テクニカル用語の簡単解説
7月31日(木)の市場概況です。赤字部は1日朝更新
・日経先物:OSC56%(+2%)7月16日の36%からまだ切り返し中。
・日経平均:OSC53%(-5%)7月16日の32%からまだ切り返し中。
・TOPIX:OSC52%(-4%)7月16日の29%からまだ切り返し中。
・マザーズ指数:OSC55%(+1%)7月22日の35%からまだ切り返し中。
・ヘラクレス指数:OSC49%(-2%)7月22日の32%からまだ切り返し中。
・国債先物:OSC37%(+3%)4銭安。7月24日の36%から停滞中。
・日経先物イーブニングセッション:13370円(大証終値比+10円)
・シカゴCME日経先物:13335円(大証終値比-25円)更新
・NYダウ:11378ドル(-206ドル)OSC46%(-9%)7月28日の42%からの切り返し過程には留まる。更新
・ドル円:107.87円(23銭円高)OSC61%(-5%)7月25日の66%から下落モードに転換か?更新
後場は、いきなり安値更新のギャップダウンでの始まりでした。ここで投げた人も多かったと思いますが、あにはからんや、これは誰かの仕掛けだったようです。そのまま下に持っていくと思わせての、窓埋め作業開始ですね。
しかし、いつもながらに、その筋の方々は市場心理を逆手にとって動くのが実にうまい。すんなり行く時もあれば、こうしてトリックを使う時もあれば、まあ、まともに付き合っていては気がふれるでしょう。
一番良いのは、その動きを素直に受け止め、追随買いをすることですが、チョイ上げからの肩すかし技というのもよくあります。従って、どうしても少しだけ様子見をしようという心理になるものです。
これはこれでOKと思います。そして、この相場の中で調子が良い銘柄、例えば、4088エアー・ウォーターなどの押し目をじっくりと待つなどすれば良いと思います。この株、以前は監視していたのですがもう1年くらい前に外しました。
今朝の新聞で業績が好調でしたので、マークはしておりましたが、前場終了段階で気がついた時は既に上に飛翔していた後でした。従って、今日は値動きを様子見ようとの気持ちが勝っていたため、後場の絶好の押し目を拾えませんでした。
まあ、いずれにしても訳の分からない相場でした。後場は下でいくつか待つも引っかからず。ノートレードでした。
今日は被害はないものの戦果もなし。明日は何とかしたいものです。
-------1日朝のコメント-------
ダウは結局、出だしでGDPと雇用保険に躓き、そのままだらだらと200ドルチョイ下げての終了。原油は2ドル強下げているのに、ダウが落ちていることに注目。景気悪化懸念がGDPの悪さ(2Qは2.3%の予想に対して1.9%)で表立ったようです。
そこで下院議長が新たな景気刺激策が必要と述べ、更に注目すべきはグリーンスパンがアメリカ経済は100年に一度の危機に直面していると、改めて述べたことです。リセッションの確率は五分五分と言っておりますが、100年に一度起きるのはリセッションではなく、経済恐慌です。
住宅価格の下落から筆者が先日ラフに想定した恐慌確率は30-40%でしたが、グリーンスパンはそれよりもっと厳しく見ております。
それは、住宅価格の下落により、住宅を手放す人々が急に増えるため(これはノン・リコースローンのため、多額の借金があっても住宅さえ手放せば、債務から解放される)、日本とはチョイと違ったバブル崩壊のインパクトが考えられる点を、筆者は全く見ていなかった、その違いにあると認識しております。
まさに、グリーンスパンのいうように、アメリカ経済はよく持ちこたえておりますが、こうして悪い指標が出るたびに乱高下させるのも、ヘッジファンドなどが何とか、株や商品そして少しはゴールドなどで儲けを出さないことには、自分たちが潰れてしまうためですね。日本株も同様です。乱高下させるのが目的です。
しかし、その彼らも平均で見ると今年の収益は-3.5%です。このままでは世界のお客さんから解約されてしまいます。するとヘッジファンドに巨額の資金を貸しているシティなどのプライムブローカーは、自分達の飛ばしの分の焦げつきも含めて、彼らの含み損が表に出る影響を受け、ますますバランスシートを悪化させ、市場から資金を引き揚げないと、BIS規制の8%が守れずに、どうにも銀行として営業を続けることができなくなります。こうして引き起こされるのがクレジット・クランチですが、こうならないために、FRBがジャンク債扱いの証券まで担保にお金を貸し出しております。
何やら、バクチ場で殺気だった元紳士のお客さんが胴元に対して、汚い着物やらキセルを差し出し、もう1勝負だけ懇願している、何とも凄まじい光景が目に浮かぶようです。しかもその胴元には親分(アメリカ政府)から、もはやバクチ場でのみ通用するコイン(専門用語で何というのか、筆者は分かりません。)にこれ以上銭をかけるなとまで言われており、仕方なく庭先で拾ってきた少々丈夫な葉っぱを使うという体たらくぶりです。
その葉っぱをこの期に及んでまだ信用しろと言い続けているのがアメリカという訳ですね。そのアメリカと最後まで心中する覚悟?を持っているのが、今の日本政府です。まさに日本はアメリカの経済的属州。。。
7月31日(木)の市場概況です。赤字部は1日朝更新
・日経先物:OSC56%(+2%)7月16日の36%からまだ切り返し中。
・日経平均:OSC53%(-5%)7月16日の32%からまだ切り返し中。
・TOPIX:OSC52%(-4%)7月16日の29%からまだ切り返し中。
・マザーズ指数:OSC55%(+1%)7月22日の35%からまだ切り返し中。
・ヘラクレス指数:OSC49%(-2%)7月22日の32%からまだ切り返し中。
・国債先物:OSC37%(+3%)4銭安。7月24日の36%から停滞中。
・日経先物イーブニングセッション:13370円(大証終値比+10円)
・シカゴCME日経先物:13335円(大証終値比-25円)更新
・NYダウ:11378ドル(-206ドル)OSC46%(-9%)7月28日の42%からの切り返し過程には留まる。更新
・ドル円:107.87円(23銭円高)OSC61%(-5%)7月25日の66%から下落モードに転換か?更新
後場は、いきなり安値更新のギャップダウンでの始まりでした。ここで投げた人も多かったと思いますが、あにはからんや、これは誰かの仕掛けだったようです。そのまま下に持っていくと思わせての、窓埋め作業開始ですね。
しかし、いつもながらに、その筋の方々は市場心理を逆手にとって動くのが実にうまい。すんなり行く時もあれば、こうしてトリックを使う時もあれば、まあ、まともに付き合っていては気がふれるでしょう。
一番良いのは、その動きを素直に受け止め、追随買いをすることですが、チョイ上げからの肩すかし技というのもよくあります。従って、どうしても少しだけ様子見をしようという心理になるものです。
これはこれでOKと思います。そして、この相場の中で調子が良い銘柄、例えば、4088エアー・ウォーターなどの押し目をじっくりと待つなどすれば良いと思います。この株、以前は監視していたのですがもう1年くらい前に外しました。
今朝の新聞で業績が好調でしたので、マークはしておりましたが、前場終了段階で気がついた時は既に上に飛翔していた後でした。従って、今日は値動きを様子見ようとの気持ちが勝っていたため、後場の絶好の押し目を拾えませんでした。
まあ、いずれにしても訳の分からない相場でした。後場は下でいくつか待つも引っかからず。ノートレードでした。
今日は被害はないものの戦果もなし。明日は何とかしたいものです。
-------1日朝のコメント-------
ダウは結局、出だしでGDPと雇用保険に躓き、そのままだらだらと200ドルチョイ下げての終了。原油は2ドル強下げているのに、ダウが落ちていることに注目。景気悪化懸念がGDPの悪さ(2Qは2.3%の予想に対して1.9%)で表立ったようです。
そこで下院議長が新たな景気刺激策が必要と述べ、更に注目すべきはグリーンスパンがアメリカ経済は100年に一度の危機に直面していると、改めて述べたことです。リセッションの確率は五分五分と言っておりますが、100年に一度起きるのはリセッションではなく、経済恐慌です。
住宅価格の下落から筆者が先日ラフに想定した恐慌確率は30-40%でしたが、グリーンスパンはそれよりもっと厳しく見ております。
それは、住宅価格の下落により、住宅を手放す人々が急に増えるため(これはノン・リコースローンのため、多額の借金があっても住宅さえ手放せば、債務から解放される)、日本とはチョイと違ったバブル崩壊のインパクトが考えられる点を、筆者は全く見ていなかった、その違いにあると認識しております。
まさに、グリーンスパンのいうように、アメリカ経済はよく持ちこたえておりますが、こうして悪い指標が出るたびに乱高下させるのも、ヘッジファンドなどが何とか、株や商品そして少しはゴールドなどで儲けを出さないことには、自分たちが潰れてしまうためですね。日本株も同様です。乱高下させるのが目的です。
しかし、その彼らも平均で見ると今年の収益は-3.5%です。このままでは世界のお客さんから解約されてしまいます。するとヘッジファンドに巨額の資金を貸しているシティなどのプライムブローカーは、自分達の飛ばしの分の焦げつきも含めて、彼らの含み損が表に出る影響を受け、ますますバランスシートを悪化させ、市場から資金を引き揚げないと、BIS規制の8%が守れずに、どうにも銀行として営業を続けることができなくなります。こうして引き起こされるのがクレジット・クランチですが、こうならないために、FRBがジャンク債扱いの証券まで担保にお金を貸し出しております。
何やら、バクチ場で殺気だった元紳士のお客さんが胴元に対して、汚い着物やらキセルを差し出し、もう1勝負だけ懇願している、何とも凄まじい光景が目に浮かぶようです。しかもその胴元には親分(アメリカ政府)から、もはやバクチ場でのみ通用するコイン(専門用語で何というのか、筆者は分かりません。)にこれ以上銭をかけるなとまで言われており、仕方なく庭先で拾ってきた少々丈夫な葉っぱを使うという体たらくぶりです。
その葉っぱをこの期に及んでまだ信用しろと言い続けているのがアメリカという訳ですね。そのアメリカと最後まで心中する覚悟?を持っているのが、今の日本政府です。まさに日本はアメリカの経済的属州。。。