社会人としての言葉の流儀 goo.gl/psfziX
— mariomari (@mariomariot) 2016年11月3日 - 13:13
図書館から借りたタイトルの本の作者、川村二郎氏は筆者より7歳もお年を召しておりますが、言葉に関する感受性には共通するものがあります。
ちょっと備忘録風に彼が忌み嫌う言葉づかいを列挙してみました。
1.居酒屋でジョッキが進まない若者に、「もっとお代わりしろよ」と作者が言ったことに、「大丈夫です」と答える。
→ここは「いいえ、十分です。先輩のお話が最高のお代わりですから」とでも言ってみろよ!
2.「こだわりの食材」「こだわりの人事」など「こだわり」の連発。
→本来の意味は、「つまらないことにとらわれてぬけだせない。何かをいつまでも気にかける」こと。
3.元首相の鳩山由紀夫の「沖縄県民の思い」や「日本国民の思い」など「思い」の連発。
→「思い」という、元来は重い、深い意味を持つ言葉を軽く使う人たちを「鳩山病患者」と呼ぶことにした。
4.「元気を貰いました」
→元気は自分で何とかするもので、他人から貰うべきものではない。貰えるのなら、コンビニやデパート で売っていそうなものだが。
5.「生きざま」
→この言葉を聞いても見ても、ゾッとする。反射的に「死にざま」を思い出させる。
6.「かわいい」を乱発。
→「かわいい」という言葉は「徒然草」では「見るに堪えない」という意味、「太平記」では「かわいそうだ」 の意味。それが恋慕に。
7.「アスリート」「アーティスト」とマスコミなどが連発するようになった。
→どことなく洒落ている言い方だと思っているのかも知れない。三宅一生は「洋服屋」、司馬遼太郎は「 僕はペンを持つ職人」と言ったらしい。
8.「ふれあい」
→近所に「ふれ合いの湯」という銭湯ができた。入ると皮膚病がうつりそうな気がした。
9.「経験値」
→値がつくとどういう意味になるのか?テレビゲームで強い敵を倒すために蓄えた技のことらしい。「経験 」と言えば済むこと。
「関係性」も同じですね。単に「関係」とだけ言えば済むこと。(これは、筆者の追加)
10.「自分の中で」や「気持ち的」
→「自分の外でも思って見せて貰おうじゃないか?」(寅さん)「的」は「本格的」「理想的」「精神的」のよ うに、漢語につけて使ってきた。
11.「認識」や「違和感」
→「たぶんそうだろうと考えてました」とか、「どうもしっくりこないなぁ」とか言えばいい。
ここ10年ほど、政治家もジャーナリストも「期待」や「希望」や「願い」や「祈り」を使い分けようとしなく なり、「思い」で済ませる。
12.国会に蔓延する「しっかり病」
→「復興事業はスピード感を持ってしっかり実行していく」は「復興事業はサッサと実行します。」と言えば いい。
等々、いやはや全く同感。しかし、こういう意見に「違和感」を持ったり「こだわ」ったりする方も、大勢いらっしゃるのでしょうね。
ちょっと備忘録風に彼が忌み嫌う言葉づかいを列挙してみました。
1.居酒屋でジョッキが進まない若者に、「もっとお代わりしろよ」と作者が言ったことに、「大丈夫です」と答える。
→ここは「いいえ、十分です。先輩のお話が最高のお代わりですから」とでも言ってみろよ!
2.「こだわりの食材」「こだわりの人事」など「こだわり」の連発。
→本来の意味は、「つまらないことにとらわれてぬけだせない。何かをいつまでも気にかける」こと。
3.元首相の鳩山由紀夫の「沖縄県民の思い」や「日本国民の思い」など「思い」の連発。
→「思い」という、元来は重い、深い意味を持つ言葉を軽く使う人たちを「鳩山病患者」と呼ぶことにした。
4.「元気を貰いました」
→元気は自分で何とかするもので、他人から貰うべきものではない。貰えるのなら、コンビニやデパート で売っていそうなものだが。
5.「生きざま」
→この言葉を聞いても見ても、ゾッとする。反射的に「死にざま」を思い出させる。
6.「かわいい」を乱発。
→「かわいい」という言葉は「徒然草」では「見るに堪えない」という意味、「太平記」では「かわいそうだ」 の意味。それが恋慕に。
7.「アスリート」「アーティスト」とマスコミなどが連発するようになった。
→どことなく洒落ている言い方だと思っているのかも知れない。三宅一生は「洋服屋」、司馬遼太郎は「 僕はペンを持つ職人」と言ったらしい。
8.「ふれあい」
→近所に「ふれ合いの湯」という銭湯ができた。入ると皮膚病がうつりそうな気がした。
9.「経験値」
→値がつくとどういう意味になるのか?テレビゲームで強い敵を倒すために蓄えた技のことらしい。「経験 」と言えば済むこと。
「関係性」も同じですね。単に「関係」とだけ言えば済むこと。(これは、筆者の追加)
10.「自分の中で」や「気持ち的」
→「自分の外でも思って見せて貰おうじゃないか?」(寅さん)「的」は「本格的」「理想的」「精神的」のよ うに、漢語につけて使ってきた。
11.「認識」や「違和感」
→「たぶんそうだろうと考えてました」とか、「どうもしっくりこないなぁ」とか言えばいい。
ここ10年ほど、政治家もジャーナリストも「期待」や「希望」や「願い」や「祈り」を使い分けようとしなく なり、「思い」で済ませる。
12.国会に蔓延する「しっかり病」
→「復興事業はスピード感を持ってしっかり実行していく」は「復興事業はサッサと実行します。」と言えば いい。
等々、いやはや全く同感。しかし、こういう意見に「違和感」を持ったり「こだわ」ったりする方も、大勢いらっしゃるのでしょうね。