9月29日(水)の市場概況です。 下部に29日の海外市況
◆日経先物:9560円(+70円)OS44%(-6%)9月22日のOSC55%、終値9520円からダイバージェンス中。 RSIは-3%の60%。
◆日経平均:9559円(+64円)OSC50%(+4%)9月17日のOSC63%、終値9626円から下落中。 RSIは+6%の63%。
◆TOPIX:847(+4)OSC47%(+5%)9月17日のOSC54%、終値852ポイントから下落中。 RSIは+4%の56%。
◆マザーズ指数:372(+5)OSC42%(+9%)9月27日のOSC28%、終値363ポイントから切り返しに転じる。RSIは40%(+4%)。
◆ヘラクレス指数:570(+8)OSC49%(+13%)9月28日のOSC36%、終値562ポイントから切り返しに転じたか?RSIは45%(+12%)。
◆10日高値移動平均値超の銘柄比率:37%(+14%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率:27%(-16%)
後場は、円高が進行するもじりじりと値を上げる展開。介入警戒感から買われるという、何ともいびつな市場に。突っ込み買いで持ち越すつもりはなかったのですが、ずっと108900円で指していた4813ACCESSだけ引け際に約定。これも難解株。OSCは25%、RSIも9%ですので底は近いかと。
【以下は29日の海外市況】
◆ドル・円:83.71円(15銭の円高)OSC34%(-1%)RSIは49%(+-0%)7日のOSC38%を下回る。昨年5月12日以来の34%。RSIはまだまだ高い。
◆ユーロ・ドル:1.363ドル(+0.004ドル)OSC73%(+3%)70%に乗せて更に上伸。RSIは86%(+2%)ユーロ高続く。
◆USドルインデックス:78.78(-0.24)200MA(81.87)と50MA(81.74)割れから下落が加速中。ドル売り傾向続く。
◆米10年債利回り:2.48%(-0.06)50MA(2.74%)に近づくも、再度金利低下し、4月からの下降トレンドの下限に近づく。
◆NYダウ:10835ドル(-23ドル)OSC59%(-2%)RSIは76%(-3%)9月15日の56%からはずっと上昇基調だが、20日の70%からのダイバージェンスは依然進行中も27日の58%が抵抗ラインなら、この後上昇か?値幅たったの70ドルで膠着中。
◆VIX指数:23.25(+0.65)200MA(23.45)と50MA(23.7)に肉薄。じり高傾向。
◆原油先物:77.83ドル(+1.65ドル)50MA(76.6ドル)を抜き、200MA(77.88ドル)を一時抜く。これが突破されれば80ドル超えも。
◆半導体指数(SOX):351.79(+2.33)50MA(336.28)を完全に抜き去り200MA(350.74)も抜き去る。上放れするか?
◆NY金:1309.4ドル(+0.5ドル)7月末あたりから上昇し新値更新中。
◆シカゴCME(円建て):9530円(-30円)
量的緩和期待を背景としたドル安が進み、円高、ユーロ高。マネーだけ潤沢に供給されて金融機関を支え、金融機関は国債で利益を着実に上げながら、リスク資産である株や商品をもつまみ食いし、傷ついたバランスシートの修復を図る。企業は景気悪化から(手元資金を使った)M&A以外には資金を回せず、資金需要なく人も増やせない。従って、「量的緩和はしない」と明言しない限り、債券高、株高、そして商品高はこのまま続く模様。しかし、量的緩和しない限り各国経済が「貧血症状」を呈してそのまま倒れてしまうので、それも出来ない。
商品高はいずれ市場から資金が回収される段階でのインフレ圧力になるものの、現下の経済情勢では需要不足からそれも無理。債券は景気が回復すれば自律的に金利上昇(価格は低下)するものの、欧米各国が抱える厖大な国債金利が支払えなくなるため、これが景気回復を押さえ込む筈。いずれ、アフリカや北朝鮮あたりの最貧民国をすべてグローバル経済が取り込んで消費市場(需要増)を相当程度創造しない限り、この世界経済の調整と苦境は続くか。。。