10月31日(月)の市場概況です。
週末に、本ブログの特徴である、究極のオシレータに基づく指数値の変化を「指数値比較スコア」として、翌日の上げ下げの予測に使用することとしました。
指数値は、日々の真の安値・高値に基づき前日までの累積で算出します。このやり方が、窓を開けて値がついた日の「調整弁」となります。
この指数値の過去7営業日の最低値をベースラインとします。(この7という数字をもっと大きくとれば結果が変わってきますが、試算では7日ぐらいでトレンド変化の兆候は掴めております。追って10日とか14日での試算をしてみたいと思います。)
このベースラインから当日の指数値がどこまで上方乖離しているかを、「指数値スコア」として算出します。最低値は1.0ポイント(つまり、当日に売られすぎサインが点灯したケース)です。
この1.0ポイントを最低値として、上は、メッシュの取り方で「感度」を上げることができますが、ほぼ、1.0~1.3あたりに収まるよう、現在はセッティングしてあります。
銘柄によっては、例えばレーザーテックは3月23日には1.39ポイントまで達してますが、そこから4月6日の1.0ポイントまで急降下し、翌日は1275円のマイナス終了でした。このように、下落の下げ止まりポイントが1.0ポイントということになります。
ちなみに日経平均が指数値スコア1.0ポイントをマークした日が、10月13日でした。10月6日の1.26ポイントからのダウントレンドでの1.0ポイントまでの下落でした。ここから、10月19日に1.15ポイントまで上昇し、1.06ポイントを25日と27日にマークして今日は1.09ポイントです。昨日は1.03まで落ちていました。
1.日経平均
さて、今日の指数値スコア1.09ポイントは、21日のそれと同じです。過去7日の指数値の最低値が7596ポイント、今日の指数値は8274ポイントですから、8274÷7596=1.089≒1.09ポイントの計算になります。つまり、9%ほど過去7日間の指数値最低値からは上方に位置していることを示しております。直近では10月6日が1.26ポイントでしたから、その時の勢いがあるならば、まだまだ上昇する余地がありそうです。
という訳で、指数値スコアが直近の高値の19日の1.15ポイントを超えることができるかどうかが焦点です。各MAラインも全て突破しているので、日経平均は強い勢いをキープしていることとなります。
2.マザーズ指数
こちらは指数値スコアが1.07ポイントあたりが頂点になるよう調整してありますが、1.07ポイントは6月28日にマーク。その後は1.06ポイントが最高値です。最後に1.06を付けたのは10月6日でした。今日は1.01ポイントとかなり底まで押されております。あと一歩で10月13日以来の1.0ポイントの指数値スコアとなります。日経平均と違ってダウントレンドが顕著となります。
以上です。