株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

4519中外製薬とさきがけ情報の重要性

2008-01-31 21:53:10 | 株に出会う
株のリスクは至るところにありますが、今日臨時に取り上げる4519中外製薬。1月30日に今年12月期の利益見通しが57.6%減となると発表したことから、今日はストップ安に沈んでおります。

この銘柄を題材にして、株のリスクとその事前情報の察知の重要性について、余計なことですが一言。

まず、この株の日足を見ると、12月初めから年初までほぼ一直線に下降しております。日経平均の日足と比べると何か異変があったとしか思えないような動きです。その後今年の大幅下落局面では、世界の景気に左右されない(であろう)内需関連銘柄として見直し買いがありました。筆者はこれに出遅れて、初動の篩い落としにかかって儲け損ねるどころか、損失をこいてしまいました。

そして、1月30日の決算発表です。

ここから、この株価の動きと連動しての情報のいち早い入手の重要性の話に移ります。

1.一方的な下落傾向を続ける株というのは、やはり何か裏があるかも知れないと疑った方が良いと言うこと。

2.決算をまたがってはこうした株は持ち越さないこと。しかし、先日の津田駒工業のように、決算情報を提供している「GC OPTCAST」のようなサイトでも津田駒の決算日は載っておりませんでした。こうしたミスもあるのですね。正確な情報は、HPを見れば歴然と分かります。

3.中外製薬の株価を押し上げてきたのは、例のスイスのロシュとの提携による鳥インフルエンザへの有効性が強く喧伝されてきたタミフルにおいてでした。そのタミフルについてのいち早い情報があれば、この会社の変調を前もって察知できたかも知れません。

4.その件に関する情報が、実はフィナンシャルタイムズ(FT)の1月29日号に出ておりました。中外製薬の決算日は30日でしたので、微妙なタイミングでした。FTの実際の記事のアップロード時間は1月29日1時26分でしたので、日本時間では、1月29日午前10時26分でした。中外製薬の決算発表は30日の午後3時。1日少しの余裕がありました。

5.FTの記事内容は、何と、「鳥インフルエンザ:タミフル耐性型を発見」というものでした。このニュースはロシュに打撃を与えるものとハッキリとうたっております。各国が備蓄した2億2000万分のタミフルが無駄になる可能性すら出てきたのです。対抗薬のリレンザを販売しているグラクソ・スミスクラインは、ヨーロッパの保険庁が代替え薬品の備蓄の重要性を強調したことを諸手をあげて歓迎しております。当然のことでしょうね。

以上が経緯ですが、それでは1月30日段階で15時までに、この情報が漏れていたかと言うと、それは何とも言えません。この日は陰線を付けておりますが、日経平均も陰線を付けております。この件については、ごく一部の関係者しか知らず、特にインサイダー的な動きにはなっていなかったと思われます。

片や、2914日本たばこ産業は、ここ5日ほどは日経平均とは逆の動きを明らかに示しております。複合チャートで指数値を重ね合わせてみればそれは一目明瞭です。これは、証拠はありませんが、インサイダーの動きがあったものと推察できます。多分、調べても尻尾は掴めないでしょうね。

ではどうすれば、我々弱小個人投資家は身を守れるのか?いつもは地合と順に動くのに、それが逆に動く時は、何か怪しいと見る以外にはなさそうです。

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明日のモニタリング銘柄(2.1.・08)

2008-01-31 20:32:08 | 明日のモニタリング銘柄
最初に、オシレーター値と値動きの推移を見ておきます。【OSC4層分析】
馬鹿みたいにトラッキングしておりますが、1つの傾向について確たる何かを掴むまでは続けるつもりです。そうでないと、ノウハウにするには全くのデータ不足ですので。

注:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。
日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず

1月11日(-277円)①133件②19件 ③9件  ④43件
1月15日(-138円)①155件②11件 ③8件  ④30件
1月16日(-468円)①97件 ②58件 ③21件 ④28件
1月17日(+279円)①5件  ②12件 ③171件④16件
1月18日(+78円) ①4件  ②15件 ③154件④31件
1月21日(-535円)①26件 ②4件 ③6件  ④167件
1月22日(-753円)①179件②17件 ③5件  ④2件
1月23日(+256円)①12件 ②10件 ③143件④37件
1月24日(+264円)①5件  ②17件 ③169件④12件
1月25日(+536円)①5件  ②6件 ③181件④12件
1月28日(-541円)①114件②4件 ③7件  ④76件
1月29日(+391円)①17件 ②1件 ③48件 ④134件
1月30日(-133円)①46件 ②45件③63件 ④45件
1月31日(+247円)①8件  ②49件③135件④7件

結果的には、昨日の②のコンバージェンス銘柄がある程度増えておりましたので、今日の押し目買いが有効だったことになりました。②のコンバージェンス銘柄は今日も49件ありますが、既に③が100件を越えておりますので、いつ反落しても不思議ではない状況かと思います。これで下げると見たNYダウが上がって、円安方向にでも振れれば、更に明日の前場は③が更に増えて、②も底上げされる可能性があるかと思います。

そうでない時、相場が膠着状態の場合(NYが停滞などで)は、今日は見向きもされなかった新興市場銘柄が脚光を浴びるかも知れません。あるいは、仕手性の強い1部銘柄も要注目です。

いずれにしても、NYダウ次第、為替次第ということになりそうです。

各市場の状況をまとめておきます。

・日経先物:OSC46%(+6%)
・日経平均:OSC56%(+12%)
・TOPIX:OSC61%(+13%)
・マザーズ指数:OSC48%(+12%)
・ヘラクレス指数:OSC54%(+11%)
・国債先物:前日比5銭安、OSC31%(-2%)
・日経先物イーブニングセッション:13460円(大証終値比-90円)
・NYダウ:207ドル高、OSC64%(+3%)1日午前6時半追加
・シカゴCME:13660円(大証夕場比+140円)同上
・ドル円:106.5円(1日、午前6時半現在)同上

各市場とも派手に伸ばしました。この反動が明日は来なければよいがと思っております。来たら来たで、リバウンド力が今度は試されるかと。

そこで、明日のモニタリング銘柄です。

1.2167ウェブマネー
 押しに押されてついに今日は190Kまで下落。しかし、これでOSCは+9%の35%まで急上昇。明日押し目で190Kを割り込まねば反転もあるかと。

2.1412チャイナボーチー
 期待外れの連続ですので、取り上げるのが憚れますが、出来高を伴っての最安値終了です。投げる方は投げ終わったのかも知れません。OSCも+2%の27%とコンバージェンス。

3.2497ngiグループ
 よく分からない値動きをする株ですが、新興市場にはこういう鬼っ子のような株も必要なのでしょう。そろそろ巻き戻し体勢に入ったか?

4.8697大証
 一足先に上げていた分、今日は新興市場の不調に歩調を合わせてのマイナス終了です。576Kというのが、この株の過去10日の安値移動平均です。その崖っぷちに留まっての終了ですが、踏みこたえることが出来れば、再度上昇に転じる可能性は大かと。まず第一の目途は600Kです。

5.6727ワコム
 これは地合とよく逆行する一匹狼株です。その意味では筆者好みの株ですが、あまりこの株で勝った記憶がありません。明日、市場に倦怠感が蔓延するような事態になれば、チョイとこの株が賑わうかも知れません。206Kなるかどうかが勝負か。

6.6330東洋エンジニアリング
 いささか出遅れている株。今日も475円あたりがネックラインとなっておりましたが、OSCも+6%の49%となり、1月25日のそれに並びました。教科書通りなら、明日、このネックラインを軽く越えていく力があれば500円の奪還も見えてくるというものです。テクニカルには明日の本命。

7.8934サンフロンティア不動産
 不動産全体が悪いと言っても、この株、一体どこまで行けば、この世のフロンティアに出会えるのだろうか?サンという接頭語は、言うまでもなく、Saint(=聖)を意味するのでしょう。それにしては、極めて泥臭い日本語の「不動産」などというヤクザな名前と渾然一体となっているのが、多分ここにきて災いしていると思います。神を冒涜するなとの声に押されてね。もうチョイ見守ってあげて、101Kが割れないかどうか見極めてからの参戦もありかと。ひょっとすると明日あたり、思わぬ後光が差してくるのかも知れません。

8.2766日本風力開発
 この株は業績に関係なく一皮むけております。しかし、今日のような凪の日は、とんと元気がありません。世の中が風雲急を告げる時がこの株が活躍する日です。明日は、再度270Kあたりまで押されてからの反発力に期待。べた凪が続けば見送りです。

9.6519エネサーブ
 凪といえば、その時活躍するのがこうした得体の知れないヤクザ株です。今日の安値328円前後と高値の346円のボックスから抜け出すのかどうか。1月18日のように出来高が鍵を握っております。その日は暗黒の下げを迎える前日でした。こうした夕暮れ時に怪しく光る株がこれです。

10.3107ダイワボウ
 最後にご紹介するのは、本家仕手系のこの株です。今日は地合が激しく上に行っているにも拘わらず、上げの足を引っ張られておりました。どなたかが、まだ出番ではないよ、と言っていたようです。もう一度明日は310円あたりまで諦めて下ろされてからが本番です。大和紡績というのが正式社名だと思うのですが、どういう訳か、クイックなどはダイワボウとカタカナ表記です。登記名が大和紡績で、営業上の社名がダイワボウのようです。要は、ダイワボウというのは源氏名と考えれば、この株の仕手性が何となく分かりますね。明日は、うっかりとこの株の洗練された妖艶な振る舞いに呉々も絡め取られないように。

以上です。しかし、今話題のチャイナはあるし、聖なる株もあり、環境銘柄に鳥インフルエンザ関連やら、ヤクザな仕手株やらファンド系、それに株屋銘柄まであるし、全く変な株が揃いも揃ったものです。まともなのは東洋エンジニアリングだけですか。明日はどうやら不穏な空気が流れるその前兆かも知れません。
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綺麗に窓埋め

2008-01-31 11:22:06 | 株に出会う
昨晩のNY市場のダウ平均は、一時200ドル高まで上げるも、引け際にかけてのモノラインの格下げ情報で急落し37ドル安で引け、為替も円安傾向が一転円高となりました。

シカゴの先物も13395円まで下落。今日の東京市場は、このNYの強烈な下げトレンドでの終了の雰囲気を引きずってか、先物がシカゴより255円も安く始まりました。

しかし、これが市場の心理的なオーバーシュートだったのです。

考えてみれば、モノライン各社の格下げの話はここのところの下げの元凶だった筈です。それが、たまたま間近に迫るとの報道があったことで、なぜ急に狼狽売りをするのか、これも心理的なオーバーシュートの結果かと思います。

筆者は幸いにして未経験ですが、死刑執行が決まった死刑囚の心境のようなものかも知れません。ある日の朝、いつもは来ない時間に看守が自分の独房の前に止まって、鍵をカチャっと開けた時の気持ちたるや、生きた心地がしないものと推察します。それだけ生に執着するように人間の心は出来ているものかと。

後は、集団心理でしょうか。水鳥の群れに誰かがカチャっと鉄砲の引き金を引く音を立てた時に、一斉に飛び立つ様子をご想像下さい。

しかし、その混乱のさなかにチャッカリと利を稼いでいるお方もいるようです。例の中国の餃子騒ぎの渦中にいる2914JT。(ちなみに、この株の証券コードは「憎いよ」と読みます。)どうも、このところ下落からのリバウンドがないため、おかしいと思っておりました。案の定というべきか、誰かが密かに売っていたのです。ずっとこの株を見ている筆者の目はごまかせません。今日の寄り付きの気配値はストップ安。長期投資の愛煙家はさぞ肝を冷やしたことでしょう。もうこの株とはこの際、思い切って縁を切ろうと思ったに違いありません。

そこが付け目と感じた抜け目のない投資家が世の中にはいるものです。その寄り付きがまさに今日の底だったのです。それに食らいつくハイエナの行動に、縁を切った方々は、さぞや煙に巻かれるどころか、餃子に負けず劣らずの「吐き気」を今頃は訴えているに違いありません。

オーバーシュートし過ぎと言えば、持ち越しの4543テルモもでした。最初の揉み合い段階で先物も下落しておりましたので、たったの270円高で売却。その後460円高まで暴騰。しかし、人間欲を掻いてはろくな事はありません。昨日、この株を引けに2万株成り売りをしたお方の心中を思うと、まだましだと思わねばなりません。

どうも読みづらい相場ですが、例の国債先物との相関は確かにあるようです。しかし、しかけはどちらからかと言うと、前場を見る限り株の先物のようですね。

前場はテルモ以外のトレードはなし。あえて難しい局面で無理をしても、勝ったり負けたりがおちです。もう少し、オーバーシュートするまで根気よく待つつもりです。しかし、このオーバーシュートの雰囲気を咄嗟に判断するのが如何に難しいことか。これが出来さえすれば鬼に金棒なのですが。
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明日のモニタリング銘柄(1.31.08)

2008-01-30 20:43:36 | 明日のモニタリング銘柄
後場は前場終了時の予想通りの下落基調でした。

最初に、オシレーター値と値動きの推移を見ておきます。(OSC4層分析)

注:①から③に件数が移動するに従い、相場環境の改善を示唆しております。④は中立。
日付の後の( )内の数字はその日の日経平均の前日比。

①OSCが前日同値以下&終値が前日安値と同値かそれ以下で終了
②OSCがコンバージェンス&前日比マイナス引け
③OSCが前日以上&プラス引け
④いずれにも該当せず

1月11日(-277円)①133件②19件 ③9件  ④43件
1月15日(-138円)①155件②11件 ③8件  ④30件
1月16日(-468円)①97件 ②58件 ③21件 ④28件
1月17日(+279円)①5件  ②12件 ③171件④16件
1月18日(+78円) ①4件  ②15件 ③154件④31件
1月21日(-535円)①26件 ②4件 ③6件  ④167件
1月22日(-753円)①179件②17件 ③5件  ④2件
1月23日(+256円)①12件 ②10件 ③143件④37件
1月24日(+264円)①5件  ②17件 ③169件④12件
1月25日(+536円)①5件  ②6件 ③181件④12件
1月28日(-541円)①114件②4件 ③7件  ④76件
1月29日(+391円)①17件 ②1件 ③48件 ④134件
1月30日(-133円)①46件 ②45件③63件 ④45件

見事に4つに分かれました。これは一体何を表すのかチョイと解釈に悩むところです。今晩のFRBの利下げに期待している人も、不安に思っている人も、逡巡している人も、均等に存在するということかも知れません。②が増えているのは良い兆候ですが、前日の上げ過ぎの反動かも知れません。強気・弱気が交錯している状態かと思います。

次に各市場の位置取りです。

・日経先物:OSC40%(前日同値)
・日経平均:OSC44%(+3%)
・TOPIX:OSC48%(+2%)
・マザーズ指数:OSC36%(前日同値)
・ヘラクレス指数:OSC43%(前日同値)
・国債先物:OSC33%(+2%)
・NYダウ:37.47ドル安、OSC61%(-2%)1月31日追記
・シカゴCME:13395円(大証夕場終値比-35円)同上
・ドル円:106円49銭(-64銭、円高)同上

国債先物はこれから上げる気配だし、株式市場はOSCで見る限り反転しそうな雰囲気だし、両者の綱引きが真っ盛りというところです。NYダウのOSCが昨日で63%にも達しておりますので、今晩反落する可能性が高まっておりますが、もう一段の上昇から、少々間をおいての下落のシナリオを筆者は有力と見ております。

「FRBがオーバーナイト金利をカットしても、信用収縮を止められないかもしれない。結局、信用バブルはアラン・グリーンスパンの元でFRBが徐々に金利を引き上げていた10年間で、もう制御不能に陥っていた。ノーベル賞受賞者のエコノミストであるジョセフ・スティグリッツが言うとおりに、FRBは「糸を押しているようだ。」(フィナンシャルタイムズ、1月30日付け) 筆者注:糸は押しても全く効き目がない。

この信用バブルの隠された問題が更に出てくるのではないかと市場は怯えており、金利の下げによって収拾を図ろうとする政府とFRBの感度のなさが、今回の年末年初の世界的な大暴落を招いてしまったのでしょう。

しかし、一部には今週の雇用統計がすばらしい結果となる可能性が高まっているとの、同じフィナンシャルタイムズの論調もあるようです。

まあ、今週を過ぎればそれなりの方向性が見えるかと思います。

明日のモニタリング銘柄ですが、ここまで紙幅を使いすぎました。簡単に銘柄の列挙だけとします。地合次第で一斉に同じ方向へとどうせ行くでしょうから。

1.9432日本電信電話
2.4503アステラス製薬
3.3402東レ
4.6762TDK
5.3107ダイワボウ
6.4296ゼンテック・テクノロジー

以上です。持ち越しは御法度の今日決算発表銘柄、4543テルモだけ。ごく普通の決算ですので、買わなくても良かったのかも。。。
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プロは両睨みをしているよう

2008-01-30 11:14:41 | 株に出会う
朝方の日経先物の下方への動きにあまり気づかなかった方は、そこで利益の幾らかを喪失していたことと思います。

JGB先物という、外人投資家中心の長期国債先物の価格は、前日比25銭安の137.25円で寄りついた後、9時14分に今日の高値の137.55円をマークするまで、途中の137.4円あたりでも揉みあいを経て、ほぼ一直線の上昇でした。

対する日経先物は、9時16分に今日の安値を付け、その後はJGB先物のジリ下げ傾向を受けて、大きな動きとしては右肩上がりでした。10時頃にピークを付けておりますが、その後も13500円を何度か前場の終わりにかけて奪還するも、それ以上には個別株の反応は鈍くなっております。

ここにも、相場のボラティリティが高い時間帯以外は、だらだらとした上昇、下降の繰り返しでは、例え、右肩上がりでもそれと気づかず、むしろ、相場での新鮮味がドンドンと薄れ、またトレーダーも今日の資金を投入し過ぎていたりして、段々と価格変化に対する感度が鈍っていくのでしょう。

持ち越しの6758ソニーは+90円で手放しました。

今の相場状況は、JGB先物が10時半を契機にして上げに転じております。但し、今日の朝の高値は抜けておりません。どっちかいうとボックス圏での動きです。為替は円高方向に少し振れておりますが、節目の106.2円を終値で割り込む雰囲気は今のところなし。一方日経先物は、前場引け際の上げでOSCは+1%の41%に伸ばしております。

日経平均も+5%の46%に、マザーズ指数も+3%の39%へと上げに転じております。

昨日までのOSCダイバージェンス(OSCは下げながらもプラス終了)に対しての今日のシナリオについては、朝一番の上げからの利確の動きで一旦マイナス圏に落ちるも、そこからは債券への資金の逃避があまり進まず、株への強気ぎみの投資が向かっているといったところです。引けにかけてこの13500円の節目を越えて終われるのかどうかが、後場の注目点です。

業種別では海運が上昇率トップ。途中で9113乾汽船を見た時、まだマイナスでしたので、そこで突っ込み買いをしておけば良かったのですが、様子見をしているうちに買いそびれ。

前場は、10時半の上げ転換の時に反応が遅い4293セプテーニ娘に思わず183Kで手を出しましたが、乾のような場への連動が見られず、そのうちJGB先物がおかしな雰囲気になってきましたので、-1Kで撤退しました。今日はこの株にはもうフェロモンが分泌されていなかったようです。

賑わっている株に皆さん寄りつく気持ちがよく分かります。9438エムティアイなど素直に買っていれば良かった訳ですが、利益は減っているというところに何となく疑心暗鬼があって駄目でした。そのあたり、業績狙いの場合は勝つも負けるもフィフティ・フィフティではないでしょうか。もっと、地道に狙ったところでの売買で着実に利益を積み上げる、そのテクニックに磨きをかけねばならないと、再度痛感した次第。
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