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11月3日(木)のつぶやき

2016-11-04 01:04:54 | 株に出会う
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社会人としての言葉の流儀

2016-11-03 13:12:52 | 折々の随想
図書館から借りたタイトルの本の作者、川村二郎氏は筆者より7歳もお年を召しておりますが、言葉に関する感受性には共通するものがあります。
ちょっと備忘録風に彼が忌み嫌う言葉づかいを列挙してみました。

1.居酒屋でジョッキが進まない若者に、「もっとお代わりしろよ」と作者が言ったことに、「大丈夫です」と答える。
  →ここは「いいえ、十分です。先輩のお話が最高のお代わりですから」とでも言ってみろよ!

2.「こだわりの食材」「こだわりの人事」など「こだわり」の連発。
  →本来の意味は、「つまらないことにとらわれてぬけだせない。何かをいつまでも気にかける」こと。

3.元首相の鳩山由紀夫の「沖縄県民の思い」や「日本国民の思い」など「思い」の連発。
  →「思い」という、元来は重い、深い意味を持つ言葉を軽く使う人たちを「鳩山病患者」と呼ぶことにした。

4.「元気を貰いました」
  →元気は自分で何とかするもので、他人から貰うべきものではない。貰えるのなら、コンビニやデパート   で売っていそうなものだが。

5.「生きざま」
  →この言葉を聞いても見ても、ゾッとする。反射的に「死にざま」を思い出させる。

6.「かわいい」を乱発。
  →「かわいい」という言葉は「徒然草」では「見るに堪えない」という意味、「太平記」では「かわいそうだ」   の意味。それが恋慕に。

7.「アスリート」「アーティスト」とマスコミなどが連発するようになった。
  →どことなく洒落ている言い方だと思っているのかも知れない。三宅一生は「洋服屋」、司馬遼太郎は「   僕はペンを持つ職人」と言ったらしい。

8.「ふれあい」
  →近所に「ふれ合いの湯」という銭湯ができた。入ると皮膚病がうつりそうな気がした。

9.「経験値」
  →値がつくとどういう意味になるのか?テレビゲームで強い敵を倒すために蓄えた技のことらしい。「経験   」と言えば済むこと。
   「関係性」も同じですね。単に「関係」とだけ言えば済むこと。(これは、筆者の追加)

10.「自分の中で」や「気持ち的」
  →「自分の外でも思って見せて貰おうじゃないか?」(寅さん)「的」は「本格的」「理想的」「精神的」のよ    うに、漢語につけて使ってきた。

11.「認識」や「違和感」
  →「たぶんそうだろうと考えてました」とか、「どうもしっくりこないなぁ」とか言えばいい。
    ここ10年ほど、政治家もジャーナリストも「期待」や「希望」や「願い」や「祈り」を使い分けようとしなく    なり、「思い」で済ませる。

12.国会に蔓延する「しっかり病」
  →「復興事業はスピード感を持ってしっかり実行していく」は「復興事業はサッサと実行します。」と言えば   いい。

等々、いやはや全く同感。しかし、こういう意見に「違和感」を持ったり「こだわ」ったりする方も、大勢いらっしゃるのでしょうね。
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