タイトルは、思想家の内田樹が古武道の道場を開くとき、某先輩に求めた助言に対する先輩の返事です。道場は一般に開かれておりますので、確かに様々な方が入門を志願します。そして、その中に「変な奴が」が混じるので、それに気をつけるようにとの先輩の助言だったようです。
このことは、私が2年前からやっている「互助による移動支援」についても、確かに当てはまります。
利用希望者にとっての情報源は、町役場、地域包括支援センター、社会福祉協議会、そして現利用者の口コミです。いわば口コミ以外は一般に広くこの活動が喧伝されております。
これまでも、「変な奴」についてはこのブログで書きましたが、最近も色々な経験をしましたので、再度、「変な奴」の類型をまとめてみたいと思います。これから、このような活動をする方の一助になれば幸いです。
★パターン1(絶対に排除すべき利用者)
完全な自己中心主義者。燃料費以外は一切支払わない。送迎対象でなくても、自分が行きたい場所を臆面もなく要求する。時間も関係なく早朝などに連絡してくる。足腰は丈夫で比較的若い人(60歳以下)が多い。まさにタクシー代わりに使い倒す意図がみえみえの方。
★パターン2(身体的な障害がある限り、空きがあれば送迎する程度。できればご遠慮したい。)
表面的には、この互助輸送の活動に対して褒め、尊敬するとまで言う。しかし、これは自分の利益を最大化するための、いわば褒め殺し言葉(偽りの賞賛)であることが多い。このケースも燃料費以外は一切出さない。「この活動がそんなに賞賛すべき活動なら、燃料費以外にお気持ち代を頂くことはありますよ」とあえて2-3度申し上げても、頑として燃料費以外は出さない。本当に互助移動支援をありがたく思って恐縮している方は、こんなに賛辞を何度も口にすることはないもの。
生活保護者のようなケースは、私も、お気持ち代は頂くことまでは期待していない。むしろ遠慮して押し戻す。しかし、その方の言葉の端々に感謝の気持ちが自然と出ているので、特に不快に思うことはない。
★パターン3(足腰の障害がない限り、利用をお断りしたい)
燃料費だけでは悪いと思うのか、缶コーヒーやお茶を1本だけどこかで買って差し出す人。「ありがとうございます。」と言って頂くが、私はカフェインを含んだ利尿作用のある、また糖分を含んだそうした飲み物を飲むことはない。家に持ち帰るものの、そのまま捨てることも多い。
感じが悪いのは、何か飲み物1本でも与えておけば、ご自分の気持ちが済むと考えていることが、こちらとしても分かること。例えは悪いが、馬に人参を与えられるような感じ。足腰が丈夫であれば、こうした方は公共交通機関や、タクシーを使うべき。それを、私の互助による輸送をわざわざ使おうとするのは、明らかに移動時間と移動費用の節約が目的だと思われる。
以上、3つの類型を書きましたが、これはこの活動を始めてから分かったことです。始める時に、こうした方々をきちん排除できるような説明文書にしておけば良かったのですが、やはり、こうした「人情の機微」に触れるような事柄は、実際に経験してみないと分かりませんでした。
こうした方々を送迎すると、不快な感じにどうしてもなってしまいます。ストレスが貯まるということでしょうか。これでは、この活動を長続きさせることができないので、「送迎枠が一杯になってきたので、利用対象となる方の基準を改訂しました。XXさんは、申し訳ありませんがその基準に合致しておりません」とでも申し上げて、ご利用を遠慮頂くことにしております。
これは、公的な援助もなく、所属する団体もない活動だからこそできることです。上のパターンに該当する方は、いわゆるクレーマーとしての「素質」がありますので、役所や団体の事務局にクレームを申し立てるかも知れません。そうなると、その団体に属するドライバーに対するモチベーションの維持をどうやって行うのか?
難しい問題ですね。
このことは、私が2年前からやっている「互助による移動支援」についても、確かに当てはまります。
利用希望者にとっての情報源は、町役場、地域包括支援センター、社会福祉協議会、そして現利用者の口コミです。いわば口コミ以外は一般に広くこの活動が喧伝されております。
これまでも、「変な奴」についてはこのブログで書きましたが、最近も色々な経験をしましたので、再度、「変な奴」の類型をまとめてみたいと思います。これから、このような活動をする方の一助になれば幸いです。
★パターン1(絶対に排除すべき利用者)
完全な自己中心主義者。燃料費以外は一切支払わない。送迎対象でなくても、自分が行きたい場所を臆面もなく要求する。時間も関係なく早朝などに連絡してくる。足腰は丈夫で比較的若い人(60歳以下)が多い。まさにタクシー代わりに使い倒す意図がみえみえの方。
★パターン2(身体的な障害がある限り、空きがあれば送迎する程度。できればご遠慮したい。)
表面的には、この互助輸送の活動に対して褒め、尊敬するとまで言う。しかし、これは自分の利益を最大化するための、いわば褒め殺し言葉(偽りの賞賛)であることが多い。このケースも燃料費以外は一切出さない。「この活動がそんなに賞賛すべき活動なら、燃料費以外にお気持ち代を頂くことはありますよ」とあえて2-3度申し上げても、頑として燃料費以外は出さない。本当に互助移動支援をありがたく思って恐縮している方は、こんなに賛辞を何度も口にすることはないもの。
生活保護者のようなケースは、私も、お気持ち代は頂くことまでは期待していない。むしろ遠慮して押し戻す。しかし、その方の言葉の端々に感謝の気持ちが自然と出ているので、特に不快に思うことはない。
★パターン3(足腰の障害がない限り、利用をお断りしたい)
燃料費だけでは悪いと思うのか、缶コーヒーやお茶を1本だけどこかで買って差し出す人。「ありがとうございます。」と言って頂くが、私はカフェインを含んだ利尿作用のある、また糖分を含んだそうした飲み物を飲むことはない。家に持ち帰るものの、そのまま捨てることも多い。
感じが悪いのは、何か飲み物1本でも与えておけば、ご自分の気持ちが済むと考えていることが、こちらとしても分かること。例えは悪いが、馬に人参を与えられるような感じ。足腰が丈夫であれば、こうした方は公共交通機関や、タクシーを使うべき。それを、私の互助による輸送をわざわざ使おうとするのは、明らかに移動時間と移動費用の節約が目的だと思われる。
以上、3つの類型を書きましたが、これはこの活動を始めてから分かったことです。始める時に、こうした方々をきちん排除できるような説明文書にしておけば良かったのですが、やはり、こうした「人情の機微」に触れるような事柄は、実際に経験してみないと分かりませんでした。
こうした方々を送迎すると、不快な感じにどうしてもなってしまいます。ストレスが貯まるということでしょうか。これでは、この活動を長続きさせることができないので、「送迎枠が一杯になってきたので、利用対象となる方の基準を改訂しました。XXさんは、申し訳ありませんがその基準に合致しておりません」とでも申し上げて、ご利用を遠慮頂くことにしております。
これは、公的な援助もなく、所属する団体もない活動だからこそできることです。上のパターンに該当する方は、いわゆるクレーマーとしての「素質」がありますので、役所や団体の事務局にクレームを申し立てるかも知れません。そうなると、その団体に属するドライバーに対するモチベーションの維持をどうやって行うのか?
難しい問題ですね。