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独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

ついにUberヨット現る

2024-07-15 08:13:43 | もろっこクラブ
あのUber Technologiesが、スペインでヨットサービスを始めるそうです。
スマホで7月26日から受付開始。8月から利用可能とのこと。

既に昨年、Uber boatも開始しているようです。

恐らくこれは、既存のヨットやボートを持っている方が船長となり運行するのでしょう。ヨットは8名までのグループで約28万円。シャンパン1本と軽食付き。

これは、いわゆるライドシェアというより、「旅の移動体験」の新しい提供の形でしょうね。専用の観光船でクルーズするのもありですが、固定したルートを辿るのではなく、希望に基づく個別体験を志向した移動体験になるものと思われます。

これって、今話題のライドシェアの導入の件と似ていませんか?

定期ルートの観光船がバスや鉄道で、行き先を自由に選択できるのがタクシーその他。

そのタクシーは基本は一人乗車(或いは家族や友人と一緒)ですが、どうも仕事の効率が悪いようです。正午頃、駅前で暇そうに同僚とおしゃべりしているタクシードライバーの姿をよく見かけます。

このタクシー1本で、個別移動の需要を賄いたいというのが、国交省とタクシー会社の本音。自家用有償運送というのもありますが、これもタクシー業界のバックアップが必要。

それに対して、Uberの新しいヨット移動サービスは、全く次元が違う話ですね。まず、

1.これにより、新たなビジネスが創出できていること。

2.ヨットの稼働率を上げ、ヨットでの乗車体験を求めている人を引き合わせることによる、利用者とヨット提供者双方の利益が新たに生じていること。

3.移動サービスと、その他のニーズをマッチングさせるという新趣向で、社会体の最適効率化を実現できること。

日本のライドシェア論議は、安心・安全の確保を大義名分として、タクシー会社の下で、奇妙な形で行われることになりました。

しかも、安心・安全については、2種免許を1種より上だと崇め奉ることで確保できると宣言。上のヨットやボートのケースは、2種免許があるのだろうか? 1種免許での経験が十分あれば船長は務まるのではないかと思いますが。(これは未確認)

いずれにしても、日本のやることは石橋を叩いて渡るのはいいのですが、社会全体が良くなる方向へと向かっていないことは明らか。

Uberのようなサービスがどんどんと生まれているのが外国。

例えば、医療機関の予約システムと移動サービスが連動した通院配車システムにより、医療機関へと通う人が増え、輸送コストが40%削減されたという報告などその一例。

日本でも病院へと通いたいが、移動手段が十分ではなく諦めてしまい、病状が悪化しているケースが多いと思われます。こうした社会課題に対して、今回のライドシェアに猛反対しているタクシー業界は、何等かの解決策を同時に提示しているだろうか?

以上です。
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「互助送迎活動」(2023年)の振り返り

2023-12-31 10:17:08 | もろっこクラブ
地域で任意の謝礼のみによる、いわゆる「互助送迎」活動を開始してから6年が経過しました。

今年は、350回の往復送迎でした。2021年の617回をピークとして、意識的に送迎回数を下げる努力をした結果、昨年の499回から更に低下。

これは新規希望者をストップしたことが大きいと思います。理由は以前にも書いた通り、役所関連からの紹介で利用する方々は、ほぼ7割程度が「使い倒す意図」での、この送迎活動の利用であることが明らかになったため、一切の紹介をお断りした結果です。

今は常連さん11人のみ。声がかかれば対応できる方は6名いらっしゃいますが、様々な理由で休止中。こちらから一切声を掛けることはありません。できれば自然減でこの活動を中止したいのですが、今はまだ体力と時間に余力があるため、できる限りは現状の活動を来年も継続したいと思います。

こちらの都合で辞めることができないのが、この活動の辛いところですが、こればかりは、私の意思で始めた訳であり仕方ないと思っております。

今年の収支?は、任意の謝礼が39万円。車両維持費(*)が339607円、共同募金が3万円。差し引き2万円程度の黒字。

(*)自動車税、自賠責年割、車検年割、整備費、一時停止違反、板金修理

車両の償却費や人件費は全くの持ち出しです。であるが故に、新しいドライバー候補を見つけるのが難しい。

そこで、この隘路を打開するため、今年の5月の連休前後から、私のやっている活動を、いわゆるライドシェア的なアプリを使った方法へと転換する方法を考案し、ドライバー確保の方策も含めて資料としてまとめました。ライドシェア新法が出来なくても今すぐにやれる方策です。

しかし、そこからが苦労の連続。様々な企業・団体・行政機関に声がけをし、資料も送付しました。その数、何と22。そのうち、打ち合わせが出来たのがたったの1社。更に、有力な国内プラットフォーマー候補2社からは返事待ち状態。

来年は、何とかしてこうした活動の成果をベースに、特にプラットフォーマー候補と各自治体を結ぶ活動を軌道に乗せられればと思っております。

しかし、徒手空拳というのでしょうか。たった一人の人間ができる努力の範囲の、何とも空虚な結果の招来でしたね。

幸い、この10月頃から、いわゆるライドシェアについて、政府の規制改革推進会議で取り上げられ、来年4月に向けて、まずはタクシー会社の下での白ナンバードライバーの活用。そして6月頃を目処にライドシェアの本格的な法制化の議論が進んでおります。会議のメンバーの方、お一人とは情報交換しながら後押しをして頂いております。

この流れは、千載一遇のチャンスですので、何とか私の活動の経験の一部だけでも反映された形で、早期に移動難民の助けになるような仕組みが、特に地方や過疎地で実現できればと願っております。

以上。
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ライドシェアで地域、過疎地の移動困難者を救う方法

2023-12-10 12:11:11 | もろっこクラブ
2017年から、「互助送迎」と呼ばれるライドシェアをやっております。
この11月までに2500回を超える送迎実績です。9割以上が医療機関への往復送迎。

送迎ですから、「送り」と「迎え」の往復となります。これは結構しんどい。国交省は、ガソリン代と任意の謝礼なら収受可能という通達を出しておりますが、特に最初の頃はガソリン代しか支払わない方(支払ってはいけないと誤解しているケースも含む)が多く、精神的にも段々と疲弊して行きました。

そこで2年ほど経った頃から、もうガソリン代は不要と宣言しました。
じゃあ、利用を止めるとすぐに言った方はほとんどおりませんでしたが、どこか気まずい思いを抱きながら、私の送迎を利用していた方々が7割程度いたようで、そうした方々は最初はワンコイン、そのうちタクシーの半額程度を目安として、自主的に任意の謝礼を出すようになりました。

残りの3割程度は、それでもガソリン代相当の任意の謝礼しか出さない方々でした。いわゆる「使い倒し」の意図で私の善意の送迎を利用していた方々ですね。

そうした方々を相手にしていると身体に良くないので順次お断りしました。これは別に違法でも何でもありません。

そして、今年の5月頃、ふとしたことから、こうした「任意の謝礼」のやり取りをもっと自然に合理的に行えないかとの疑問が芽生え、いわゆるアプリでの任意の謝礼の決済ができる仕組みを考えました。

(「CREW」が、以前にアプリ決済で白ナンバー送迎を行っていましたが、任意の謝礼の決済を経ないと降車できない仕組みが槍玉にあがり頓挫したという歴史があります。)

これだと、道路運送法の改定をすることなく即実施できる案です。(ちなみに、この方法は11月30日の政府の規制改革推進会議でも、国交省から「任意の謝礼のアプリでの決済はOK」との発言を引き出しております。)

そして何とか、この互助送迎の新しい仕組みを全国に広めたいとの一心から、様々なライドシェア関連の法人・団体にコンタクトしました。

しかし、案の定というべきか、1個人のそうした提案は一顧だにされないという現実に帰結。

そうこうするうちに、この夏頃から俄にライドシェア論議が高まり、今は、年内に政府としての素案も出すような段階まで急展開しております。

5月頃、ふと思いついて考えた案が、ひょっとすると日の目を見るかも知れないこの状況の変化に、これは何らかの作用が私に、早期に実現可能なライドシェア案を作るよう促したのではないかと、最近は思うようになりました。

まあ、そんなことはない。世の中は生々流転です。良いこともあれば、悪いこともある。そんな繰り返しが常。

これは株の売買にも通じることですね。

以上、休日の戯言。
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老人の遺棄は密かに進んでいる!

2023-03-19 19:11:00 | もろっこクラブ
先日、ここ3-4年、月に1回のクリニック送迎(薬を処方して貰うため)をしている方を迎えに行きました。

その方は、認知症が進んでいて、町の地域包括支援センターも、どこかの施設への入居を勧めていたようです。しかし、本人は、まだこの家(かなりのあばら家)に住み続けて、野良猫の世話もしなければならないから、何とか今のままの生活を続けたいとの強い意志?で、施設には入らずにこれまで自活しておりました。

ところが、その間にも認知症がかなり進み、今回は、私のところへの予約電話もかかっては来るものの、意思疎通ができず切れること2回。その後は2回電話しても出ないという状態でした。

つまり、もう予約の電話1つ入れることができない状態です。

それでも、間に入っている生活支援団体の仲介で当日迎えに行くと、その方、玄関先でいきなり尻もちをついて起き上がれない状態。急遽家の中に入って、「よっこらしょ」と立ち上がりさせたのは良いけれど、その後玄関からクルマへの移動がままならない。

生活支援団体の方は先にクリニックに行ってしまったため、私一人で悪戦苦闘。靴もなかなか履けない状態。何とか10分ほどかかってクルマに乗せました。

クリニックが終わり家に着いてから、家の中に入らせるのも大変な苦労でした。ここまで認知症と体力の消耗が進行していると、もう、この方からはお礼のお金の授受などはとても無理と判断。そのまま家まで帰りました。これからも、彼女が生きている限りは、無償でのクリニック送迎をするつもりです。(タクシーはもとより、誰もクリニックまでの送迎を担う人、組織はないから。)

介護認定はあるようなので、地域包括支援センターは、本人に、せめて、家事支援や在宅医療支援を受けるよう勧めているようですが、本人がなかなか首を縦に振らないそうです。(認知症が進んでいるため、本人は何を言われているのか分からないのが実態ではないかと思います。)

「本人の同意がないと勝手にことを進めることはできない」というのが地域包括支援センターの言い分らしいですが、要するにこれ以上面倒なことに関わりたくないことから来る言い訳ではないのかと勘ぐりたくもなります。

というのも、帰りの車中で、私から「生活支援や在宅医療の処置を希望すると伝えるように」と言うと、本人は、普通に「分かった」と頷いておりました。

これから、ますます介護を要する高齢者が増えますが、介護の担い手はますます不足していきます。こういうケースが増えて行って、医者にもかかれない高齢者を一体どうするのか? 

この日の経験から、「合法的な老人遺棄」が日本中で密かに進むのではないかと危惧しております。
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互助送迎ドライバーになるには。

2023-01-22 16:52:31 | もろっこクラブ
互助送迎活動で既に5年が経過しました。当初は試行錯誤でしたが、様々な経験をするうちに、ドライバーとしてのノウハウがかなり蓄積されてきました。

もし、地域社会でこの活動を希望する方がいらっしゃれば、以下の点について考慮すると、必ず続けることができると思います。

1.最低限の資格
 ・クルマの運転が好きなこと。
 ・任意保険は最大にかけることができること。
 ・フルタイムに近い形で活動できること。
 ・自分のクルマには最新の安全装置が付いていること。
 ・安全運転技術を習得すること。

2.どのように始めるか?
 ・利用者の募集(公的機関と連携するのが最初はベスト)
 ・任意の謝礼だけでスタートするのが良い。(ナッジ効果を最大に)
 ・嫌な利用者は断る。(予約段階での電話でお断りするのは全くOK)
 ・絶対に謝礼額をドライバーから明示、あるいは示唆しない。
 ・社会貢献活動であることを明確にする。年末募金などを行う。
 ・地元のタクシー業界に一言ご挨拶する。

3.行き先は限定する。(効率よく複数の送迎をするため)
 ・医療機関、役所など公的機関、スーパーなど。
 ・送迎地域もおよそ片道20分以内の同じ市町村に限定する。

4.その他
 ・往復送迎を基本とするも、待ち時間が多い場合は一旦帰宅する。
 ・最初にこの送迎の趣旨を説明し、ご理解頂いた方だけを送迎する。
 ・ご家族などの趣旨の同意は必須。(事故対応の際のクレーム回避)
 ・待ち時間を有意義にすごせる何かを持つ。

以上です。

ご質問その他ありましたら、遠慮なくメッセージをお寄せ下さい。
 
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