株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日のモニタリング銘柄(3.1.10週)

2010-02-28 14:06:52 | 明日のモニタリング銘柄
グランビルの法則通りだとすると、株式市場は日足で25日移動平均までの反発を試すのか、それとも、日経平均の1万円割れへの下方トレンドになるのか、中途半端な位置取りにあるようです。

背景にはアメリカの住宅市場の再度の変調や、欧州を中心としたソブリン・リスク、それにこれまで好調だった新興国での金融引き締めなどがあります。また、3月底値説も漠とした不安心理を映し出しているようです。

それでも、テクニカルには、かなりの底値圏、あるいは反発態勢を示している銘柄も結構あります。

今週のトレンド次第では、これらの銘柄のさらなる押し目、あるいは底打ちからの反転に乗る手もありそうですね。

そうした意味で、今週にかけてモニタリングしたい銘柄は、

1.5801古河電工
2.5208有沢製作所

 この2つは25日線がまだ明らかに垂れていない珍しい銘柄。

3.7915日本写真印刷
 売られすぎからの反発が本物か?

4.6988日東電工
5.6753シャープ

 この2つは、5214日本電気硝子や5201旭硝子とともに、液晶関連で売り込まれている銘柄ですが、そろそろ反転を見せるか?

6.7974任天堂
 円高一服なら面白い位置取り。

7.4091大陽日酸
8.4109ステラケミファ

 この2つは売られすぎですが、明確な反転サインを見せない限り迂闊には入れません。

9.1606日本海洋掘削
 新興市場では、この銘柄の反発に期待。

以上です。
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マクロ経済の理解のための羅針盤

2010-02-24 17:24:52 | 株に出会う
長らくブログの不定期更新が続いておりますが、筆者がこの間の世界経済の認識の遅れを取り戻すために精読を始めているのが、「豊島逸夫の手帳」です。

文章表現の巧みさもさることながら、内外の事情に通じた上での世界経済全般への的確なコメントは、筆者の知る限り日本では随一ではないかと思います。

まだ定期的な購読をしていない方々は、この際、是非毎日チェックするようお勧めします。
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介護の現実その他

2010-02-22 21:16:27 | 株に出会う
18日に家人が退院してから4日過ぎました。

入院から現在までの経過途上で、これから介護を余儀なくされる方々に、いくつか参考になることでもあればと思い、忘れないうちに少し書き留めておくことにしました。

1.入院中でも回復の兆しが見えた段階で、介護認定を役所に出すこと。
 
 認定までに約1ヶ月かかります。早く申請をすればそれだけ本人調査も早めに行われますので、認定も上位になされることになります。注:本人負担は1割ですが、使える金額の上限が介護認定のクラスが上に行くほど多くなり、その分手厚い介護が受けられます。

2.在宅医療と在宅看護は医療保険の範疇。

 つまり介護保険の対象外となります。在宅医療を受けながら、入院治療を同じ月に受けることは、「医療保険で通院が可能なのに、介護保険で在宅医療を受ける」こととなり、これ自体が矛盾するので、現行保険制度では認められておりません。

3.医療保険の申請はなるべく早く行っておくこと。

 家人の場合はがん保険と通常の医療保険に入っております。がん保険は、「がんの直接的な治療を目的として入院したケース以外は給付の対象外」と約款に記載されております。抗がん剤や放射線治療は問題ありませんが、それ以外のがんが影響して引き起こされた、今回のケースのような入院は、保険会社による個別審査が必要となります。このためのやりとりには数週間を要しますので、早めに支払い対象かどうかの調査依頼を行い、医師からの必要な書類を取得しておくことがベターです。

実際の介護は、これは経験してみないと分かりませんでした。とにかく患者のすぐそばにいて、いつ何時でも何か声がかかったら駆けつける体勢をとること自体が想像を超えたものでしたが、患者が休んでいる間にうまく時間をとり、あるいは休息することが1つのコツだと思っております。

患者に真っ正面から向き合うと、かなり疲れることは必定ですので、うまくかわしながら、しかし真摯に対応することが求められるようです。(おむつの取っ替えは、もうヘルパーさん並の腕になりました。)

今日は、昼間に時間を見ながらトレードしました。4755楽天を少々仕込みました。また、明日のモニタリング銘柄も10銘柄ほど抽出しました。
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自宅に帰還

2010-02-19 21:22:39 | 株に出会う
昨日午後、家人が自宅に介護タクシーで帰還しました。

昨年12月26日から計54日間の入院生活でした。何度か死を覚悟し、病室で必死の手当をしましたが、医師も打つ手がなくなり、最後はかすかな目の瞬きしかできなくなってしまい、あと何日持つのか、そのことが頭をよぎるばかりでした。

夜遅く家に帰って、久しぶりに聴くバッハの音楽が実に鮮烈な響きを与えることに驚きました。普段の感性は、知らず知らずの内にこのように鈍化していたものなのか。

人間は、平穏の中では知らず知らずに惰性で生きてしまうもの。

自宅に帰還した後は、1日3回のヘルパー介助と週二回の在宅看護、それに在宅医療。この態勢で最後まで看取りたいと思います。

今は、家人の苦しみや悩みをどのようにすれば共苦できるのか? そのことが試される日々です。

病室で家人に迫る死を意識しながら慟哭を導いたものは、家人の死から帰結する寂寥感や痛みからではなく、まさに家人の今現在の容体への深い絶望感を感じた時でした。

それは家人にとっても、日々回復の度合いが深まるにつれ、生きていることの絶望感と幸せ感が交錯しつつ、揺れ動く情緒の形をとって、時間差をもって現れてきております。

今しばらくは、このように置かれた環境の中で、家人との最後に至る日々を、泥まみれになっても生き抜く生活を成就したいと思います。

株のことは、一段落ついた時に再度、何かを発信したいと思っております。その準備だけは、このような状況下でも、普段の習慣として継続しております。人間は生活の習慣だけを失わないことで、それ自体が生きる糧にもなっているようです。

これからも不定期にはなりますが、市場についての見通しなど発信したいと思っております。
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夜明けは近い

2010-02-08 21:40:44 | 株に出会う
陰々滅々たる相場が続いているようですが、夜明けは近いと思われます。

各銘柄とも、ここからの下げは限定的でしょうか。

地合の悪化から下げすぎた銘柄のリバウンド狙いで、そろそろ打診買いを始めておいても、2週間後にはそれなりの利益が乗っていることと思います。

例えば、

1.6794フォスター電機
2.7947エフピコ
3.6665エルピーダメモリ
4. 5631日本製鋼所
5.3632グリー
6.1963日揮

これらは、自律反発の度合いが強いかと思います。

なお、家人の容体はお陰様で日増しに良くなっており、このまま行くと来週前半には「強引」にでも退院にこぎつけられそうです。家で最後を迎えることをお互いに望んでおりますので、何としてもこのままの状態を保って、喩え1週間でも家に連れて帰りたいと願っております。

こちらも夜明けは近い。

昨日からジグムント・バウマンの「幸福論」(作品社、2009年11月20日初版)を病院で読み始めております。家人に今日は読んで聴かせました。内容が分かる程度には彼女の脳が活性化されております。

この本の冒頭にかかれているセネカの「幸福な人生について」という一節をご紹介して、今日のブログを閉じることとします。

「幸せに生きたいという願いは、すべてのひとに共通である。だが、なにが人生を幸福にするのかはっきりわかるようになるには、手さぐりで明かりを探さなければならない。実のところ、幸福な人生にたどりつく難しさは、人間がそれを得るために費やすエネルギーよりもいっそう大きく、ひとが道を間違って曲がると、そこから遠く離れていってしまう。」
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