株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

ケース・シラー住宅価格指数(10月度)

2008-12-31 21:13:50 | 金融全般
暮れも押し迫った12月30日に、ケース・シラー住宅価格指数の10月度版が発表されました。

前年比では全米20地区平均で、2007年10月の192.97ポイントに対して、1年後の今年の10月は158.16ポイントでした。約18%の下落です。

対前月比でも9月度に引き続いて、価格が上昇した地区はゼロのままでした。

モニタリングしているロスアンジェルス地区は、下げ幅が6月以来加速しております。今の状態では毎月4.5ポイント程の下落が続きそうですが、下げ止まりが近づくにつれ下げ幅は縮小される筈ですので、ここは、ロスアンジェルス地区の過去24か月間の下げポイントの平均値で、今後も下落するという想定をしてみます。

過去24か月間のロスアンジェルス地区に平均下落ポイントは約4ポイントとなります。現在は179.82ポイントですので、142ポイントに至るには後38ポイント程の下落が必要となります。率にするとおよそ21%の下落です。これは、フォーチュン誌の25%の中間住宅価格の下落という見通しと大差はありません。

142ポイント到達までの所要期間は、38ポイント÷4=9.5となります。後9か月から10か月で底打ちとなる勘定です。すると、2009年7月か8月にはロスアンジェルス地区での住宅価格指数の下げ止まりが観測されることとなります。

実際のケース・シラー住宅価格指数による報告は2か月遅れの9月か10月となります。

巷間言われている、アメリカの住宅価格の下げ止まりは、再来年になるとの予測は少々保守的すぎるのではないでしょうか。

全米平均の住宅価格の下げ止まりポイントが、ロスアンジェルス地区の142ポイント相当の時期である2002年11月までの下落により達成されると仮定すると、約134ポイントまでの下落が必要です。現在158ポイントですから、後24ポイントの下落が必要です。過去24か月の平均下落ポイントは約2ポイントですから、後12か月かかることになります。来年の10月あたりとなり、ロスアンジェルス地区よりも2-3か月遅れそうです。

よって、現段階でのアメリカ住宅価格底打ち時期予想は、2009年8月から10月にかけてということに変更させて頂きます。

うまくいけば、蝉の鳴く頃。遅くとも鈴虫が鳴く頃まで。それを過ぎると、両方とも死んでしまいます。
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トヨタの窮地は何が打開できるのか?

2008-12-30 22:24:25 | 金融全般
ロイターが12月24日に、「ポスト金融危機」のテーマで著名人4人にインタビューし、その中で、コンサルティング会社を経営する出井ソニー元会長が次のように述べております。

1.金融だけでなく世界中であらゆるゆがみが噴出してきた。
2.ドル崩壊のハードランディングをいかに防ぐかが重要。
3.今回は1ドル=79円の1995年の円高水準を超えるだろう。
4.現在のゆがみは自然のメカニズムでは治らない。
5.日本は業態転換しなくては生き残れない。
6.これからは大量生産型ではなくテーラーメイド型の産業が有望。

まず、このゆがみの問題ですが、自然のメカニズムでは治らないと言っております。これは重要な指摘です。

彼はここまで言っておりませんが、公的資金を大量に使っての需要喚起策も、自然のメカニズムに委ねての、景気サイクルをより早く元の軌道へと引き戻すためのものである限り、あまり有効ではないと言えます。

そして、このゆがみはドル・円の為替相場にも影響し、過去最高の79円を越えて円高が進むと出井氏は予想しております。ハードランディングを避けるために各国が集まって新システムを作る以外にはないとしながらも、いろいろな国が好き勝手なことを言うからIMFなどの国際機関がうまく機能するのは難しくなっているとも指摘しております。

この基本的な認識は筆者も同感です。

ところが、こうした事態に直面した日本は、テーラーメイド型への業態転換をしなければ生き残れないとは、ソニーという製造業にいた立場からの提言でしょうが、このテーラーメイド型への業態転換としか言い得ていないのには、筆者にはいささか失望しました。

出井氏は、テーラーメイド型をどのように定義しているのかは定かではありませんが、「これでは最新設備を使って低賃金でモノを作れる中国に負けてしまう」と言っていること、そして、従来の大量生産型の対極にあるものと位置付けていることから、均一志向のマスプロダクションでの低廉な製品作りでは駄目で、品質と消費者嗜好を重視したマスカストマイゼーションのことを、テーラーメイドと言っていることは確かでしょう。

話は変わりますが、実はトヨタはこのマスカストマイゼーションを極めてうまくやり遂げた会社です。英語で恐縮ですが、まさに「Quality and Variety Driven Lean Mass Customization」を世界で一番上手にやってきたのがトヨタです。

そのトヨタがまさかの最高益更新からの赤字転落です。このことを出井氏は一体どう見ているのでしょうか?

マスプロダクションの弱点にかつて挑戦したのが、スウェーデンのボルボです。工場の労働者の自主性や自律性を重んじて、8人ほどのチームで自動車の全行程を担うという生産方式を実践しました。

しかし、この先進的な試みもうまく行かなかったのです。従業員は自らの自律性(オートノミー)に任されるあまり、何をどうやれば良いのか分からなくなってしまったようです。

筆者が目先の株の値動きに翻弄され、何時売買して良いか分からなくなったのと同じことです。人間はたった8人の叡知を集めてもたかが知れております。

トヨタはボルボの失敗を踏まえて、マスカストマイゼーションを磨いてきたとも言えます。

このトヨタとボルボの例を踏まえて、出井氏ぐらいの経験ある経営者であれば、これからの日本の製造業のあるべき姿を提言して欲しかったと思います。

まさか、テーラーメイド型とは、マスカストマイゼーションではなく個別の顧客のニーズに限りなく合わせた生産方式のことを意味している訳ではないでしょうが、仮にそれに近いなら、これは中世の職人技に依拠したクラフトマンシップに限りなく近くなってしまいます。これは現代では無理です。

何故ボルボ方式も、そして今回はトヨタ方式も変化に追随できなかったのでしょうか?

理由はそれぞれに異なりますが、ボルボの「たったの8人だけの孤島での仕事」がすぐに限界に突き当たったのは当然ですが、トヨタの場合の「究極の専門特化の仕事のこなし方」さえもが、結果として今回のような急激な変化に対応できなかったのです。それは何故か?

これをトヨタを例に取って更に考えてみます。

究極の専門特化の仕事と言いましたが、当然ながらトヨタも、例えば設計段階での工場と取引先を巻き込んだ取り組み、またマーケティングについてのディーラーやモニターユーザーを巻き込んだ取り組みはしてきたでしょう。

しかし、今回のような危機的状況を事前に回避するには、これらの取り組みだけでは不足でした。自社と利害を持つグループのみの関与で、個別ユーザーに最善であろう手法を磨き尽くしても何故対処できなかったのか、これをこの際考えてみるべきなのです。

何も専門特化が悪いと言っている訳ではありません。その市場ターゲットに対して正しく収斂している場合は問題は生じません。しかし、今回の金融・経済危機のように、市場ターゲットそのものが変質してしまった時には、変質前の市場ターゲットに特化していた分だけ脆弱であったということが言えそうです。いわゆる冗長性まで削ぎ落としているためという面もありますが、もっとも重要な欠陥は、それに参画している社員や協力企業が、市場ターゲットから与えられた自らの守備範囲たるミッションの内側でしか、専門特化を遂げ得なかったことにあると筆者は見ております。

これを打開する方法論をせめて出井氏には期待したかったところです。

1つヒントになる考え方が、既にフィンランドの学者によって示されております。それは、「知識とイノベーションによって駆動される生産」という考え方です。最後の「生産」というのは製造工場での話であって、「生産」を「マーケティング」や「開発」、或いは「医療」や「教育」などに置き換えても同じことです。この考え方により、これまでのマスカストマイゼーションに比して、遙かに高い「生産性」を得る端緒が開かれると期待できます。

トヨタは、例えば、新車の企画(基礎的な構想)段階で、世界経済やクルマ社会の先行きと、近い将来のクルマのあり方について、異なる意見を持つ社内外の人々を参画させてきたのでしょうか? あるいは、クルマの販売拠点を展開するに際して、ゲーム理論から導き出された成果を上手に取り込んできたでしょうか?

目先の売れるクルマ造りのために、宣伝会社のディレクターや工業デザイナー、或いはクルマの専門コンサルタントなど、いわば仲間内のグループだけとの協業しかやってこなかったのではないでしょうか?

そして、そうした上流のグループが出した企画・開発方針に沿って、下流の設計・製造・販売部門が効率よく、しかし非自律的に、そのターゲットとする市場セグメントでの利潤最大化を目指して一心不乱に働いてきたのではないでしょうか?

こうした、いわばこれまでの成長を支えてきた、良い意味での日本的なビジネスのやり方そのものまでをも乗り越えることが、これからの日本の企業に課されている限りなく重たい課題だと思うのです。
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臘梅(ろうばい)散る

2008-12-30 11:53:00 | 株に出会う
波乱の年の大納会は波乱なく終わりました。

しかしタイトルの如く、最後を締めくくることが出来ないまま、本来は「さくら散る」と書きたかったのですが、季節が季節だけに、このオセアニア地方と言えども、さくら見物をするところがありませんので、あえてこの時期に咲く飴色をした梅を喩えにお借りしました。

今朝、近所のどぶ川で1ヶ月ぶりぐらいに緋鯉を見て、こりゃ今日は縁起が良いのにと思ったところでしたが、世の中、こんな安易な縁起を担ぐ人間への救い主はおりませんでした。

(前回、と色付きで書きましたが、冷静に考えるとどぶ川に錦鯉など不似合いでした。鯉の誤りでした。色が1つ足りません。訂正して特に錦鯉ファンの方々にお詫びします。)

久し振りに「救い主」と書いたのは、今朝、隣の犬を散歩させている時に、東北地方から赴いたと思われる、「イエスキリストへの信仰」を説く演説カーに出会ったためです。この偶然の出来事の御利益もありませんでした。

これも冷静に考えると、キリスト教も含めて何の宗教をも信じていない筆者に、キリストの功徳がある訳ありません。全ては自らの決断力のまずさが招いた結果ということになります。

しかしまあ、全ては楽観的に考えることで良しとします。これで今年の縁起糞悪い相場の厄払いが出来たと。。。

厄払いのために今日したこととは、下記のようなことでした。

◇9983ファーストリテイリングの朝方の売りへの突っ込み買いに躊躇。
◇5563日本電工の高値掴みとその後の売り見せ板への屈服への後悔。
◇1721コムシスホールディングスの785円での昨日の撤退への忸怩たる思い。

これらのことで今年の厄落としは十分かと。。。

反省点はいくつもありますが、最大の問題はやはり売買のタイミングです。

日本電工の場合は、先物のMACDがシグナル線をまさに上から落下する段階で買ってしまっております。朝方、シグナル線が下から上に抜けるところで買うべきでした。

そして、個別銘柄も同様に、シグナル線を割り込む段階での撤退が正解でした。日本電工も1円安の457円で半分は避難させることができたのですが、残り半分は未約定となり、損切りを躊躇しているうちに、同じ行動パターンを取る方々の売りに先行され、かつ、調子に乗って売り板を大量にかぶせる輩の策に嵌ってしまい、454円での撤退と、最悪の決断を余儀なくされました。引け際に一瞬459円まで戻しておりますので、まんまと売り方の思うつぼに嵌ったという訳です。

こういう目先の攪乱戦法に惑わされるのも課題の1つです。隣の犬でさえ、筆者の裏を掻いて、筆者の心を攪乱し、自らが行きたいスーパーなどの方向へと導く術を心得ております。

こうした売り方の攪乱戦術に屈服するとは、やはり犬より人間がはるかに巧妙なようです。

来年は、この巧妙さを見破る技を是非身につけたいと思っております。

市場概況は今晩のNYダウなどの結果を踏まえて、明日にでもアップしまます。

これから、家猫に引っかかれてあちこち破れている障子の張り替えをせねばなりません。今回は、猫が引っ掻いてもOKのプラスチック製の障子を買ってあります。これだと障子が汚れた時に濡れた雑巾で拭くことも出来ます。ということは、これが筆者の生涯最後の障子貼りとなる可能性があるということです。

やはり世の中は段々と凄いことになりかけております。

それではまた後日。
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市場概況(12.29.08)

2008-12-30 06:37:41 | 市場概況
テクニカル用語の簡単解説 赤字部は30日朝更新

12月29日(月)の市場概況です。

◆日経先物:8750円(+20円)、OSC59%(+2%)12月24日の53%から切り返し中。
◆日経平均:8747円(+8円)、OSC58%(+-0%)12月19日の54%から二枚腰発揮中。
◆日経平均指数値倍率:114(+-0)数字が減るほど上昇傾向を示します。
◆TOPIX:854.77(+8.19)、OSC56%(-1%)12月25日の50%から二枚腰発揮中。
◆マザーズ指数:325.34(+9.61)、OSC56%(+9%)12月26日の47%から切り返したか?
◆ヘラクレス指数:495.37(+7.61)、OSC56%(+6%)12月25日の44%から二枚腰発揮中。
◆国債先物:139.36円(-13銭)OSC48%(+3%)12月19日の50%から下落中。
◆ドル・円:90.65円(12銭円高)OSC67%(+2%)8月15日以来の67%。そろそろ下落モードに転じる筈だが。。。更新
◆日経先物イーブニングセッション:8750円(大証終値と同値)
◆シカゴCME日経先物:8870円(大証終値比+120円)円建ては8750円。更新
◆NYダウ:8484ドル(-32ドル)OSC42%(+3%)12月16日の58%から下落中。更新

後場は、昼の寄り付きで先物がギャップダウンして開始。その流れが13時まで続き、そこからは前日安値近辺の8640円が底固いと見るや、買い戻しの動きが優勢となりました。

個別株は上がった所で買うと失敗し、下がったところを拾うにもタイミングを逸すると、今日の6448ブラザー工業の500円越えのハイライトを見逃してしまうように、とにかく目先の動きに惑わされると、尻尾を掴むのが結構に難しい相場でした。

前場の終盤のじり貧で監視を外した5302日本カーボンだけ、先物に連動して上空への飛翔でした。この冬空に色鮮やかなカーボンがさぞかし乱舞したことでしょう。全く。。。

後場は久し振りに新興市場銘柄を触って、少々火傷を負いました。6730アクセルですが、出来高が薄いことを良いことに、313Kの売り板を1枚1枚喰らわせ、そして314Kまで持ち上げておいてから、一気に新興市場特有の「脳天逆落とし技」でした。そこでかっときて、時間をおかずに刃向かっていったのが良くありませんでした。310Kを喰われるに任せて参戦するも、その後308Kあたりでも大きな売りが出るに及んで、これは一杯食わされたと観念しての308Kでの撤退でしたが、これは我慢すれば同値撤退も可能だった筈。新興市場は少数の参加者が意のままに操る局面があるため、このような不自然な値動きに翻弄されることになり、極めて後味が悪いものです。来年は出来高が少ない新興市場は基本的には触らないように肝に銘じたいと思います。

もう1つの失敗は、いつまで経っても反発しない1721コムシスホールディングスの789円越えを慌てて掴み、その後785円であえなく撤退。ブラザーの500円越えからの突き抜けるような上昇が脳裏にあったようですが、如何せん、出来高が全く異なりました。同じ状況を期待するのが酷というものです。

このコムシスホールディングスは、このところ寄り付きでストップ安気配を連日付けるなど、どうも作為的な玉集めの雰囲気が感じられますが、もう明日は大納会です。このようなへんてこな株を持ち越して、正月に餅でも喉に詰まらせてお陀仏になっても浮かばれないので、あえて損切りしました。

明日、更に変な動きをするようなら、何とか一矢を報いたいものですが、返り討ちにあっても気分が悪いし、迷いますね。

もう明日は、勝っても負けても、最後を締めくくる納得のいくトレードをしたいと思います。

自分が納得できる銘柄に狙いを付けて、それを納得できるところで拾って、そして納得できるところで売るという、この3つの勝利の3原則の遵守ですね。言うのはいつも簡単。

これがたやすく出来さえすれば来年は苦労はないのに、いつも目先の我欲が邪魔するんですよ。。。

-------30日朝のコメント-------

ダウ平均は大崩することなく引けにかけて若干戻しつつも32ドル安での終了。原油は42ドル台への上昇は一過性で終値は40ドルそこそこで終了し、ユーロ・ドルもドル買いで少し下げております。ドル・円は再度指定席?の90円台半ばへと押し戻されております。

チョイと気になった報道は、米投資会社のトラシンダ社がフォードの全保有株を売却したとのニュースです。クライスラーのサーベラスも同様ですが、投資会社がアメリカの自動車株に触手を動かした、その根本的な理由は何だったのだろうか?と考えてしまったからです。

サーベラスはダイムラーが撤退する時に引き取ったのですが、その際、短期売買での利ザヤ稼ぎではない、長期に保有すると言明しておりました。確かに、自動車のような開発・生産・販売のサイクルが長い業界の株を短期売買しても何の意味もありません。

であるなら、長期投資としての妙味が米自動車産業にあると、これら投資会社は踏んでいたということになりますが、その理由がどうにも分からないのです。

GMとフォードはそれでも、中国や欧州といった地域で強みを持っており海外展開は進んでおりますが、クライスラーの場合はそれもない。ジープしか他社から見ての魅力あるブランドはないのです。

ひょっとして、そのジープブランドだけを最終的に残して、後はうまく切り売りする算段だったのが、今回の金融恐慌でそうは問屋が卸さなかったということかも知れません。

しかし、このJeepというクルマ、本来は戦争で活躍するクルマです。クライスラーは戦車も作っております。そうなると、投資会社の真の狙いは、クライスラーを通じての国防産業への食い込みにあったのかも知れませんが、それにしても、国防産業は安定的なビジネスであるものの、投資の果実としての旨味はあまりないと思います。

となると、後はアメリカ政府の後押しでサーベラスがダイムラーから株を引き取ったということになりはしないだろうか? そうした政府とのしがらみがないフォードの場合は、トラシンダが遠慮なく売却しただけか。もっともトラシンダの持株比率はせいぜい6%程度だったようです。

そこで、強引な結論。今回、アメリカ政府はGMとクライスラーを潰すことはできない。共に落ちるなら落ちるだけ。。。

生き残るにしても、GMの強み(特に海外事業)+クライスラーのジープ&国防部門だけを残して両者を合併させ、後はうまく切り捨てる戦法をいずれ追求することになると思います。その際、フォードも巻き込んで環境対策車などでの「共同開発本社機構」にまで発展させるのが最善と思いますが、門外漢の筆者にはよく分かりません。
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明日のモニタリング銘柄(12.30.08)

2008-12-29 20:56:15 | 明日のモニタリング銘柄
午後8時現在、ドル・円は90円割れ。中東の戦乱状態から、原油は42ドル台へと急騰した後、現在は40ドル40セント。スイスフランとユーロが堅調。

クリスマス休暇も明け、少し世の中にざわめきが戻りつつあるようです。

欧州株は各国とも大幅高。Globexのダウ先物も+28ドルです。しかし、この90円割れが進行するようだと、明日の大納会は、そのまま上げ基調とは行かないかと思います。

今年最後の明日のモニタリング銘柄です。

1.5563日本電工
 中東情勢の緊迫化からくる原油高・資源高の流れから、このところ低迷しているこの株をまず取り上げます。OSCは2日連続で36%です。指数値倍率も11月28日以来の低さ。PERは何と3.05倍。

2.2897日清食品
 極めて地味な株ですね。これは。従って、大勝ちをしようたって無理です。3090円という今日の安値近辺まで落ちてきて、きわどく残ったところからは反発があり得ます。出来高が細ければズルズルと押されることもありますが、何せRSIが10月28日以来の20%台は一見の価値はあるのかも知れません。メタボ対策を施したカップ麺を発売するようですが、この株、まさに筋肉質の値動きです。新型インフルエンザでも流行れば、買い置きに走るのはこの会社のカップ麺ですね。その意味では社会の存続になくてはならない株。チョイと大げさか。。。

3.9983ファーストリテイリング
 あえて、火中の栗を拾う覚悟でこの株の押し目を。こんなに押されたこの株は10月8日以来です。(売買判断指数21%)翌日は大幅に落とされました。しかし、OSCはまだ51%もあります。業績好調なこの株だからこそ、12月15日の12580円もしくはその前日の11550円まで押された時からの反発はありかと。

4.3715ドワンゴ
 明日はこの株で打ち止めにしておきます。168K以下、163K以上での動きならなるべく下で拾うと良いかも知れません。まだ落ちきっていない面はありますが、最後っ屁で何かやらかすのかも知れません。

以上です。

後は、このまま円高が進行すれば、円高で景気が良くなる銘柄として、9843ニトリ、内需銘柄からは2651ローソン、もう一度9793ダイセキあたりの値動きも警戒。
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