株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(3.1.06)

2006-02-28 21:57:05 | 明日のモニタリング銘柄
いやはや、後場の終盤からはまたまた東証に引っ張られて新興市場も崩れてきたようです。ところが、4314ダヴィンチ・アドバーザーズは、攻防線の162Kを割ってからの反発がやはり凄い。結局163Kで終わり、これで明日への足がかりが出来ました。

それに反して、2337アセット・マネジャーズは、後場に310Kあたりまでの反発は見られたのですが、終盤の押しに301Kまで戻すのがやっと。OSCは+3%の40%とコンバージェンスはしているものの、昨日安値の316Kを抜けないため、残念ながら一旦撤退です。+113K。297Kへ押し下げての売りは、やはりこうした株は下で待っている方の反発買いがあるので、最初の300Kのままにしておくべきでした。どうしても、下へ下へと持って行かれると、つい売値を下げる習性があり、これは旅行前はよく肝に銘じていた筈ですが、きれいさっぱり忘れておりました。

6920レーザーテックは、完璧にチャートの形が崩れてしまったので、やむなく7530円で損切りました。(-170円)

今日買った6787メイコーは、引けにかけての騰勢を確認しそのまま保持です。OSC値は34%ですが、プラ転で終わった2月23日のOSCが32%なので、RSIの+1%の15%という低位でのコンバージェンスと合わせて、明日以降の反転に期待しております。

と言う訳で、恒例の明日の注目銘柄です。

【OSCが順調にプラ転している銘柄】

・3760ケイブ △

 株価の値下がりで公募を中止した因縁の銘柄。25日線の759Kを目途に売買。

・3777ターボリナックス ○

 OSCは+6%の47%と抜けました。230Kを抜ければ、後は270Kあたりまで一人道中です。

・6662IRIユビテック △

 OSCが+9%の49%と抜け出ました。以前は地味だったこの株、このところの派手さ加減は一体全体どういう風の吹き回しなのでしょうか。ここは素直に少し押したところを買ってみる手があるかも知れません。IRIの子会社ですが、これまで人気がなさ過ぎました。IRIはIXIといい、結構いい会社をものにしております。この慧眼は素晴らしいものがあります。今日、ちと上げ過ぎておりますので、高値掴みだけは注意。

・5449大阪製鐵 △

 OSCが+5%の52%と抜け出ました。2月6日に2500円間近まで行った株ですが、その高値圏が視界に入ってきました。今日は出来高も伴っております。明日の続伸に注目。

・5803フジクラ △

 今日2月7日に付けた高値を抜いてきました。OSCも+7%の47%です。明日は今日と同じく一旦押し目がありそうですので、そこでの参入が良いかと思います。2月6日に上方修正しており業績不安のない株です。

・7860エイベックス ◎

 筆者の明日の本命株です。先週の上げ相場でも、どういう訳か置いて行かれていたようです。OSCは+2%の33%で、今日はたったの+50円です。上げそうで上げなかったのが今日でした。音楽コンテンツ、アニメ、eビジネスと3種の神器とでも言うべきビジネスドメインを手がけるなかなかの会社です。

・2317システムプロ ○

 今回の下落騒動のどさくさの中ですっかり置いてきぼりを食っていたのがこの真面目なソフト会社です。今日は4100円高と気を吐きました。OSCがこれで+6%の44%です。1月24日に45%というのがありますが、それ以来です。低迷期を脱したと言っても良いでしょう。

【OSCのコンバージェンス銘柄からの注目】

・8701イートレード △

 先週上げすぎた反動からの低迷中。しかし、OSCは2日連続でコンバージェンス。明日も押したところでの待ち受け戦法です。このところの弱気基調から、待ち伏せは260Kから263Kあたりが妥当か。

・3377アイケイコーポレーション △

 この株、地味ですが値動きが強力です。OSCも60%台にはゆうに到達します。今日でOSCは2月20日の34%を底にして連続上昇中の昨日比+5%の55%です。指数値は高値圏ですが、OSCの上昇圧力を見るならば、ここから500K越えで2月10日の546Kを目指す動きを示す一里塚が今日の動きかも知れません。何しろ中古バイクの査定技術の標準化で他社をけ落とす勢いなのです。世はまさに太平です。こうした小金持ちの若者向けのビジネスは、下手な結婚相談所より遙かにうまい商売かと。

・2468ヒュートレック ▲

 携帯の音源をビジネスにしている面白い会社ですが、OSCが何と+2%の14%とコンバージェンスです。公開時に200万円まで付けた株が、2月22日には514Kまで落ちたそこからの反転が、このような低OSCをもたらしているのでしょう。ともあれ、テクニカルには稀で面白いケースです。これでもPERが228倍ですので、買われすぎだたのかも知れません。しかし、このところ出来高も増えてきております。1発狙いの方向け。

・2337アセット・マネジャーズ △

 改めて見てみると、OSCは+3%の40%とコンバージェンスしており、終値がマイナスですが、明日はそんなにも悪くはないかも知れません。その下げ攻防線は今日の安値の295Kあたりと見ております。回復途上での調整が続いたということですので、明日の押し目があれば狙ってみたい株です。但し、あくまで今日の終わり方が良くなかったので迂闊な買い上がりには注意。

・2681ゲオ ▲

 OSCは今日の切り返しで+7%の40%に乗せております。業績見直し買いからの調整が済んで、2月7日の高値への挑戦が明日から見られるかどうか。

・8868アーバンコーポレーション △

 OSCが+4%の41%まで戻してようやくピーク値を抜いたようです。まだ弱気の虫が顔を見せておりますが、明日あたりの値の戻し具合に注目してみたいと思います。

・8910サンシティ ▲

 もう1つ東北のマンション株に注目。指数値が2月20日と同値まで落ちております。翌21日は+10Kも上げたのは記憶に新しいところです。OSCは+2%の46%とコンバージェンスしてはおりますが、まだピーク値は抜いておりません。明日は102K割れのないことを確認しての参戦が良いかと思います。明日の穴馬です。

・8874ジョイント・コーポレーション △

 ついでにもう一丁、都会のマンション株。一足先にOSCが+6%の39%と急伸し、直近ピーク値を抜きました。セオリー通りならこちらの方が明日は上げそうですが、ちょいと上げては売り込まれるという、これまた弱気虫にたたられ続けですので、評価も少し△と下げました。

・7259アイシン精機 ▲

 最後にクルマ関連の超優良株。OSCが+1%の29%とは、何とも売り込まれたものです。円高のせいでしょうが、ここまでくると筆者が付けている指数値も、記録を見る限り昨年の8月9日まで遡らなければなりません。という訳で、RSIも2日連続コンバージェンスしておりますので、明日あたりはこのトヨタ系名門にも、モルガン・スタンレーが目標価格を4500円に引き上げた御利益が出るかも知れません。これも明日の穴馬です。失礼、自動車に「馬」はありませんね。「穴車」に訂正しておきましょう。

以上です。
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戻しすぎの反動安でいいか?

2006-02-28 11:48:04 | 株に出会う
久々にカラフルに点滅する板を眺めていると、イタリアの陽光の上品な明るさに比べて、あまりの人工的な刺激光に、しばらく調子を取り戻せそうもありません。時差も影響しているようです。

先週の火曜日以降の戻し買いはすざましかったようです。これでは、今週は買い疲れで一服せざるを得ません。というより、病上がりの人間にいきなり大きなエネルギーを出させようとカンフル剤を打っても、それは人生と同じで後遺症を残すだけですね。ここは養生をさせる意味でも適度な「休息」が必要でしょう。

その休息が適度かどうかですが、このままでは概ね明日も下落基調となることが示唆されているようです。但し、オシュレーター値のコンバージェンスを示している銘柄も多く見られますので、今日までの休息から明日は通常の仕事に戻る気配もあります。

そんな中で、今日の取引は前場引け際での6787メイコーの8700円での買いだけでした。

この株、2月6日に上方修正を出しておきながら、先週の戻りが鈍く、ついにRSIも15%(前日比1%のコンバージェンス)まで売り込まれているためです。OSC値は22日の21%を底に、前場で32%(前日比-3%)と低迷中ですが、22日からは+11%のコンバージェンスです。値段は9190円から8700円への下落。ここは、このあたりを底にしての反発がそろそろ期待できると見ての買いです。今週末までが勝負です。

4314ダヴィンチ・アドバーザーズと、2337アセット・マネジャーズですが、ダヴィンチは、この株としては久々に昨日はOSCが30%台へと落ちてきております。(38%)そして、今日の前場終了では40%です。この30%台から40%台への移行時期は株価の上昇局面でよく見られます。今日はできれば162Kを回復して終わってくれればよいのですが、そうでなくてもこれから上昇フェーズに入る位置取りですので、このまま見守る予定です。OSCが38%を今日割った場合には、愚妻の取り分だけは明日は下がるのが見え見えなので処分するかも知れません。

アセットはやはりOSCが前場終了段階で+4%の41%とコンバージェンスし、これもこれから上昇局面に向かう位置取りですので、このままホールドとします。

問題は6920レーザーテックです。昨日から下げモードに入り、今日は本格的な下落日のようです。OSCは+1%の41%とかろうじてコンバージェンスはしておりますが、43%まで戻らないと、明日はもう一段の下落がありそうですので、引けまでに判断をしなければなりません。分割まではダラダラと下落しそうな株を、そのまま資金ホールドという訳にはいきませんので悩むところです。

先週1週間留守にして改めて感じたことは、相場全体の方向性の中での個別株の売買のタイミングを計ることが如何に重要かということです。先週のような大底からの反転相場では、まさに底で買って数日は放置するというやりかたがベストでした。(昨日の寄りの高値での売却が更にベストでした。)

その点から見ると、今週は再度の下落へと向かう調整相場なのか、一時的な踊り場相場なのかの見極めが重要ですね。まあ、ざっと見る限り先週の大底からの反転局面での一時的な調整局面のようです。このあたりは、今日の引けにかけて全体の銘柄の動きのチェックのなかでより正確に見てみたいと思います。
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南イタリアから帰りました

2006-02-27 18:19:05 | 株に出会う
夕刻に南イタリアから帰ってきました。日本と比べてちょうど桜の花の咲く頃の陽気でした。

株はあちらではインターネットでも見ることもできず、そのままにしておりましたが、やはり先週の月曜日(20日)が大底でそこからの反転が見られたようですね。

その月曜日の押し目を期待して4314ダヴィンチ・アドバーザーズと2337アセットマネジャーズを指して行きましたが、アセットだけ465Kで出来ておりました。462Kが底のようでしたのでこれは久々の会心の指し値でした。

ダヴィンチも601Kまで落ちたようですが、その後切り返し今日は811Kで終わっております。これで平均取得価格700Kでの分割権利取りとなります。愚妻への子株の2株の進呈もこの値段なら何とかなりそうです。

残りの持ち越し株の6920レーザーテックも、20日はなんと6710円まで落ちたようです。7700円での購入でしたので、もし場に張り付いていたら、いくら何でも1000円の下落には耐えきれずに損切りをしたことでしょう。20日が本来の買い場でしたが、不在で致し方なかったところでした。

今日から明日にかけてはデータのアップデートでかなりの時間がとられますので、明日の注目銘柄については、明日になるかと思います。
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テクニカル用語簡単解説

2006-02-20 22:40:50 | テクニカル用語の説明
初めての方のために、このブログのページで使っているテクニカル用語を簡単に解説します。

OSC:オシレーターの略です。ラリー・ウィリアムズの「Ultimate Oscillator」の理論式を使っていますので、7日、14日、28日、の3つの期間の平均値から算出しております。これはRSIと同じく、相場の上げ下げの圧力を前もって予測するテクニカル指標の1つです。

コンバージェンス:「収束」の意。株価が下落しているのにオシレーター値が上がっていること。明日の上昇を予見していると言われておりますが、寄り付きでは前日の下落の余韻から更に下げて始まるケースが多いようです。

ダイバージェンス:「発散」の意。株価が上昇しているのにオシレーター値が下がっていること。明日の下落を予見していると言われておりますが、プラス終了の場合は少なくとも寄り付きでは上昇するケースもありますが、その後の反落には注意が必要です。

乖離幅:計算は、前日安値を抜いて終われなかった、その最新の安値(a)と、当日の高値(b)との差で出しております。(a)-(b)が大きくになるほど買いチャンスが拡がっていることを示します

売買指数:0%~200%の範囲でその日の買いエネルギーを指数化しております。55%以下で買い、144%以上で売りと、ラリー・ウィリアムズは定義しております。

指数値:前回の最低値に近づくか下まわるほど買いチャンスが拡がっていることを示します。ラリー・ウィリアムズの真の安値、真の高値から、ある日を起点にしての累計値を算出しております。単に終値ベースの比較と比べて、窓を開けて始まった日も補正して計算しておりますので、相場の上昇・下落の程度がより正しく判断できます。

ボリュームレシオ(VR):14日間の出来高を反映した改良型のVRです。30%以下からの上への突き抜けで買い、上から70%割れでの売りというのが一応のセオリーですが、他の指標との組合せで判断するのが良いようです。特に10%前後まで下げた場合は、終値がプラ転して30%以上に確かに上昇するまでに、数日の日柄を要する場合が多いので低いからと言っていきなり手を出すのは禁物です。

以上、詳細は2005年7月23日のブログをご参照下さい。(最新情報記載(6.19.08)

日経平均中期波動分析は、2009年1月10日のブログをご参照下さい。

何かご質問があればお気軽に mariomari@goo.jp までご連絡下さい。
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明日のテクニカル予想

2006-02-19 05:45:01 | 株に出会う
= もう1日前のデータを追加2月18日22時。
参考1~5のデータを追加2月19日5時

明日以降いったいこの相場はどうなるのだろうか、ということが今の最大の関心事だと思います。

そこで、テクニカル予想と名付けて、筆者が分析の基本ツールとしている、ラリー・ウィリアムズの究極のオシュレーターの計算式に基づき、大きな下げを示した先週の木曜日と金曜日で、どのようにトレンドの変化があったのかを見てみました。

方法は簡単です。オシュレーター値が前日よりも同値又はプラスで終わっている銘柄の数を、筆者がトラッキングしている250銘柄に対して見てみるというものです。なお、この250銘柄のスクリーニング基準は、2月11日のウォッチリストの定期更新をご参照下さい。4銘柄減っておりますが、その後基準を逸脱した銘柄を削除したためです。

【分析対象銘柄総数】 計250銘柄

・新興市場銘柄:106(42.4%)
・直近IPO銘柄:9
・ボラティリティの高い新興市場銘柄:10
・高格付新興市場銘柄:16(6.4%)
・四季報増益銘柄+直近増益銘柄:32(12.8%)
・成長性の高い新興市場銘柄:31(12.4%)
・東証銘柄(昨年来のIPO含む):46(18.4%)

<1月16日→17日はライブドアショックでほぼ全面安の日>

参考1:1/17→1/18でOSC同値以上の銘柄数:80
(うち東証銘柄が29)
参考2:1/19→1/20でOSC同値以上の銘柄数:45
(うち東証銘柄が11)
参考3:1/20→1/23でOSC同値以上の銘柄数:18
(うち東証銘柄が4)
参考4:1/23→1/24でOSC同値以上の銘柄数:162

参考5:2/13→2/14でOSC同値以上の銘柄数:216
(ほぼ全面高の日)

【2月14日→15日でOSCが同値以上の銘柄数】

 21(新興)+2(直近IPO)+2(ボラ)+4(格付)+7(四季&増益)+5(成長)+11(東証)=計55銘柄

【2月15日→16日でOSCが同値以上の銘柄数】

 31(新興)+0(直近IPO)+4(ボラ)+7(格付)+8(四季&増益)+11(成長)+23(東証)=計84銘柄

【2月16日→17日でOSCが同値以上の銘柄数】
 
 27(新興)+2(直近IPO)+4(ボラ)+7(格付)+17(四季&増益)+8(成長)+23(東証)=計88銘柄


間違いではないかと思い2度検証しました。

何と、OSCが前日と同値又は上回った銘柄数が、金曜日の方がわずかですが多いのです

傾向としては、新興市場と成長性の高い新興株の2つは、金曜日よりやはり落とされています。顕著なのは増益銘柄の回復ぶりです。東証関連は変わらずといったところでしょうか。

オシュレーター値は、翌日の相場の傾向を現わすものとされております。つまり、OSC値が増えていることは、翌日は上がるということなのですね。同値は横ばいということなのですね。

しかし、終値が前日終値に比べてマイナスであるにもかからわらず、OSC値がプラスになっていることをコンバージェンスしているといいます。

先週の木曜日、金曜日はこのコンバージェンス銘柄が圧倒的に多かったのは事実です。

単なる1テクニカル指標での分析ですので何とも言えませんが、少なくとも「金曜日は木曜日より状況が悪化している」ことは証明できませんでした。
結論をあえて言えば、底打ちは結構近いのではないでしょうか。もちろん、参考3のように更に奈落の底があることも予想されますが、その時は80銘柄→45銘柄→18銘柄と、明らかな下落基調を辿っておりました。今回は少なくとも横ばいです。

筆者は月曜日から旅行ですので、あえてダヴィンチアドバーザーズやレーザーテックを金曜日に買いましたが、本当の買い場は恐らく明日(20日)でしょう。それも、朝の悲観一色からの最後の総投げを拾うという戦法です。

もちろんその大底がさらに1日ずれ込むことはあり得ます。その場合は明後日がそのチャンスとなります。

また、このデータは明日の傾向だけを示しておりますので、当然ながらその後にどのような株価形成がなされるかは、再度明日のデータを元に分析を進める必要があることはご了解下さい。

筆者が外国にいて何もデータの分析が出来ないのは残念ですが、よく考えればそんなに悲観する状況ではないと言えるようです。但し、好業績の優良銘柄への選別投資だけは、上記のデータを見るまでもなく、これからの定石投資となると思います。

以上、少しでも今回の下げで含み損を抱えている方々の参考になればと思います。
もちろん、最後はご自分の判断と責任でね。。。
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