今日の休日のバッハは、世俗カンタータ、BWV207の冒頭の合唱です。これは、有名なブランデンブルグ協奏曲第一番の第3楽章を編曲したものですが、それよりも遙かに素晴らしい出来映えです。バッハは、このカンタータの中で、各声部に次のような意味を持たせております。
ソプラノ(幸福)、アルト(感謝)、テノール(勤勉)、バス(栄誉)です。
このところ、短調の悲哀感溢れる曲ばかりご紹介しましたので、今日は、明るい祝祭の音楽をご紹介します。
演奏は、グスタフ・レオンハルト指揮で、カフェ・ツィマーマンの古楽器による弦楽合奏とベルサイユ・バロック音楽センターの合唱です。
実は、レオンハルト(1928年生まれ)は、今生きている指揮者の中では、筆者が最も好きな指揮者の一人です。テンポはゆったりとしておりますが、その歯切れの良い重厚な指揮ぶりは、カフェ・ツィマーマンの古楽器による演奏と相俟って、このカンタータの演奏としては最優秀の部類に入るかと思います。
上述の、幸福、感謝、勤勉、栄誉は、今も昔も変わらぬ人生の意味と考えても良いのではないのでしょうか。
日々生きていること自体が幸福であり、何か勤勉に努めることがあって周りから感謝され、それ自体を密かな栄誉として自分自身が受け止め、最初の幸福に戻るといった円環です。
この曲を聴いていると実に幸福な気分になります。
いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。
期間限定の公開です。
ソプラノ(幸福)、アルト(感謝)、テノール(勤勉)、バス(栄誉)です。
このところ、短調の悲哀感溢れる曲ばかりご紹介しましたので、今日は、明るい祝祭の音楽をご紹介します。
演奏は、グスタフ・レオンハルト指揮で、カフェ・ツィマーマンの古楽器による弦楽合奏とベルサイユ・バロック音楽センターの合唱です。
実は、レオンハルト(1928年生まれ)は、今生きている指揮者の中では、筆者が最も好きな指揮者の一人です。テンポはゆったりとしておりますが、その歯切れの良い重厚な指揮ぶりは、カフェ・ツィマーマンの古楽器による演奏と相俟って、このカンタータの演奏としては最優秀の部類に入るかと思います。
上述の、幸福、感謝、勤勉、栄誉は、今も昔も変わらぬ人生の意味と考えても良いのではないのでしょうか。
日々生きていること自体が幸福であり、何か勤勉に努めることがあって周りから感謝され、それ自体を密かな栄誉として自分自身が受け止め、最初の幸福に戻るといった円環です。
この曲を聴いていると実に幸福な気分になります。
いつものようにここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。
期間限定の公開です。