株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

株は業態によって化けたり化けなかったりする。

2005-04-29 18:15:14 | 株に出会う
ロジコムは、買った後改めてHPを見たがいわゆる倉庫不動産のファイナンスをやっている会社のようである。上場当初は出来高が多く人気化した。その後落ちきってきたところを私は拾ったのだが、なぜ急速に人気が落ちたのかを冷静に考えてみた。アエリアやソネットM3、DNA、またイートレードなどに共通しているのは、一度設備投資をすると会員数が増えれば増えるほど利益が上がるビジネスモデルということ。
これはチャリンコビジネスというが、ロジコムの場合はそうしたビジネス分野ではなかった。不動産というのはREIT等が注目されているが、地価や金利の動向に大きく左右される。不動産ファンドが急成長したのは、特に都心部の物件が、不良債権処理とも絡んで銀行からバーゲンセールされたからである。それが一巡し地価も下げ止まった以上、これからの旨味は少ない。ロジコムの場合はもっと地味な業態である。急成長をとげるような環境ではない。このことが遠因となっていると思う。

ところで最近上場した会社に日本通信という会社がある。この会社は電話の販売会社のような社名ではあるが、目論見書を見てみてビックリ。法人向け中心の電話サービスの会社だった。このサービスビジネスというのは今後の伸びる筈である。それは、一度契約すると容易には他社に乗り替えることが出来ないモデルをもっていればなおさらである。このような会社もチャリンコビジネスの範疇に入る。日本通信のHPを見るとSecurePBといった新サービスが発表されているが、こうしたビジネスは今後伸びると思う。
初値は公募価格からさほど高くないところでついているが、すでに安値から倍くらいに上昇している。見る人は見ているのである。こうした会社をIPOで見つけて、初値から少し押したところで買いをいれるのもいいかも知れない。インターネット系のチャリンコビジネスを行っている企業は、このところ過熱しており、初値が公募価格の数倍に達しているところが多い。こうした会社はガンホーのような、目新しく見える(携帯コンテンツなどといった既に新鮮味が薄れた業種ではなく)業態の場合は別として、初値天井でしばらく下落基調をたどるのでリスクが大きい。日本通信の他、例えば、グリーンホスピタルサプライ(3360)も面白い。この会社は病院向けの消耗品の納入業者かと思うとそうではない。病院の経営コンサルタント的なビジネスも手がけている。(トータルパックシステム)しかも、このビジネスは何処も手がけていないそうである。そしてこのビジネスが利益をひっぱている。他社がまねをしようにも、長年のノウハウの蓄積がいるから参入できない。このしたケースもチャリンコビジネスの変種である。もっと真面目に目論見書を読んで、こうした会社を発掘して上場直後、少し押したところで買い、というのも手かも知れない。
ちなみにグリーンホスピタルサプライは、上場初値を一回だけ約1万円割っただけ。その後は地味だが順調に株価は推移している。少し押したかなと思った時に拾っておけば数万円の利益は出るはずである。もちろん大きく下げることもない。これから多分じりじりと値を上げていくものと思われる。

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ついにロジコムを切った。

2005-04-28 11:30:26 | 株に出会う
昨日529Kの売り注文がシステムのレスポンスの悪さで不成立になってしまいみそがついたロジコム。本日あっという間に505Kまでは付けたが、躊躇するうちに昨日終値まで下回ってしまった。やむえず、490Kで損切り。マイナス35K。

クインランド(2732)は昨日、安値370Kから前日の安値376Kを抜いて、382Kでプラ転して終了した。それを見極め383Kで買っておいた。こういうパターンのケースは翌日は上昇するケースである。前場を終わった段階で一旦396Kまで急激に上がったが、じりじり押されて386Kとなっている。市場参加者は今日は上がるはずと見て朝方参入した筈だが、4月8日の450Kをピークにこれまでトレンドとしてはだらだらと下がってきているので、その流れがまだ強いということだろう。午後の動きを見て、いずれにしても連休前なので、一旦整理するつもりである。

ところで、前場の終わりにまたスパークス(8739)を222Kで買ってしまった。あまりに下げがひどく、RSIも指標も前回参戦した時よりも悪くなっていた。いくら子株流出前の下げ基調とはいえ、これ以上の下げ余力は少ないだろうと判断。前々回の負けを少しでも取り戻す意図もある。220Kで待ちかまえている買い板がもし崩されるようだと一旦撤退予定。本来は反転してから参戦するのが常道だが、昨日のケイブを見るまでもなく、反転するとその動きは極めて早い。そして反騰したところで待ちかまえていた売りを浴びせられるケースが多いのが、株の特徴の一つである。今日の9399新華ファイナンスがその典型。本日、300K割れから4月26日の安値の抵抗線である307を抜いてしまった。その時点で成り買いを相当の人が入れた筈である。あにはからんや、308Kまで押し上げたところで、売りが出てきた。ロックアップ解除の大株主かどうかわからないが、昨日も引けにかけて大口の成り売りで20万円台まで押し下げられた株である。また、虎視眈々とねらっていた筈である。チャーティストはそれなりに判断して307を大挙した買い板で抜いたのでトレンド転換したものと思ったに違いない。私も、その一人であった。もし、310を越えるような大量買いが続いていれば参戦したかもしれない。このあたりの心理を読むのが株の難しさである。今回は模様眺めが一応奏功したが、逆に失敗することもある。いろいろと考えると株はやはり短期の勝負は市場の動きがこのように千変万化である以上効率的とは言えない。中期のトレンドの上に乗っかって、その中での短期勝負のテクニックをどうやって身につけるかを追求しているが、株の動きそのものが複雑系なので、まだまだ七転八倒している。

-----本日の結果-----
クインランド388Kで売り。プラス5K。スパークスは222Kで買ったものをそのまま持ち越し。224Kで終了。午後にセキュアードキャピタルが、底値を確認と見て817Kで買い。その後押されて引けは812K。前日安値をかろうじて下回らないことで、出来高は少ないながらも(出来高少なくて下げるのが、下げ止まりの一つの兆候)いよいよ売り物が枯れてきたと見て、来週月曜日の反発に期待。ところで、先日手放したユーラシアが出来高が少ないながらも、10Kも上げている。上げる時期ではあったが、参加者が非常に少ないのにセオリー通りによく上げたものだ。この株はよく分からない。
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株は同じパターンが二度とない

2005-04-27 22:52:15 | 株に出会う
昨日マークしていたケイブ(3760)だが、予想通り926Kまで朝方落ちた。昨日の安値をかろうじて下回らなかったのが実はみそなのだが、その後午後2時くらいまでは940Kあたりを上下していた。
926Kを底に落ちても930あたりだったので、前回と同じように引けにかけてもう少し売りがでるのではないか、と警戒したため手を出さずにいた。ところが、今回は2時くらいから上げはじめ、25日の安値961Kあたりの壁でもみ合いながらも、それを乗り越えたあたりから上昇気流に乗ってしまった。

今回は待ちすぎた。前回は早すぎた。パターンが違ったのはなぜか?1つの理由は出来高の積み上がり方だろうか。前回は4月初旬の大商いからの反落でありそれなりのしこり玉があったようだ。今回は、19,20日の2日間だけの商いである。その分しこりが少なかったのかもしれない。そういえば、指数も前回よりも落ちていた。落ちていたが、昨日の高値985Kのしこり玉を必要以上に警戒したのがいけなかったようだ。ここでいう指数はその日の真の高値、安値からの差を累積して計算するというやり方である。開始時の数字をケイブの場合は1000000と置いていた。前回の4月18日は9310000まで落ち、今回の4月26日は886000まで落ちていた。この指数の落差からしこり玉がそんなに残っていないものと今回は判断すべきだった。終値は994Kと百万円近くまできており、もう投資妙味は少なくなってしまった。また反省1つ。

ロジコムは529Kで売りを入れたが、T証券のシステムレスポンスが悪く売り損じた。ボードでは明らかに私の売りの1本が食われた筈なのに約定出来ていなかった。食った波が2つもあり、その間20秒くらいの余裕の時間もあったのに全く不可解である。その後529Kを回復することなく、引けにかけて昨日より下落してしまった。最後に498Kまで落として売りを入れていたが、これも成立せず。指数の悪化には本日の株価の動きは貢献したが、それは明日更に下げてしまうというのを暗示している筈であるが、その通りにでるものかどうか、明日検証して見たい。

指数の悪化---本日の高値、安値の差が-35000円なのに、前日の終値との差が-3000円と大きなひらきがあることを言う。前日終値から窓をあけて始まった場合はその窓も計算する。
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落ちてきたからといって、買ってもしくじる

2005-04-26 10:37:28 | 株に出会う
今日前場の段階で3760ケイブが93万あたりまで落ちてきている。前回4月18日に私はこの株を922Kあたりで買い少々儲けた。今日の下落は指数的には当時より落ちているので買いサインのように見えるが、18日の高値は前日より7万円ほど下落をしており、高値づかみの人が今日より少なかった。本日は、98万以上でつかんだ人もおり、それが93万まで下落したので、反発で損切りしようと待ちかまえている筈である。従って、こういうときは、明日、96万円(昨日の安値)を下回る「高値」しかならず、つまり買い上がる人があまりいないで、引けにかけてあわよくば、本日の安値からさらに下落(80万円台)に一旦落ちて反発を強めていれば買い。引けで最安値をつければ、翌日の寄りでのさらなる投げ売りが収まったところで買い。というのが、私の戦法である。
このように行くかどうか本日は注視したい。

持株のユーラシアは昨日前場に入れた売値でうれず、本来は引けにかけ売るべきところ、外出していたのでできなかった。案の定、本日は260Kまで前場に戻した程度で下落途上である。どこか適当なところで切る予定。ケネディとベリトランスは後場にかけての動きで少々だが利益確定といきたい。ベリトランスはファイナンスオール、SBIとの関連で囃されているが、昨日の高値を再度上回れないようだと、今回の上昇は限られたものとなると判断している。ケネディは昨日もいったようにあやしい動き。このままの調子だと保有だが、突き落とされるような動きがあると一旦下車か。

--------以上、前場の投稿-------

後場は、我慢していたロジコムがやっと反発した。445Kを上回らなければ、やはり今日は一旦引けに売ろうと、引けの成り売り注文まで入れていた。445Kを何度か上回ったが、その都度成り売りで押し下げているのがいた。誰か、ベンチャーキャピタルあたりが最後の利益処分を行っているのかと思い、ロックアップ解除の条件ももう一度目論見書で見てみたが、何も確認することができなかった。
ところが、2時半頃から450Kへの押し上げの動きが見られ、反騰していった。463Kを越えればこれは今日こそ本物と、頭では分かっていたが、さすがにこれまでさんざんに「裏切られていた」株のため、買えなかった。というより、あまりにも上昇の勢いが強くて、悪い癖だが、逡巡しているうちに上に行ってしまったためである。また反省1つ。売り方はもういないのが分かっていながら何故飛び乗ることができなかったか。ここが株の難しさでもある。一応、参考までにいうと、昨日段階でロジコムのRSIは12まで下がっていた。そして、昨日の高値は、おとといの安値を4千円下回っていた。そして、本日、441Kまで前日比1万円も押された。この段階でRSIは10を切っていただろう。ここまで条件が揃うと反発するはずが、午後のその時間まで445Kあたりでうろうろしていたのである。普通は見切ってしまうところだが、とにかく、引けにかけての動きを見てから判断しよう、ということにしていたのが幸いだった。少し、これまでの経験が生きたということか。ストップ高は一旦外れてもみ合っていたが、最後は142の買い玉を残してストップに張り付いた。私みたいに売りを辛抱して持ち続けていたのが非常に少ないので、当たり前である。皆今日飛び乗って明日上がるのを期待している。安く売るわけがない。明日は確か10万円の値幅となるが、まさか2連チャンのストップ高にはいかないだろうが、せめて3万円くらいのプラスで売り抜けたいものだ。

ユーラシアはあきらかに失敗。本日引けで売ってしまった。ケネディとベリトランスも予定通り売ったが、ユーラシアに利益をほとんど持って行かれた。しかし、これで重しがとれて明日からまた身軽にトレードできそうである。

最後にケイブだが、前場に予想したとおりの展開になってしまった。961Kのバリヤーを引けまでに崩すことができなかった。指数は十分によいのだが、今日の高値づかみの人の売りが明日朝必ず出るはずである。おちるところまで落ちて引けにかけての値動きでどうするかを決めても遅くはないが、ゲーム関連ということでもてはやされていたので、連休を前にして買い上がりは期待できないかもしれない。
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予想より落ちなかった。

2005-04-25 11:18:15 | 株に出会う
4311ディスリーは、本日成り売りを入れておいた。ストップも覚悟したが、幸いというべきか、356Kで寄った。その後ストップも付けたが、午前の終値で333K。これは業績期待があって上がった株ではなく、ある程度金曜日までの下落で、回転が効いていたためと思われる。また、浮動株率も18%なので、そう見切り売りが増える状況ではなかったようだ。下値では拾うものもおり、このまま衰退するか、またはアーティストハウスのような変な動きとなるか予測はつかないが、とりあえず、最小限の損失で下りた。

今日は、チャート妙味から、3749ベリトランスを321Kで、4321ケネディを253Kで買った。ケネディは前回も損をしているが、上がりそうで上がらない。何か訳があるかも知れない。

9376ユーラシアはやはりちょっと上値にこだわりすぎた。本日、金曜日の高値290Kを抜けそうになく、にらみ合っている間に売るべきだった。やむなく、買値を少し上回る273Kで差してはいるが、果たして。出来高が少なく低迷しだすとこうした株はじり貧に成りがちである。2日が限度だと思い、一旦薄利でもよいので退場するのが正解だったか。まだまだ修行が足りない。4295フェイスのように一旦過熱すると2-3日は続くものである。その後1日押す日があるので、その翌日朝押したところで買い、というパターンが、クイーンランドでも見られた典型的なもの。クイーンランドの金はフェイスに流れているので、いまさらクイーンランドに二番煎じの買いを入れても利益はあまりとれないと見ている。株はまさに美人コンテストである。皆がいいと思う株がとにかくいいのである。
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