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半年間のボランティア無償送迎実績

2018-04-24 09:14:36 | 折々の随想
昨年11月から、ボランティアによる無償送迎を地域で始めて、およそ半年間が経過しました。

実際に始めて見ると、単に頭で考えてみるだけでは見えない「光景」もありました。そこで、これを機に、送迎実績を踏まえていくつか感じたことをまとめてみました。

集計期間:2017年11月1日~2018年4月23日

送迎実績:(ドライバー1人で8家族10人の送迎)
 累計利用回数:32回 最大利用回数9回、最低利用回数1回  (平均4 回)

 行き先: 医療機関:21回 公共施設:3回 介護施設:4回 スーパー:2回 
      近親者宅:2回

 利用者の健康状態:
  ①足が不自由(4人)②脳疾患あり運転不能(1人)③ご主人が介護状態(2人)
  ④突発的な怪我(1家族2人)

コメント:● 医療機関が圧倒的に多い ●1人あたりの利用回数は予想よりかなり控えめ。 
     ●近親者など他にもサポート人がいる。 
     ● 買い物が少ないのは、宅配の利用者が多いためまた、週末に近親者に頼んでいる
      ケースが多いため。
     ● 待機時間は医療機関の場合1~2時間程度。
      (運輸局の指導により待機料はなし)

感想: 思ったより利用者が増えないのは個人ボランティアの限界か?
    医療機関への定時到着は切実なのでは?切迫している方が利用?
    健常者の利用がないということは、こうしたボランティアを利用することの自制が働いているのでは?

以上が、これまでの活動実績のサマリーと感想などでした。

1つだけ強調したいことは、ボランティアドライバーは、単なるボランティア気分だけでは続けられないのではないかと言うことです。

十分な任意保険と個人賠償損害保険に入っていることが必要であり、追加の出費も場合によっては伴います。また、その日の送迎予定を間違えることは許されませんので、確認の電話を前日あたりに必ずします。

病院での待機時間は、いつ診療が終わるか分からないため、たとえ何時間になろうと待合室で待つことが基本です。その時間を「有効活用」できない人は、送迎そのものにどこまで耐えられるのか? これまでの最大移動距離は約50キロ。総時間3時間半。(タクシー使うと18000円程度、電車だと1000円程度だが時間は倍はかかる)しかしガソリン代400円のみが対価。ボランティアだからこそ、困っている方の要請に応えられる訳ですが、果たして、そのような「気概」と「根気」と「健康」と「暇」と「生活の余裕」を持てる方がどの程度地域社会にいらっしゃるのか、些か不安になってきますね。

追伸:半年経って、ようやく地域の自治会単位での立ち上げが進みそうです。昨日、大きな団地の自治会長さん、民生委員さん、そして老人会の会長さんにお会いして、筆者が取り組んでいる地域での互助の無償運送の取り組みについて説明しました。皆さん、地域ぐるみで何とかしたいとのお気持ちが強く、地道に協議体を作るところから始めることになりました。その間は、筆者が現に困っている方々を送迎することにもなりました。やっと、個人レベルから地域レベルの活動に展開しそうです。
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