株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(9.1.06)

2006-08-31 20:54:09 | 明日のモニタリング銘柄
市況概況は前場終了時のブログを参照ください。

明日も新興市場は少々危険な状態に足を突っ込んでいるようです。あまり甘く見て怪我をしないようにした方が良いかと思います。

相場が悪いとは言っても、昨日挙げた注目銘柄の10銘柄のうち、博打株承知の4565そーせいと縁起が本当に悪かった3785エイティング以外は、前場に見せ場を作りすぎた豆蔵だけゼロですが、後は全部プラス終了しております。もし全10銘柄を今日の寄りつきで買って、引けで売っていればざっと52Kのプラスです。であるにもかかわらず、今日の戦果がないばかりかマイナスになっているのは何とも情けない限り。どうも変な道草を食ってしまう癖があるようです。以後気を付けねばなりません。

テクニカル用語の簡単解説


1.9378ワールド・ロジ △

 この株、ボックス圏で律儀に動く株です。昨日の指数値はこのところの最低値をマークしておりました。7月18日(終値168K)より、わずか1K分高いところまで押していたのです。これが今日の相場でも静かに反発した理由です。明日は、今日の延長で上げ基調かと思います。OSCもまだ+4%の39%です。但し、地合が悪いときは、下げて始まる可能性が強いですので、当面の底の173Kから今日の安値の178Kの間で拾うという逆バリ戦術に柔軟に切り替えることが必要です。逆バリの場合の売りは180Kあたりです。場が悪いときは欲張ろうにも、欲の皮がつっぱらないものです。

2.3785エイティング △

 今日はみそを付けてしまいましたが、だからといって再度取り上げるわけではありません。昨日より確実にテクニカルに良くなっているためです。OSCは39%へと12%も急落しました。指数値はいうまでもありません。昨年12月以来でははっきりと最低値です。よく見ればそれもやむを得ません。何と7月27日の安値の155Kまであと10Kに迫っているではありませんか。8ing等とふざけている場合ではもはやありません。明日はこれは完全に逆バリです。155Kをもし底抜ければ、そこはもうなるように任せておきます。相場と一緒に奈落の底まで一旦落ちて、そこから這い上がろうとするその意欲が感じられたときに拾えば良いのです。(OSCコンバージェンスや終値のプラ転がその合図です。)

3.2461ファンコミュニケーションズ ▲

 相場が相場ならそろそろきちんと反転する筈ですが、今日は+3Kに終わりました。一時は上に行きそうでしたが、昨日の高値更新とまでは行きませんでした。しかし、この反発は皆さんこの株がかなり押されてきていることを認識しているためだと思います。その証拠に、昨日は指数値が6月1日の極端な下落時についで低い値でした。明日、もし地合が悪ければ更に指数値が下がっていきます。そしてプラ転するときが元に戻すタイミングですので、ここ2-3日は相場の流れとともに監視強化の銘柄です。バリューコマースが「復活」するときと軌を一にして反転するかも知れません。

4.2492インフォマート △

 直近IPOが引けにかけて激しく売られておりました。この株も-37Kです。RSIがこれで20%に、OSCは33%です。明日は今日の上場来安値の392Kを抵抗線として反転するかどうかに注目。もし、下に抜ければもうなるようにしかなりません。公募価格の300K前後までは自然落下するかも知れません。先輩達が一旦はそうした地獄を見たように。つい先日ストップ高を付けた銘柄です。家人のクオールと同様、世の変転は激しいものです。

5.3041ビューティ花壇 △

 今日は健闘した部類です。OSCも+1%の44%とコンバージェンスし、乖離幅も-5Kです。好業績で50Kも上げた、その前日の終値よりも落としました。まさに人の噂は、たったの1日というのが株式相場のようです。葬儀用の花壇などという縁起の悪い業態なので、あまり居座っていたくなかったのでしょう。明日は350K近辺まで落ちるかも知れません。もし366Kで踏ん張れば、いずれこの株が注目される時が来るでしょう。しかし、決算発表以外にこの会社がハイライトを浴びることはどうもなさそうです。そこで筆者なら、ここは一発、レバノンとイスラエルに渾身の花壇を贈ります。ヒズボラとイスラエルの兵士の追悼に、世にも美しい花壇を日本の創作芸術の粋として紹介するとともに、平和を無心に訴えるのです。これを欧米のメディアが取り上げてくれれば、これにまさるPRはありません。これで株価は自然とついてきます。そこまで待てない人は明日は様子見もよろしいかと。

6.3796いい生活 △

 引けに300K以上で終わるならと、狙っておりましたが最後の板を喰おうと、ボタンを押しましたが、時間外ですとのエラーメッセージが出ました。丸三証券は、いつも1分くらい前に締め切るようなのです。今どきこんなことってありですか?多分、自社のコンピューターから取引所のコンピューターにデータを送るために、1分程度かかるのでしょう。これでは「いい株生活」も台無しです。愚痴はともあれ、この悪い地合にいい形で終わりました。明日は押し目があれば狙う手です。乖離幅も-3K。指数値は8月17日以来の低さです。しかし、ちょっと本復かどうかは出来高を伴わないと判断できません。そこは注意。

7.4757インテリジェンス △

 この株、29日の注目銘柄でした。出来高は結構多いのですが、いわゆる乱高下がありません。静かに静かに上下し、気がついたら下げていたというパターンです。どうも筆者の性に合いません。クオールほどではないにしても、はっきりとして欲しいのです。いわゆるインテリぶらないでということですね。そんなこんなで余り魅力を感じない株ですが、例えば8月18日など37Kも上げているのです。今は休火山の時期かも知れません。ともあれ、そろそろOSCも+2%の37%とコンバージェンスしたことだし、指数値も、何と5月19日まで遡らないと同じ水準には行き着きません。乖離幅は+7Kもありますが、これはあまり気にすることはありません。3番目の指標です。明日、300Kを切るかどうかが1つの分かれ目です。ここを学徒援護会魂で乗り切れば、後は戦後民主主義を謳歌できる筈です。もし切れば、千載一遇のチャンスとばかりに、7月27日の255Kという安値めがけて、空売り攻勢が始まるかも知れません。何しろ、学徒援護会といえば、終戦直後の食うや食わずの時代に、復員してきた学徒を援護するために生まれた会です。今どきの若者の想像を絶する苦難の道を歩んできております。人を貶める空売りなど屁のカッパです。馬鹿にしてはいけません。しかし、今どき「学徒」などという古色蒼然たる名前をよく引き継いでいるものです。何が、インテリジェンスなものですか!

あっ! つい馬鹿にしてしまった。これはまずいことになりました。明日、この株で馬鹿を見なければ良いが。。。。

8.4518富山化学 ▲

 一応、東証1部の株も取り上げないとバランスが悪くて仕方ありません。この株あたりいかがでしょうか。OSCが+9%の42%まで上げました。いろいろと毀誉褒貶がありましたが、何とか窮地を脱したというところでしょうか。ここは静かに上げていって貰いたいものです。薬屋というのは、いつの時代でも一発勝負の賭博師のようなものです。そりゃ色々とあるでしょう。この会社1つだけ気に入りました。四季報を見ると、役員欄には普通は社長を一番上に持ってくるものです。それがこの会社、一番下に代表執行役中野克彦となっているのです。取締役は単に「取締」だそうです。これも変わっております。そして、執行役というのが随分といるらしく、10人ほどの執行役の名前は書かれておりますが、最後の執行役の名前の後に、「他」と書かれているのです。つまり、執行役は書ききれないほどいるということのようです。何だかこの会社変ですね。通常は監査役の名前は、監査を重視していることの証として書かれているものですが、この会社にはありません。ひょとすると監査役はいないのかも知れません。クスリの開発に四の五の言われるのは迷惑だとでも思っているのでしょうか。事実関係を正すため、念のためHPで確認しました。すると、会社概要には役員の一覧など出ておりませんでした。これは珍しい奇特な会社です。ひょとすると、しょっちゅう役員が入れ替わるので掲載出来ないのかも知れません。それにしても変わった会社です。明日のトレードにはこのあたりを踏まえておいた方が良いかと、老婆心ながら、思います。

9.2371カカクコム ▲

 指数値が結構落ちました。去年6月からのデータを見る限りでは最低値です。これは一体どういうことでしょうか。OSCは-1%の36%です。但しRSIが22%まで13%も下がりました。これは、明日以降300Kに近づけば近づくほど切り返しのエネルギーが大きくなりそうです。RSIの22%というのも、6月8,9日の15%、17%という異常値以来です。とにかく300Kを割るようなことでもあれば、この株を買っておいて損はありません。

10.2326デジタルアーツ △

 終わってみれば、綺麗に上げておりました。OSCも35%→37%です。乖離幅は-15Kもあります。指数値はきちんと切り返しました。まだ低位水準です。明日は、素直に地合に押されて下げた228Kで買って、10Kくらい上がったら売るということでどうでしょうか?


【主なOSCコンバージェンス銘柄】
  =明日引けにプラ転していれば基本的には買い。=

・3780メビックス 36%→38%、指数値は8月1日段階と同じ。
・3387クリエイトレストランツ 34%→40%、指数値は8月3日より下。
・8941レイコフ 40%→41%、乖離幅ゼロ。指数値は8月8日より下。
・3371ソフクリ 30%→37%、乖離幅-35円。指数値は8月9日より下に。
・3811ビットアイル 29%→32%、指数値は8月2日より下。
・8929船井財産 51%→52%、但し、乖離幅-13K。

こうしてみると、結構、逆バリが多くなってしまいました。この下落局面では逆バリというのは、本来反発すると思って張る訳ですが、それが不発に終わることもなきにしもあらずです。そのため、もし反発を引けまでにしない雰囲気なら、だまされたと思って損切りする以外にありません。そこは相場の流れを見ながらの対応となります。くれぐれもご注意ください。
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後2-3日で底を打つか?

2006-08-31 15:31:54 | 株に出会う
前場はマザーズ指数がダイバージェンス(指数値が上がっているのにOSC値が下がっていたこと)を示しておりましたが、そのトレンド通りに後場はついにマイナスに転落です。あまり大きな下落とならなかったのは、日経平均が頑張っていたからのようです。

これでマザーズ指数が36%、ヘラクレス指数は35%まで調整しましたので、ここからは、20%台への突っ込みの大下落があるか、それとも十分に調整が済んだと見ての買いが、明日の途中から入るのかの分かれ目となります。

しかし、今年の記録を冷静に見てみると、特にヘラクレス指数は一度は30%台から20%台に落ちてから反発しております。直近では7月14日が33%、そして翌18日が203ポイントも落ちてOSCが24%にまで落ちて終わっております。このような大幅な下落の場合は、必ず翌日に本当の大底が待っております。翌19日には1792ポイントという底をつけてから、終わりに掛けて急速に値を戻し、1838ポイントで終了しております。この7月19日の終値ではOSCは28%にコンバージェンスしておりました。7月19日といえば、あの4314ダヴィンチ・アドバイザーズが、歴史に残る?70100円を付けた日です。

こういう歴史からすると、明日の新興市場は底が待っている公算が大です。それが単なる底か、それとも大底かは分かりません。しかし、考えてみれば8月23日までの新興市場の高騰劇の前の指数値が、マザーズ指数で7月27日の1076ポイントでした。まだ220ポイントほど下でした。その前7月14日はOSC31%で終わっておりますが、終値もほぼ今日の水準の1303ポイントでした。そしてそこからの下落です。一旦1111ポイントで底を打ったかに見せて、その後の2番底があり、1076ポイントを7月27日つけた訳です。この念の押し方が強かったため、今回の高騰劇はかなり息が長く続きました。

日経がそう悪くなく反転しているので、前回と同じ底を打つとは思われませんが、まだ今の水準から単純に切り返すと見るのは少々甘いようです。

今後の予想をあえてすると、100ポイントを超えるような大きな下落が明日以降にあればそこが底になる。しかし、数10ポイント程度の軽微な下落が続いても、それは返って今回の下落の底を見えなくさせるため、段々と参加者が消耗していき、最後にどかーんと前回のような下落を経験することになる、というように見ております。

いずれにしても、この行き末がはっきりとしない限りは、できるだけキャッシュポジションにしておいた方が良さそうです。

筆者も持ち株はありません。豆蔵も第二幕はなく、-10Kで売りました。これはエントリーポイントに関する筆者の不明であり勉強代です。しかしいくら勉強代を払えば許してもらえるのだろう。

それから、ファーマフーズも場全体の下落局面では健闘しておりましたが、211Kで売りました。こちらは+3K。

明日は、いよいよ9月に入りますが、丸三証券で2ヶ月間無料で楽しませてもらいました。アルクも当たったし悪くはないのですが、少々オーダーを入れるときの時間がかかりすぎます。混んでいるときは10秒ほどもかかってしまい、その間に大きく板が動いていることもありました。独自システムを組んでいるようですが、もう少しパーフォーマンスを上げないと、お客さんは逃げていくのではないでしょうか。

来月からは、GMOインターネット証券に資金を移してトライする予定です。値段がやはり一番デイトレ向けに安く設定されているためです。ライブドアのトレチケのような回数券も期間限定で発売しておりますので、これを購入してできるだけ手数料を抑えたいと思います。
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なぜ新興は日経に反応しない?

2006-08-31 11:27:31 | 株に出会う
昨日はうまく凌げた筈が、今日はまた未熟さを露呈。昨日は直近IPOが強かったにもかかわらず、それに反応することなく、かといって下げるわけでもなかった3810サイバーステップと、昨日大きく反応しての押し目で終了しそうだった8734アストマックスという好対照のコンビを持ち越したのは良いのですが、両方とも今日は下げ始まりでした。直近IPOそのものが全体に沈んでおります。それぞれ441K(-4K)、186K(-3K)でやむなく損切りです。

そうしたところに目に入ったのが、大道芸人3756豆蔵の突然の大道芸の開陳でした。気がついたのが遅かったのですね。上記2銘柄の敗戦処理に終われている間に急騰しておりました。そして、じりじりと押されているところから、「定石」通りにVWAPを割り込んだ208Kで拾ってしまったのです。その後上に行く気配はありましたが、ついに197Kまで押される始末です。果たして後場にもう一幕あるのかどうか些か気になりますが、前場にじりじりと観客が集まっては来ているようです。何とか買値までは上がってきてもらって、そこで第二幕は終了してもらいたいものです。

教訓は、「あまりに急激な上昇からの調整過程ではVWAPを頼ってはいけない」ということです。なだらかな傾斜から水を流したときは地面に水が到達してから多少のオーバーランで水の流れはストップします。ところが、傾斜が急だとそれよりもっと長く地面を流れるはずです。この誰でも分かる力学が分かっておりませんでした。如何に平常心を失ってしまうかということです。

ちなみに同じ注目銘柄の6677エスケーエレクトロニクスで検証してみましょう。これも敗戦処理に終われて、絶好の押し目210Kでの買いを逃してしまったのです。朝のギャップアップしてからの押し目はVWAPを5Kほど下回っておりました。寄りつきよりも6K下でした。この押し目を逃しても、その後は、9時35分にVWAPの220Kで切り返し、10時21分にやはり221KのVWAPで切り返しと、全く絵に描いたようです。今日の反転相場での右肩上がりの場合の買い時がVWAPポイントなのですね。皆さん、そこはよく熟知しております。

もう1つ失敗からの教訓です。3776ブロードバンドタワーです。これは今日は強弱感が入り乱れる展開です。つまりボックス圏で動いております。にもかかわらず、10時9分に338Kの安値を付けてからの上昇過程の341Kで買ってしまったのです。このあたりは後で見るとVWAP地点でした。ボックス圏の動きからすると347Kあたりまで昇ると、勝手に思ってしまったのです。そんなに規則的なサイクルで動くのなら誰も苦労はしません。そんな単純なことが分かっていなかったのです。案の定、その後上にはほとんどいかず、ついに撤退ラインの338K(これは前日の安値)が崩されて337Kまで届いてしまった時に撤退してしまったのです。もう少し悠長に見ていれば良いのですが、今日の新興市場の無反応ぶりも頭にあったことでしょう。

ところがやはり、市場には一枚上手がおりました。338Kがなくなると見るや、隠していた爪を出して再度の340Kまでの買い上がりです。いっぱい喰わされた感じです。

やはり、株は自制心との勝負ということを痛感しました。手持ちは多少の自制心を持って208Kまで降りてくるのを待って買った2929ファーマフーズと大道芸人の豆蔵だけです。

後場は、この前場の失敗を取り戻さねばなりません。

それにしても新興市場はなぜ日経のこの上げに反応しないのか?
別の市場ですので律儀に反応することもないのですが、この停滞は昨日までの市場心理が相当に悪く、その回復に手間取っているためと言えます。後場にこの日経と新興の動きを観察していた方々がどう動くのかで、面白い相場になるかも知れません。引けに掛けてじりじりと上昇して終わるようなら、明日を見越していくつか持ち越しを考えたいと思います。昨日の持ち越しは失敗でしたね。

追伸:マザーズ指数はプラス7.57ポイントですが、前場ではOSCが39%と-2%下落。ヘラクレス指数は-7.47ポイントですので当然ながらOSCは-3%の36%となっております。つまり、一度は30%台での調整を挟まないと本格反転にはならない、そのモーメンタムでの下落が今日の新興市場という訳のようです。昨日の直近IPOの「盛況」はいわばその過渡期に咲いた徒花ということでした。
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明日の注目銘柄(8.31.06)

2006-08-30 22:56:21 | 明日のモニタリング銘柄
さて、8月最後の日の注目銘柄です。

1.3756豆蔵 △

 乖離幅妙味だけでの注目です。-9Kあります。OSCも結構低く、-1%の36%です。元禄時代の大道芸人の名前から取った「豆蔵」、由緒ある家柄、いや株柄なのです。こんなところでディトレーダー諸氏の慰み者になっているのは少々もったいない気がします。190Kが当面の底です。押されてもここを抜けないよう、準備万端整えて、毅然とした大道芸を見せてやった方が良いでしょう。上げ目途は210Kです。

2.2432DeNA △

 ディーナが愛称として適切かどうか分かりませんが、このアルファベットの略称を何とかしないと当面の打開策が見つかりません。かといって、正式名のカタカナで表記しても、何とも間の抜けた形となります。飲兵衛が戯れ言を言っているような、呑気連風のイメージです。(呑気連って分からないでしょう?、浮世絵の歌舞伎役者のような顔とでも思ってください。)寸評はこれくらいにして、この株8月16日のOSCの43%を底にしてまだ今日で48%(+1%)と健闘しております。明日は当然のように下げるでしょうが、OSCが43%近辺まで降りてくれば買い、ということでチョイと待ち受けておきたいと思います。間違っても指し値で買いに行かないことです。いくらで43%になるか、シュミレーションがちょっと困難ですが、313Kから318Kの間あたりと考えられます。売りは330Kマックスです。

3.3785エイティング △

 すっかりボラティリティの少ない退屈な株に成り下がりました。出来高もたったの79株です。決算が減速しているようですので、往年の跳梁跋扈ぶりの再来を期待するのが少々酷かも知れません。しかし数千株の出来高をこなしたことのある株です。懐かしのメロディに郷愁を覚える方々の参集がある可能性はゼロではありません。一応テクニカルには174Kで下げ止まれば買い、売りは182Kというご託宣です。エイティング(8ing)の8と言う数字は無限大を表す、キリスト教では縁起(これは仏教語)の良い数字です。しかし、8がなぜ無限大なのか?これはメビウスの環のようにトポロジカルな形から来ております。神話の世界がこれです。この株、社長がそれを意識しているかどうかは知りませんが、何とも深淵な名前を持っているものです。8の片側の半分が3です。この3も三位一体の3で、キリスト教では重んじられている数字です。実は筆者のラッキーナンバーは3です。3の数字に縁があるのです。別にキリスト教徒ではありませんので、三位一体を意識したことはさらさらありません。ヘレンケラーの三重苦を思い出すくらいです。散々の三、惨状の三でもあります。ああ、縁起が悪い。明日この株を買うかどうか迷ってきました。

4.3796いい生活 ▲

 この株、人気がもし再燃するならそろそろその時期です。指数値が7月26日と同程度に下がりました。OSCは前日同値の43%です。明日は290Kあたりまで降りてくれば買いかも知れません。売りは305Kあたりです。昔の「主婦の生活」を思い起こさせる生活臭の漂ういい名前です。三菱商事とヤフーが大株主という血統の良さがなせる技でしょう。生活臭はあっても泥臭くはありません。ところがこの会社、不動産業界用のASPサービスという極めて泥臭い仕事をしております。世の中一皮めくれば何が何だか分かりません。

5.4565そーせい △

 この株の魅力は業績に関係なく変動することです。つまり余計なファンダメンタルズを気にしなくても良いというのが、時折この株が奉られる大きな要因でしょう。今日で、指数値が8月11日に並びました。ところがOSCは27%と下落。これは8月4日の25%以来です。その時の終値が222Kです。ほぼ、今日の終値とOSCの関係に拮抗しております。ここからの押し目が立ち上がるときにこの株、再度か再々度か知りませんが、賑わいを見せることでしょう。相場全体が活況を呈しているときには出番が基本的にはありません。それは、業績と関係なく動く株だからです。といったくどい説明は自分でも嫌になります。とにかく、ここ数日の値動きに注目せよ、それだけです。そして、211Kや213Kといったところに降りてきたら迷わず買っておくこと、それだけです。

6.2326デジタルアーツ ▲

 OSCが35%まで降りてきました。8月11日と15日以来です。その時より指数値は下回っております。8月10日とほぼ並びました。これから言えることは短期的には明日の押し目からの反発があり得るということです。ずばり指し値は227Kです。売りは上げの様子を見ながら、2-3日かけて250Kから270Kです。赤字転落ということで320Kあたりから突き落とされ、今は230Kです。ここまでくると法人向けが伸び悩んでいるだのどうなのということはあまり関係ありません。テクニカルに反応するかどうかだけです。ということで注目です。古参にしては出来高も多く、個人に人気の株の1つといえます。

7.6677エスケーエレクトロニクス △

 OSCが+2%のコンバージェンスです。指数値はほぼ8月14日、7月26日の水準に並びました。明日は205Kまでの押し目で耐えられればそこで買い、213Kから222Kあたりで売りです。もう8月7日の決算の痛手からは抜け出したでしょう。要は、この会社の顧客は名だたる世界の液晶メーカーです。その大口さんからの値引き要請が如何にきつかったかということです。こうした部品メーカーはその大口さんとの取引が生命線ですから、無碍に断るわけにはいきません。これが弱みです。今後も液晶の価格下落が続くでしょうが、いずれ業界も淘汰されます。その時にはメーカー共々勝者になれるかどうかです。それには山椒は小粒でぴりりと辛い、といった技術力で相手を魅せ続けることが必要です。その力があるかどうか、残念ながら今の筆者には情報も評価する力もありません。しかし、そんなことと明日の相場は全く関係ありません。

8.7873アーク △

 今日、ようやく泥沼から抜け出たようです。しかし、病み上がりの体に今日の上げは少々無謀だったのではないでしょうか?昨日のように10円くらいずつじりじりと上げていくべきでした。明日は、変な注目ですが、OSCも+8の35%になったこの株、大手を振って取り上げたいところですが、無理がたたっての1300円台前半への突き落としがなるかどうかの注目です。そこで踏ん張ってくれれば、今度は養生をしながらの上げ基調を辿るのではないかと思います。とにかく、上げるにしても下げるにしても一本調子では行かないのが相場ですが、その格言が生きているかどうか?

9.4788サイバーコミュニケーションズ △

 この株、空売り攻勢でここまで押されてきました。OSCは4%下げて36%です。RSIは8%下げて32%です。過去OSCが28%というのがあります。7月18日です。翌19日には194Kまで落ちました。今日と状況がよく似ております。とにかく近々下げ止まるはずです。そこからの反発力はこの株ありますので、ここ数日の監視を怠らないようにしたいものです。それが明日訪れるのか、その後なのかはまだ分かりません。指数値面ではあと20Kくらいの下落はあり得る状態です。7月26日から27日にかけての166Kから177Kという底です。

10.4680ラウンドワン △

 この株しぶといです。今日も1Kですが、OSCは+10%の45%と伸ばしました。乖離幅は逆に詰まってゼロです。指数値は+8K分も伸ばしております。こうした変則的なテクニカルポジションが明日はどう出るのか注目です。一応452Kの今日の安値は意識しながら、そのあたりで拾って、460Kから470Kまでの上昇で売りです。

以上です。やはり明日は全般には弱い相場が予想されます。昨日、「明日の注目銘柄」に挙げた数を見比べても一目瞭然です。何とかうまく立ち回らざるを得ません。いずれいしても今週から来週が1つの山場となるかと思います。
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1日だけの安息日か

2006-08-30 15:46:56 | 株に出会う
後場は、冴えない4757インテリジェンスを309Kの買い板が崩れるときに同値降りしました。

それから2492インフォマートが439Kを抜きにかかっていたので、443Kで買い、その後の最後の上昇過程の450Kで売り抜けました。

後は、前場から指していた3776ブロードバンドタワー(339K)、2461ファンコミュニケーションズ(460K)は、日経先物の降下とともに、地合が急速に悪化して下げてくるのを見て、キャンセルしました。結果的にはその後先物が切り返しましたので、この2つは底近辺で拾えたことになりますが、今日の値動きで新興市場の心理状態がまた元に戻ったことから、テクニカル指標の条件が良くない限り、明日も悲観で始まり更に下げる確率が高いと考えられます。底値で拾うのは場が始まってまだ引けまでに時間がある場合ですね。

さて、新興市場は今日の下落でOSCは落としましたが、マザーズ指数が41%、ヘラクレス指数については39%まで落ちました。これは筆者が狙っていたOSCの30%台突入を一度は経験しないと底打ちしないという過去の例からも、いよいよ底が近いと思われます。今回の谷が大きければ、7月12日から26日までOSCの20%-30%台が10日間も続いたようなケースが考えられますが、今回の谷はもう少し浅いのではないかと思っております。

それは日経の調整がそれほどでもないと見ているためです。日経225平均は今日は-19円ですが、OSCは+3%の44%とコンバージェンスし、前日安値の15812円を綺麗に下から抜きました。この先物に連動した日経平均の動きに引っ張られるようにして、新興市場の谷は比較的浅いかも知れません。それにしても、ちょっと気になるのは、引けに掛けての先物や日経平均のこの切り返しの動きを尻目に、新興市場が逆に下げ基調を強めたことです。皆さん、明日の下落を予感しての見切り売りか利確売りに走ったようです。

多少の持ち越しはないと明日が面白くないので、引けにかけて2つ買えていました。3810サイバーステップを445Kで、8734アストマックスを189Kでです。

サイバーステップは、今日の新興市場の下落過程でも、比較的踏ん張っていたことと、昨日の安値の438Kを一度も下回ることなくOSCもコンバージェンスしていたためです。(引けに442Kまで売られましたので、OSCは32%と前日同値まで落ちました。+1%の33%で終わるように443Kで当初は指していたのですが、あまり降りる気配がなかったので、2分ほど前にわざわざ445Kでの待ち受けにしました。ところが最後の1分で売りを待ちかまえていた方がいたのですね。これは誤算ですが仕方ありません。)なお、乖離幅が-19Kと拡大しているのも買いの大きな理由です。今の相場の局面では乖離幅が拡大しており、かつプラス終了している銘柄の反発がかなりの確率で起きております。

アストマックスは、NICオートテックと違って、今日の上げからの調整が行われ+4K止まりでした。その調整のためにOSCは-2%の44%とこちらはダイバージェンスしておりますが、あえて、明日も活況が続くと見てこの株にしてみました。これはOSCから行くと、前場の高いところで売らないと梯子を外されるかも知れません。

と言うわけで、この下落相場もうまく凌げましたが、心が少々痛むのは、家人が持ち越した3034クオールが、後場に再度の下落に見舞われたことです。家人は何と735Kで指していたのです。それをかたくなに変えようとしませんでした。これが彼女の典型的な負けパターンです。+2Kあたりの一瞬の鞘抜きに喜々としながらも、下がったときはあくまで上がるのを待つ放置プレーなのですね。結局は上がらずに資金の回転も効かないため、傷を深めての損切りと相成るわけです。皆さんもお気を付けください。なぜ、710Kまで戻したときに売らなかったのか、全く不可解ですが、人のことですから口出しは出来ません。それとなく、少し戻ったら売るように、筆者なら絶対に昨日は手を出さなかった、などど言っておいたのですが駄目でした。

これでいよいよ利確のペースを上げないと、家人への燃料補給のその玉に困ってしまいそうです。アストマとサイバーステップに明日は何とか頑張ってもらわねば。
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