままホールドですが、アクセルは節目となる435Kで一旦売りをかける予定です。シンプレクス・テクノロジーは303Kを抜ければ、その後は上昇軌道に入ると思われます。そのまま放置。

売り時を少々間違ったのは2788アップルインターナショナルです。一時217Kまで行ったので安心していましたが、その後じり安となり肝心の209Kのラインが破られたとき、少し戻した209Kで処分してしまいました。この株、少し上げてはすぐに戻します。そして、その動きが段々と下降しておりますので、まだ底を打ったとはいえないようです。前場でOSCも-1%の30%です。思い切って25%位まで下げないと反発がないのかも知れません。

EトレードやOHTの動きを見ていると、好決算の銘柄には買いが買いを呼んでいる感があります。

後場は、乖離幅と指数値が良い2392セキュアードキャピタル、OSCが23%まで落ちている2763FTコミュニケーションズの反発、反転した4835インデックス、東証ではOSCが何と18%まで落ちながらも、RSIは31%と急伸している6875メガチップスあたりの動きに注目してみたいと思います。
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イギリスの銀行の効率

2005-10-30 09:13:00 | 金融全般
日本のネット証券や銀行での手続きと比較して、イギリスの銀行の手続きはある意味で非常に頑健な態勢を持っていることを最近もつくづくと感じております。
2年ほど前にイギリスのロイズTBSという銀行にユーロの口座を開設したのですが、その時もテレホンバンキングとインターネットバンキングのために、様々な本人確認の暗号のようなものを設定させられ、それを電話で何度も確認させられました。それも先方は担当をあえて分けているらしく、別の日に別の人からの確認がきたりと、全くこれではその手続きだけで嫌になってしまいます。おまけに、クーンズイングリシュが筆者には聞き取りづらく何度も聞き直す始末です。

今回も、何をするわけではありませんが、インターネットバンキングのパスワードが分からなくなったのでメールで再発行を依頼しました。そのメールの返事が何とご丁寧なことに筆者ではなく、筆者のロイズTSB香港の担当窓口の女性に行っていたのです。その女性にはこれまで何かと相談しておりましたので、こちらから連絡して分かりました。そのメールには、本人確認の電話をすれば、メールで仮のパスワードを連絡するとありましたので、先週電話しましたところ、これまた本人確認のために様々なことを聞かれた挙げ句に、48時間以内に電話連絡するとの事でした。多分月曜日あたりに電話があるでしょう。日本だと簡易書留便で来ます。その郵便もあちらでは信用していないようなのです。

そのパスワードですが、ロイズTSBの場合は1ヶ月くらい経てば、強制的に更新させられます。日本では注意メッセージが出るだけですね。そのため、アクセスするたびに変更(それもやや複雑な英語、数字交じりのもの)させられていたため、ついに最後のパスワードのメモがどこかにいってしまったのでした。

要するに、海外の銀行というのはセキュリティに対する備えがかなり強くなっているのですね。そういえば、最近日本でも事件になりかけたATMにしかけられたカメラの件、ヨーロッパでは、キャッシュカードでATMから現金を引き出す際には、皆さん、暗証番号などの操作の際には、片手のひらで隠しながら入れておりました。何であんなことをするのだろうと不思議に思っていたのですが、どこかに小型カメラが仕掛けてあるかもしれないことは、あちらでは「常識」だったのですね。

こうしたことは、ビジネスの面でもこれまで度々経験しております。いわば、性悪説に立っての厳しい手続き、規定を設定しているのですが、会社側はそれにより社員を守っているという意識なのです。町の酒屋さん組合の年金資金を、勝手に100億以上も海外で運用しチャラにしてしまうような、いいかげんな手続きで、いわば社員を信頼しながら仕事を行っている日本は、やはり世界的には稀有な存在でしょう。これまではそれにより社会全体の効率がよかったという側面もありましたが、グローバル化したネットワーク社会では、ローカルな考え方だけで処することはもともと不可能なのですから、やはりセキュリティなどは、イギリスの銀行のように、多少の効率の悪さを犠牲にしても頑強にする必要があると思い直した次第です。あれだけ人手をかけていても、ロイズTSBの格付けは最上級を維持しており、日本の銀行より数段上の信用を獲得している、つまり、財務的に強固に事業を展開しているのですから。
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明日の注目銘柄(10.31.05)

2005-10-29 15:47:16 | 明日のモニタリング銘柄
はじめに新規読者の方のために、このブログで使用しているテクニカル指標について、改めてご説明をしておきます。

このブログでは、究極のオシュレーターを中心としたテクニカル分析により、新興市場を中心とした200銘柄以上から、明日の注目銘柄を抽出しております。OSCと標記されているのが、究極のオシュレーター値のことです。一般に30%台以下で買い、50%以上で売りと言われております。40%台での騙しがあるのが難点です。このラリー・ウィリアムズの究極のオシュレーターとRSI値が、株価の下落に対して逆行して上昇しているケースを「コンバージェンス」と呼び、逆に株価の上昇に対して下降している場合を「ダイバージェンス」と呼んでおります。その他、指数値と言われるものは、やはりラリー・ウィリアムズの定義する「真の高値・安値」を指数にして、ある時点からの累積値として筆者がトラッキングしている値です。また、このブログで乖離幅と言われるものは、移動平均値との乖離ではなく、前日の安値と当日の終値が等価かそれ以下の場合に、その前日の安値と当日の高値との差を言います。この値はマイナス幅が大きくなるほど、一般的には乖離条件がよくなっていると、これも筆者独自の経験からそのように見なしております。

注目銘柄として挙げられたものは、どちらかというと「逆張り」銘柄に近いとお考え下さい。つまり底値を脱したかどうかを中心に注目しますので、過去の傾向ではその日に反発して上昇するケースもあれば、2-3日の更なる調整を経て上昇するケースもあります。もっとも最近は、底値の底を狙うのは効率が悪いので、上昇過程に転じた順張り銘柄も意図的に注目するようにしました。もちろん、悪材料が出ればこうしたテクニカル指標は「良く見えます」ので、それと知らずに注目銘柄として掲載することもあります。従って、「はじめにご覧下さい」にも書いてありますが、実際の投資のご判断の参考にして頂くに留めて下さい。決して買い推奨ではなく、結果についてはいかなる責任も負うものではありませんことを再度ご確認下さい。

また、OSCやRSIは場中にリアルタイムで変化します。前日に注目銘柄に挙げていても、その日のOSCは「下落傾向」を示していることもあります。また、全くのダークホースがその日に出ることもあります。

さて、10月最後の日の注目銘柄です。

1.3360グリーンホスピタルサプライ △

 10月13日に出来高を伴って大幅に上げて以来調整を余儀なくされてきましたが、OSCは2日連続でコンバージェンスし+2%の54%です。朝のちょい下げからの反発に注目。病院向けのトータルパックシステムという他社にない強みがありますので、堅実な成長が期待できますが、来年4月に何と動物病院に進出という記事を目にしました。確かに高齢化社会では、ペットは老人のかけがえのない伴侶です。それをなぜこの会社が?設立理由書なるものを読むと、この会社「グリーン」と名のついている通り、「生命を守る人の環境づくり」がモットーだそうです。そこで、動物の生命を守る人=獣医師、が抱える問題の解決の乗り出したようです。なるほど、そこまで環境の定義を拡げますか。それでは、秋の夜長を癒してくれるコオロギや、害虫駆除で人様と共存共栄の蜘蛛、あるいは、土壌を豊かにしてくれるミミズ、また人間の勝手な振る舞いで捨てられ、獣医にもかかることなく人知れず死んでいく子猫達のことに思いを巡らせないで、何が「生命を守る人の環境づくり」なのかと、ちょっともの申したくなります。案の定、「商売第一」のこの新規事業に設計変更が入り、当初予定の11月から来年4月に開始が延びたそうです。グリーンさん、この期に、そこのところも、無理難題とは思いますが、何とか設計に取り入れて下さいな。

2.4238ミライアル ▲

 シリコンウェハー容器という地味な事業をしている会社にしては、ここのところ、上下運動が激しすぎます。金曜日も落ちましたが、乖離幅が-120円まで好転しております。またOSCの下落も-1%の52%とわずかなため、ひょっとすると一時的な反発があるかも知れません。1968年設立の堅実な会社です。半導体業界がインテルなどの業績から持て囃されているようですが、もともと好不況の波が激しい業界です。そのため、、こうした裏方の会社の株まで「仕手化」しているのでしょうか。それにしてはどこか、昨年からの今年にかけての住友チタニウムの動きに似ていると感じます。しかし、チタン高騰のような確たる根拠はこの会社のHPを見た限りでは見あたりませんでした。あまり深入りは禁物かも知れません。

3.8902パシフィックマネジメント △

 不動産銘柄の調整が続いておりますが、この株、金曜日は良い形で終わっております。OSCは+2%の44%、乖離幅がこうした株には珍しい-1Kです。高値圏なので利確売りが出ると思われますが、下げたところからの反発に期待。PERはまだ29倍程度です。8890レーサム、2392SCJ、2337アセットも下げ調整完了した気配ありあわせて注目下さい。

4.3338九九プラス △

 筆者が「死人に鞭打つような売り」と形容したこの株ですが、非情な市場にも一片の情けが残っておりました。ようやく下げ止まったようです。明日が正念場です。一応戻すべき水準(10月12日)までは戻しましたが、ここから先へ行けるかどうかが、この株の今後を占う上で重要です。一時の株価の約半分です。それにしても悪い環境が続き、それに追い打ちをかけるような下方修正ですが、前期比でまだ48%増なのです。野菜を朝たっぷりと食している筆者など、お店が近くにできないかと首を長くして待っております。これからの収入のない高齢者の期待の星なのですから、何とか盛り返して貰わねば。

5.2763FTコミュニケーションズ ▲

 24日に下方修正を発表してからちょいと下げすぎのようです。多分、決算の数字についての市場の信用を失ったのでしょう。そうとしか思えません。しかし、過去のこのような例を見るまでもなく、リバウンド狙いの方は密かに明日あたり狙っている筈です。乖離幅が-6Kと拡がり、OSCは26%まで落ちました。指数値はもちろん最低です。明日は筆者も一瞬だけですが、この魑魅魍魎たる株式市場の「ハイエナ」に変身するかもしれません。

6.3734MPテクノロジー ○

 上げ調整をしておりましたが金曜日で終わったようです。乖離幅も-14Kと絶好の位置です。OSCもまだ+4%の49%です。MSCBの償還と上場廃止懸念がなくなったことで、この株一皮むけている筈です。どうやら、金曜日の後場は新興のおなじみ銘柄の反発があったようです。この動きを引き継いで月曜日は一旦反転することを期待。

7.4304Eストアー △

 OSCが+5%の63%と急伸し、前回のピークの57%を上回っていること、これが株の動きにどう出るかということで注目です。30万円以上を付けていた小型成長株です。思わぬ買いが入るかも知れません。一応そういうタイミングですね。同じ意味で2384SBSも抜け出ておりますので注意。

8.8922IDU ▲

 気にしている方が多いのでテクニカル面から評価してみます。OSCは42%で前日と同値です。まだ低いです。そして、乖離幅が-8Kと好転しました。指数値は10月21日と同じです。従って、テクニカルには明日は明らかに買いです。今回、一押し半くらいで終わっておりますので、ここでくたばってしまうようなことはないでしょう。

9.5541大平洋金属 △

 この株も個人投資家の人気が高い一部上場株ですので、最後に挙げておきます。理由はOSCが+8%の55%と急伸しているためです。ここのところのOSCの最高は8月末でしたので、久方ぶりとなります。これで明日、一気に520円あたりまでの上昇を見せるのかどうか注目しておきたいと思います。


【最近の注目銘柄へのコメント】

・3758アエリア

27日に一時復活しかけたものの、また下落を始めました。当面の28日の高値190万が天井だったようです。OSCもこれで25%と落ちました。これは2月17日の28%を下回り、上場来の最低値です。RSIは+1%の23%とわずかにコンバージェンスしておりますので、少し下げての底打ちとなるかどうかご注目下さい。

・3764アッカネットワークス 

 こんなにじらされる銘柄も珍しいです。しかしまだ心臓が停止した訳ではないようです。かといって、かすかな脈動があるにせよ、奇跡の復活を遂げる気配がある訳ではありません。延命装置を誰かに恣意的に外されれれば一気にご臨終に行きそうなのですが、その最後の一撃もありません。むしろ、かすかな回復の兆候があります。それはRSIがじり高、OSCが何と+6%の36%と跳ね上がったことからも窺えます。こういう値動きも珍しいので、明日もう1日だけその帰趨を監視させてください。掲示板で口の悪い方が、この銘柄のコード番号の3764をもじって、3764と、5を間に挟んで「皆殺し」などど不穏なことをおっしゃっております。ホルダー皆殺しとなるかどうか、このようなテクニカルに微妙な時期が続く時にこそ、その決着がつくことでしょう。

・2927アムスライフ

 やっと反転しました。OSCは+7%の43%です。コスモ証券の一件がなければ、ここまで落とし込まれることはなかっただろうに。明日、ここから復活をとげるか注目。

・4835インデックス

 金曜日で下げ止まったかも知れません。OSCが37%と前日と同値です。RSIも24%でわずか1%の下落。昨日よりオシュレーターの条件はよいので、引き続き注目しておいて下さい。金曜日の4823サーバードも引けにかけて理屈通りに戻しました。途中で監視を止めたのが少々悔やまれます。やはり株は一筋縄ではいきません。まだまだ甘い。

新興市場は、以上のようにようやく活気づいてきているような気配です。皆が集まるところは思い切って上げます。そこを見つけるのにきっと上記の銘柄群が参考にならんことを祈ります。
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