株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(7.1.08)

2008-06-30 21:13:38 | 明日のモニタリング銘柄
夜に入っても円高は修正されず、先物のイーブニングセッションは大証比-90円の13380円で終わっております。下落基調です。

原油も143.26ドルまで付けております。

日経平均は5月12日の13540円の安値を下回り、節目の13500円割れでの終了という悪い形です。その次の下値ターゲットは4月14日の12858円になります。

という悪い雰囲気ですが、とりあえず明日のモニタリング銘柄です。

1.6263プロデュース
 後10K程の下落で下げ止まるのではないでしょうか。売りも出来るので、コスモ証券の目標価格60万円→51万円への下げが影響しているのかと。折しも、昭和電工が非シリコン型の太陽電池の記事ほか太陽電池関連のニュースが今日の日経夕刊のトップでした。技術革新のスピードが速く、NPCも含めて既存の太陽電池関連銘柄は停滞を余儀なくされているようです。

2.2121ミクシィ
 OSC23%→24%、RSI17%→18%へと、微弱電流ながら心停止状態に至らず、若干の回復の兆しあり。

3.6378木村化工機
 指数値が魅力的なレベルにまでやっと降りてきております。そろそろ1000円割れの買い頃を待つ時。それにしても原発関連が押されておりますね。

4.4047関東電化
 リチウムイオン電池で世界シェア40%。この間の上げが少なかった分、下落調整も軽度で済んでいるようです。OSCは40%から上昇中。

5.2159フルスピード
 OSCが30%台で膠着しております。しかし、今日はOSCもRSIも上昇。200K回復があるなら。

以上です。あまりぱっとしませんね。

まあ、これらの銘柄にしてもいつでも逃げられる体勢だけはお忘れなく。

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市場概況(6.30.08)

2008-06-30 15:26:06 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説

6月30日(月)の市場概況です。赤字部は7月1日更新

・日経先物:41%(-3%)6月25日の56%から下降中。
・日経平均:47%(+3%)6月23日の54%から下降中。
・TOPIX:46%(+4%)6月18日の56%から下降中。
・マザーズ指数:28%(+2%)6月27日の26%からの切り返し気配。
・ヘラクレス指数:28%(+1%)6月27日の27%からの切り返し気配。
・長期国債先物:42%(+6%)6月26日の36%から切り返し中。
・日経先物イーブニングセッション:13380円(大証終値比-90円)
・シカゴCME先物:13535円(大証終値比+65円)更新
・NYダウ:11350ドル(+3.5ドル)OSC24%(-2%)安値更新中。更新
・ドル・円:106.18円(3銭円安)OSC44%(+3%)更新

後場の終盤にかけて円高が進行。それに合わせて日経先物がマイ転。持ち越し玉の狼狽降りも見られました。

まだ腰が定まっておりません。日経平均も安値こそわずかに凌ぎましたが、まだ地面が固まったとは言えず、ここはデイトレ組も一旦撤退の雰囲気で終了しております。

今晩のNYダウやら為替のドル・円の動きに明日も左右されるでしょうが、債券への資金流入が明確になっており、かつ円高の進行(このまま106円割れで終了するなら、再度円高が昂進することになります。)で先行きは極めて不透明です。

ここはまだ勝負時ではないと判断し、一切の持ち越しはなし。5310東洋炭素だけ後場に約定しましたが、これも-10円で残念ながら一旦撤退。

例の1972三晃金属は節目の350円で指していたのですが、ジリジリと押されての下落でしたので、リバウンドなしと見て取り消し。ところがほぼピッタリのところから引けに反発しております。これはチョイと掴まえ損なった。。。

今になってハタと思い当たりました。この三晃金属、多分あの往年の宝塚の星組男役のトップスター、上月晃(こうづきのぼる)の生まれ変わりに違いありません。何しろ晃が3つも頭についております。これはファンにそれ相応の御利益がある筈。

-------1日朝のコメント------

別稿、「信用バブル解決に特効薬はなし」を参照。
コメント (3)
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仕手株乱舞

2008-06-30 11:28:12 | 株に出会う
思わず、まるで宝塚歌劇の男隠れファンのようなタイトルを付けてしまいました。

それほど、一部のあでやかな衣装に身を纏った、多分男役でしょうが、アルト、いやカウンターテナーの妖艶な声が醸し出す強烈なフェロモンに、処女達が、いや今時そんな若い女性はレアメタルか?、引きつけられるようにして、乱舞しております。

といっても、全ての男役という訳ではありません。

1972三晃金属や1332日水など、極めて男臭い響きの銘柄達だけです。

それに引き替え、例えば、6310井関農機など、今日は田舎のくたびれた耕耘機の片隅で不遇をかこっております。男臭いとは言え、よく嗅ぐと肥溜めくさい臭いが改めて嫌われたようです。

また電池関連銘柄は、どういう訳か、充電のタイミングを逸してしまったようです。下降する一方の電圧に、ここぞとばかりに大量の軍隊蟻が食らいつくものですから、これは多勢に無勢、次第に心身共に衰弱に向かっております。残念ながら座して見る他ありません。

このように、相場はいよいよ弱肉強食の新時代に突入した感があります。

富めるものは益々富み、病める者は益々病み、それも栄枯盛衰、日替わりランチの目まぐるしさです。

もはや、正常なる神経では今の相場に立ち向かうことは危険です。

前場は、途中でチョイと外出を余儀なくされたため、乱舞する蝶達が、一瞬の隙を突かれて地面に落下する、その値段で待ち受けておりましたが、前場の終わりにかけてはそれどころではなく、益々大空高く、この梅雨空にも拘わらず舞い上がっております。そんなに上に行くと空気が益々薄くなるのにね。。。

と言う訳で、一応前場終了段階での各市場の動向をまとめておきます。

・日経先物:45%(+1%)+80円
・日経平均:50%(+6%)+45円
・TOPIX:49%(+7%)+8.92ポイント
・マザーズ指数:33%(+7%)-1.01ポイント
・ヘラクレス指数:32%(+5%)-0.58ポイント
・長期国債先物:38%(+2%)前日比変わらず
・ドル・円:106.36円(21銭の円安)

各市場とも足並みを揃えて上昇傾向です。為替も円高方向へと進んでいないことが好感されているようです。

寄り付き前の外国証券経由の注文が久し振りに大幅買い越しだったことも、じり高の原因かと思います。

しかしながら、まだ油断は禁物。一時的な小反発はあらかじめ予想できていたことですね。

但し、NYダウが先週の金曜日にこれ以上の押しはないほどに押されておりましたので、このリバウンド期待が先取りされているのかも知れません。
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定年後の「ゆとりある生活費用」の欺瞞?

2008-06-29 08:34:34 | 折々の随想
今日は、極めて生活臭い話を1つ。

いつも見ている「おかねのこねた」さんのブログで、郵便局のパンフレットが紹介されており、その中で、60歳サラリーマン夫婦が定年退職後にゆとりある生活を送るためには月額37.9万円必要と、(財)生命保険文化センターが平成16年に作成した資料に基づき紹介されておりました。(最低生活費は23.3万円だそうです。)

この生活費の数字、どこでもよく見かけますが大体そんなもんだろうとの感覚を、まだ若い方も抱いているのではないでしょうか。

インフレを考慮すればこんなものでは済まないということは別にして、この約38万円というゆとりある生活費用が、筆者が定年退職後(早期でしたが)、5年を経過した段階での実際の生活費の数字と比べて少し違和感がありますので、そこをいつものように少しあぶり出してみたいと思います。

最初に、筆者夫婦の生活はごく平均的なものであることを確認しておきます。それはエンゲル係数が日本人の平均値である18%とピッタリ一致しているためです。(1%分は筆者の酒代で後の17%は食費)

それもその筈、食費といっても朝は野菜サラダ、パン一切れ、ヨーグルト、牛乳にコーヒー、昼は、ビール1缶につまみ少々、夜は、ご飯はほとんど食べずに野菜のおかずや納豆、豆腐といったもの。そして、腹が減る時はパンやうどんを野菜類に代えて食べることもあり、といった、ごくごく普通の、或いは質素とも言える内容ですので、18%というのは妙に納得できます。

さて、ここからは月38万円という「ゆとりある生活」費用の欺瞞点を少々暴いていきたいと思います。

食費以外にどうしてもかかる費用があります。

まず光熱水道代。ごく普通に節水やら節電をしながら生活しているつもりです。(クルマは週1度程度バケツの水で洗います。シャワーは毎日浴びないと家人に叱られ、かえって心の病気になりやすいので、これは節約は無理。)

次に電話・インターネット代。ひかりIP電話に加入し遠距離でも安く抑え、もちろんインターネットも使い放題。そして、携帯は夫婦で定額のソフトバンクのホワイトプランですから、これも1人あたり月1000円になりません。(ネットレは生活の糧でもあり、これ以上の節約は不可でしょう。)

そして、健康保険(+介護保険)これも定額で何ともならない。社会保険料や税金の類も同じ。

民間保険料ですが、現役時代からは相当に削り、若い頃から掛けていたがん保険が2口で年10万円と全体の半分を占めておりますが、これはまさかの癌などにかかった時の高額医療費補助の貴重な「支援金」です。(これもこの程度は致し方ない。)

クルマの維持費ですが、車検などメンテナンス費用の他に、保険料がかかりますが、これとて筆者の場合は最上級の割引があるため年5万円少々。それでも月々のガソリン代数千円よりも高くなっております。(クルマの保険料以下のガソリン代ですので、これ以上の節約も限界かと。)

その他、教養娯楽・スポーツ・交際などにかかる費用がありますが、筆者の分だけですが、年平均で17万円でした。(CDなど買っておりますが、このくらいは老後の趣味としてはご勘弁を。多分現役時代より相当に少ない筈。)

以上、食費を除いて、いわば文化的な生活を営むのに必要な費用と、まさかの時の最低限の保険代、そして国民の義務の税金・社会保険料などの合計が、それでも年平均値で185万円もかかっておりました。

ここで、冒頭のゆとりある生活費の38万円から逆算してみます。

A)食費などエンゲル係数分の支出:38万円X0.18=6万8千円(郵便局ケース)
B)その他、上記の必需費用:年185万円÷12ヶ月=15万8千円(筆者のケース)

この他に、日常の生活費がかかります。例えば、衣服代、日用雑貨、それに家人のお小遣い、そして結構大きな出費が普通にかかる医療費です。(がんなど特別にかかる医療費は除く)これも夫婦2人の生活でとりたてて贅沢な生活をしているとは思えません。

C)このエンゲル係数分以外の日常生活費:年99万円÷12ヶ月=8万3千円

以上、A)、B)、C)の合計金額が30万9千円となります。ゆとりある生活費の38万円に対しては、後月7万円しか残されておりません。

ところが、既にお分かりのように、これらの費用には、住居費やら家財・家電の買い替え費用が含まれておりません。(クルマの買い替えは、生活保護者には認められておりませんので、ここではとりあえず「贅沢品扱い」として除外しておきます。)

家賃がかかるか、持ち家があったとしても、その維持費がかかります。テレビや冷蔵庫が壊れれば、これは買い替えざるを得ません。こうした費用を残り月7万円で何とか賄えるかも知れませんが、これは「ゆとりある生活」ではなく、「ごく普通の生活」のための費用ですね。(ちなみに筆者の場合は月平均8万円程度かかっておりました。)

そうなると、一体全体「ゆとりある生活」のための費用はどこから捻出されるのだろう?

例えば、趣味の出費(カメラ好きなら最新デジカメ、旅行好きなら年1回程度の旅行の費用など)は、我慢しろと言われれば、我慢は出来るものの、ゆとりある生活を標榜するのならチョイとおかしいですね。

それから、普通にかかる医療費は上に含まれておりますが、癌や脳卒中などで倒れると数10万円単位の出費となります。これは入っておりません。(ちなみに、白血病の薬代が週2万円の自己負担額とは、最近聞いた本当の話です。)

きっと、郵便局のパンフレットが言う「ゆとりある生活」の定義からは、こうした重篤な病にかかるようなお方は除外されているのでしょう。何故なら、病に倒れればゆとりもヘチマもないからです。

最後に、最低生活費の23万3千円というのは、C)の費用を7千円に抑えるか、光熱水道代や電話、インターネット、保険などを半分の8万円程度に抑えるかしないと成り立たなくなりますが、ここでハタと気づきました。エンゲル係数というのは、貧乏人ほど厳しく効いてくることを。

23万3千円X0.18=4万2千円となります。ゆとりある生活者の6割の金額です。1日あたり1400円。一食あたり夫婦で450円。夕食の牛丼を二人で分ける食事です。

一体全体、(財)生命保険文化センターは、これでどうやって夫婦二人が健康に命を長らえることができると考えているのだろうか?

あっ、そうだったのか! だから一刻も早く生命保険に加入しましょう。そうしないと後に残された妻又は夫が大変なことになりますよ。死亡保険金は高ければ高いほど残された人が「幸せ」になれますよ、と。。。

全く、この世の中、裏には裏がある。これ以上騙されないように心せねば。。。

追伸:平成22年8月28日のブログを参照し、総務省のデータをご覧下さることをお勧めします。
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明日のモニタリング銘柄(6.30.08)

2008-06-28 19:36:42 | 明日のモニタリング銘柄
NYダウが110ドル下げましたが、3月の時のような「一大イベント」がないのに下げるというのは、これはたちが悪い下げですね。もう、いつ小反発しても良さそうですが、どうも原油価格と為替が大きく立ちはだかっており、このままだと「圧死」寸前まで行くでしょう。

その原油ですが、以前なら在庫が減っただの、どこかの高官が何か言っただのというニュースに反応して利確の動きが大きく出たものですが、今は全く違いますね。

これは2006年末あたりからのチャートを見ると納得できます。綺麗な右肩上がり曲線を描いております。一度、狂乱上昇を見せるなら(例えば、来月いきなり200ドル到達など)、これは、高値抜けを画策する一部の裏切り者の反乱が当然に起こり、それをきっかけにしての、プログラム売買での強制損切りも含め、まるで野良猫数10匹が敵も味方も分からぬまま騒乱状態に陥るがごとく、大暴落を演じるかも知れません。

しかし、そんなことは起こる気配が全くありません。何しろ由緒あるアラブの王様(直属のOPEC議長)まで「原油は170ドルまでこの夏に上昇するだろう」、などど臆面もなく後押ししているご時世です。

それよりも何よりも、灼熱の砂漠に野良猫数10匹を事前に集めておくのは、人道支援に熱心なユニセフあたりがいくら「高額の報酬」を用意したところで、そもそも至難の技かと。。。彼らもそこまで筆者のようにお人好しではありません。

さて、明日のモニタリング銘柄です。

1.2440ぐるなび
 金曜日は意地を示して、出来高を伴いながらOSCをコンバージェンスさせたことに敬意を表して、明日の押し目を待っての買い注目。

2.8697大阪証券取引所
 金曜日は執拗な売りに耐えながらも、ジャスダックの旧経営陣の「呪いの儀式」が終了しつつあるように筆者には見えました。もはや、釘を打ち付ける「わら人形」が残り少ないのではないかと思います。

3.6269三井海洋開発
 原油が足りません。海上でのガスや油田の生産設備で世界2位のこの会社が暇な訳はありません。OSCが36%まで久し振りに落とされたここからは、3000円近くまでの押し目があっての反転狙い。

4.5310東洋炭素
 6430円まで落とされてからは、さすがに意地を見せたようです。といっても、この会社、近藤一族が支配する同族会社のようです。社長も近藤という女性です。このあたりの脇が甘かったのか? 船場吉兆のようにならないよう、そろそろ同族経営は止めた方が良いのでは。。。明日は再度の6700円割れからの反転狙い。

5.6305日立建機
 これはじっくりと弓矢の弦を後ろに引かれるのを待ってからの買いです。2890円あたりか?

6.6727ワコム
 5月28日の248Kにあと一息のところまで降りてきました。ここから先のこの株の値動きの予想はかなり難解です。まあ、OSCが30%台を付けたのは、その5月28日以来のことです。とりあえず251Kという安値の攻防を確認してから。

以上です。

なお、新興市場の押されすぎをマークするなら、次のような銘柄でしょうか。

・3624アクセルマーク&3623ビリングシステムの兄弟コンビ
・3823メッキが剥げたアクロディア
・2121伸びが止まったミクシイ
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