暮れも押し迫った12月30日に、ケース・シラー住宅価格指数の10月度版が発表されました。
前年比では全米20地区平均で、2007年10月の192.97ポイントに対して、1年後の今年の10月は158.16ポイントでした。約18%の下落です。
対前月比でも9月度に引き続いて、価格が上昇した地区はゼロのままでした。
モニタリングしているロスアンジェルス地区は、下げ幅が6月以来加速しております。今の状態では毎月4.5ポイント程の下落が続きそうですが、下げ止まりが近づくにつれ下げ幅は縮小される筈ですので、ここは、ロスアンジェルス地区の過去24か月間の下げポイントの平均値で、今後も下落するという想定をしてみます。
過去24か月間のロスアンジェルス地区に平均下落ポイントは約4ポイントとなります。現在は179.82ポイントですので、142ポイントに至るには後38ポイント程の下落が必要となります。率にするとおよそ21%の下落です。これは、フォーチュン誌の25%の中間住宅価格の下落という見通しと大差はありません。
142ポイント到達までの所要期間は、38ポイント÷4=9.5となります。後9か月から10か月で底打ちとなる勘定です。すると、2009年7月か8月にはロスアンジェルス地区での住宅価格指数の下げ止まりが観測されることとなります。
実際のケース・シラー住宅価格指数による報告は2か月遅れの9月か10月となります。
巷間言われている、アメリカの住宅価格の下げ止まりは、再来年になるとの予測は少々保守的すぎるのではないでしょうか。
全米平均の住宅価格の下げ止まりポイントが、ロスアンジェルス地区の142ポイント相当の時期である2002年11月までの下落により達成されると仮定すると、約134ポイントまでの下落が必要です。現在158ポイントですから、後24ポイントの下落が必要です。過去24か月の平均下落ポイントは約2ポイントですから、後12か月かかることになります。来年の10月あたりとなり、ロスアンジェルス地区よりも2-3か月遅れそうです。
よって、現段階でのアメリカ住宅価格底打ち時期予想は、2009年8月から10月にかけてということに変更させて頂きます。
うまくいけば、蝉の鳴く頃。遅くとも鈴虫が鳴く頃まで。それを過ぎると、両方とも死んでしまいます。
前年比では全米20地区平均で、2007年10月の192.97ポイントに対して、1年後の今年の10月は158.16ポイントでした。約18%の下落です。
対前月比でも9月度に引き続いて、価格が上昇した地区はゼロのままでした。
モニタリングしているロスアンジェルス地区は、下げ幅が6月以来加速しております。今の状態では毎月4.5ポイント程の下落が続きそうですが、下げ止まりが近づくにつれ下げ幅は縮小される筈ですので、ここは、ロスアンジェルス地区の過去24か月間の下げポイントの平均値で、今後も下落するという想定をしてみます。
過去24か月間のロスアンジェルス地区に平均下落ポイントは約4ポイントとなります。現在は179.82ポイントですので、142ポイントに至るには後38ポイント程の下落が必要となります。率にするとおよそ21%の下落です。これは、フォーチュン誌の25%の中間住宅価格の下落という見通しと大差はありません。
142ポイント到達までの所要期間は、38ポイント÷4=9.5となります。後9か月から10か月で底打ちとなる勘定です。すると、2009年7月か8月にはロスアンジェルス地区での住宅価格指数の下げ止まりが観測されることとなります。
実際のケース・シラー住宅価格指数による報告は2か月遅れの9月か10月となります。
巷間言われている、アメリカの住宅価格の下げ止まりは、再来年になるとの予測は少々保守的すぎるのではないでしょうか。
全米平均の住宅価格の下げ止まりポイントが、ロスアンジェルス地区の142ポイント相当の時期である2002年11月までの下落により達成されると仮定すると、約134ポイントまでの下落が必要です。現在158ポイントですから、後24ポイントの下落が必要です。過去24か月の平均下落ポイントは約2ポイントですから、後12か月かかることになります。来年の10月あたりとなり、ロスアンジェルス地区よりも2-3か月遅れそうです。
よって、現段階でのアメリカ住宅価格底打ち時期予想は、2009年8月から10月にかけてということに変更させて頂きます。
うまくいけば、蝉の鳴く頃。遅くとも鈴虫が鳴く頃まで。それを過ぎると、両方とも死んでしまいます。