株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(8.1.06)-Part2

2006-07-31 23:27:26 | 明日のモニタリング銘柄
市況概況を忘れておりました。

◆マザーズ指数

 OSCは+1%の36%です。RSIも+11%の28%です。これだけ見れば、明日も順調に切り返す形ですが、7月18日につけたOSCの直近の最低値23%からすると、その時の終値を6ポイントほどしか上回っておらず、OSCは13%も上げているということとなります。つまり、OSCの上昇ほどには上げていないため、いつ何時地合の悪化で突き落とされるか分からない、という現状となります。

◆ヘラクレス指数

 こちらもOSCは+1%の41%、RSIは+12%の31%となっております。7月18日のOSCの直近の最低値24%に対しては、+17%となっておりますが、終値も74ポイントほど上げておりますので、マザーズ指数よりは上げの勢いがあるかと思います。

◆日経225平均

 OSCは-6%の60%と反落しました。RSIも同様に-3%の48%です。先週金曜日にピークアウトしたものと思われます。15500円を回復していれば少し雰囲気が違っていたかも知れません。

問う訳ですが、明日は日経の下落に引っ張られて、骨の皮一枚で上昇気流にしがみついている新興市場株に、痛い鉄槌が下されるというのが最悪のシナリオです。

ついでですので、指数値面から売られすぎ銘柄を見てみました。

・3778さくらインター 27日に後3Kほどの下落で追いつきます。
・2437シンワアートオークション 7月19日の指数値に後少し。
・1408サムシングホールディングス 7月19日の指数値から後16Kの下落要。
・9422アイティーシーネットワーク 6月19日以来の低水準。

少々眠気が差してきました。もうこのあたりで打ち止めます。
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明日の注目銘柄(8.1.06)

2006-07-31 19:17:59 | 明日のモニタリング銘柄
いやはや、2491バリューコマースの値動き、見事な放物線というのか、単なる平凡な山の形というのか、これでは全く読めません。まさに一か八かの勝負です。結局終値は、筆者が売った値段とほぼ同じでした。

いくつかの銘柄でストップ高が出ているのですが、かといって場全体が活況を呈するという訳ではない、変な相場でした。コメント欄にも書きましたが、4340シンプレクス・テクノロジーは、63300円で手放しました。都合3日間のお付き合いでしたが、色々なドラマを楽しませてくれました。またこの株に回帰したいと思います。筆者、何だか季節はずれの渡り鳥のような気がしてきました。

持ち越しは、9424日本通信と、3713ネットマークスという変な取り合わせになりました。いずれもテクニカルには押されすぎと判断しての買い参入でした。ポンツーこと日本通信はともあれ、ネットマークスの今日の動きはほとんど化石状態でした。どういう訳か、110Kに213枚の売り板が鎮座したままなのです。出来高は今日は302株です。この鎮座状態が気になって買いに入りました。これは一体どういう意図なのかと? 何だかこの売り板、イースター島のモアイ像のような気がしないでもないのです。つまり、単なる太古の置物といった感じでしょうか。しかし、このモアイ像を明日は何方かが意を決して攻撃して倒して欲しい、その瞬間を見たくて買ったようなものです。

さて、明日の注目銘柄ですが、今日の結果を見ても、外れてはいないのですが、あまりにモグラ叩きのような結果になるので、恣意的にコメントをするのは今日は控えて見ます。ひたすら冷静にかつ客観的な状況だけを綴ってみたいと思います。

コメントにも書きましたが、明日の動向を示唆するというオシュレーター値が、前日より同値か上回っている銘柄(つまり、明日の上げを予兆している銘柄)を数えてみました。その結果72銘柄でした。約25%です。先週の木曜日から金曜日にかけてオシュレーター値が前日同値か上回っていた銘柄は何と242銘柄です。約85%でした。今日は、この意味では、NYの結果というよりか、完全に上げる日だったのです。

86%→25%への急落です。これは風雲急を告げつつあると見ました。

そこで明日の注目銘柄は、まず、OSCが30%台でRSIとともに上げている銘柄を抽出してみました。いわば生き残りの25%の中でも上げ余地の大きい優等生と言えます。

テクニカル用語の簡単解説


・3754エキサイト 巨漢NTT東西との提携話でストップ高なので当然か。
・8918ランド この銘柄は予測不能の気まぐれ銘柄です。
・2438アスカネット 葬式銘柄なので皆が不幸な傾向を辿るときこそ出番あり。
・2477比較コム もう初値と比較するのも憚れる状態なので許してあげて。
・9438エムティアイ 不可解な下げの単なる反動かどうか。不気味。
・4065紀文フード これも貶められ過ぎての反発のようです。
・4312サイバネットシステムズ すっかりご無沙汰。技術力はあるのにね。
・3331雑貨屋ブルドック 厄落としが今日果たして終わったのかどうか。
・4819デジタルガレージ 急に動意づく。出来高も急増。一体何が?

たったの9銘柄です。どれもこれもこれまで散々売り込まれてきた銘柄です。いわば裏街道に放置されていた株達とも言えます。これではあまりに明日が寂しいので、オシュレーター値が、前日比で+1%から3%程度の穏便な上げに終始した銘柄で、OSC値そのものは40%台程度で終わっているものの中から、次の注目銘柄として挙げてみました。

・3371ソフトクリエイト +1%の50%ですが、堅実な株です。通称ソフクリ。
・2468ヒュートレック +1%の49%、やっと出来高も増え切り返し。いい調子。
・4305IMJ +1%の45%、デジハリの意地を早く見せて貰いたい。
・4765モーニングスター こういう株も市場には必要です。46%で同値。
・4281DAC +2%の41%、ここまで貶められれば親が黙ってはいまい。
・8902パシマネ +1%の48%、こんなところでウロウロしてはいけない株。
・6677エスケーエレ +1%の49%、よくぞここまで。しかし液晶は厳しいぞ。
・3747イントレ 証券システム需要の恩恵かも。+2%の46%。
・4751サイバーA +2%の45%、残ったヒルズ族の雄となれるか?
・4287ジャスプラ +1%の44%、収益横ばいとはいえここまで落ちるとは。

最後に、おまけしてオシュレーター値が30%台でダイバージェンスしている銘柄です。今日はプラス終了しているものの、OSCの絶対値が低いので、一旦、明日の前場は反発することがよくあります。基本的にはOSC値が下がっておりますので下降トレンドであることはお忘れなく。

・3713ネットマークス -7%の35%、たまに噴くのでつい手が出ました。
・3755GDH -6%の38%、なかなかに面白いやんちゃ株とでもいうべき存在
・3756豆蔵 ご存じ元禄時代の大道芸人。はやく大技を出して欲しい。
・7749メディキット -15%の29%、手元のCashで自社株買いでもしたら?
・3789SCN OSCは35%で前日同値。PER105倍はやはりネック。
・3787テクマセ -7%の36%、素質はあるが公募32万で今の値段は出世し過ぎ
・3785エイティング -9%の31%、社員の給料を5割上げる以外には方策なし。

この中から各自のお気に入りの銘柄を絞って、明日はトレードにいそしんで頂きたいと思っております。的を外さぬよう、筆者も出来るだけ努力します。
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買いが続かない

2006-07-31 11:35:26 | 株に出会う
寄りは景気よく特買いで始まった相場ですが、イワイトレーダーに入れていた注目株以外が健闘し、肩すかしを食ったようです。3783ナノメディア2384SBSホールディングスそして、6263プロデュースなどが、肩すかし銘柄でした。

前場に今日上場の2491バリューコマースに値が付いてからは、予想通りの激しい動きなので、他の銘柄が静止したようでした。この株1つだけIPOで当っておりました。

最初は初値マイナス20Kでの注文を入れていたのですが、450K越えの場面もあったため、少し逆指し値成り売りラインを上に持って行き430Kにしておきました。その後、一時的に453Kという最高値を付けるや否や、普通はさらに上昇する筈が、あっという間の利確の動きで落とされました。そして、10時22分に415Kを付ける過程で、逆指し値より5K低い425Kでの約定でした。

やはりベンチャーキャピタルの持ち株処分の「幻影」が皆さんにちらついていたことと、直前のフィスコの初値下方修正も影響したのかも知れません。朝の気配値では、400Kあたりでしたので、これは弱気で始まるとは思っておりました。前場は409Kで終わっておりますが、ダウントレンドには違いありません。旅行費用を稼ぐつもりが、旅行の小遣い程度の稼ぎとなってしまい、これも肩すかしをくらいました。しかしこんな贅沢を言っては罰が当たりそうですので、「感謝の気持ちで一杯、さすがバリュー株です」とでも訂正しておきます。

全体には場が膠着しております。やはり出来高が薄く昨年までのような一本調子の上昇はとても望めない相場のようです。それだけに、場が動く一瞬のタイミングをうまく見極めてトレードをしなければなりません。どうもベテラン同士の一騎打ちのような様相ですね。蹴落とされないように注意せねばなりません。この年でまともに若い連中から突き飛ばされると、うっかりするとどこか骨折し再起不能になりかねません。バリューコマースのような白昼戦にはとても入っていけるものではありません。

このバリューコマース、確かにアフィリエイト広告では老舗であり、筆者も数年以上前からよく知っている会社です。しかしこの地合ではVCの売りはともかく、公募価格のPERがチョイと高すぎたようですね。さすが、ヤフーの子会社だけのことはあります。市場から最大限の資金の吸い上げを行うために、子会社であることさえプレミアム化してしまうとはさすがです。
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やっと帰還

2006-07-30 11:18:07 | 折々の随想
やっと法事の義理果たしから解放され帰還しました。
あちらでは、郊外に最近巨大なショッピングモールが出来たらしく、その中に、ご多分に漏れず、シネマコンプレクスがありました。お目当ての映画は午後遅くからの上映はなかったため、代わりに時間がピッタリと合った「日本沈没」を姉夫婦と一緒に見ました。

ストーリーの組み立てがあまり良くないことと、わざとらしいエピソードの挿入で気がそがれ、特撮技術も俯瞰映像や大津波や地割れ落石のシーンも、壮大ではありますが、もっと精緻な映像を期待していた向きにはチョイと物足りないものがありました。

草刈何とかという若者の恋愛ストーリーも、下手な少女恋愛小説を読んで知るようで全く白けました。これが高橋和己と友人だった小松左京の原作に本当に入っているのか、どうも疑わしい気がしてなりません。

ところで、実際の恋愛の機微というものについて、最近の特に若い男性はあまりに無知ではないかと、筆者も若い頃は無知蒙昧だったがために、チョイと気にはしておりました。

そうした若い男性の皆さんに、お奨めの読み物があります。
それは、MYCOMジャーナルというIT系のメルマガが週末に1回、「理系のための恋愛論」という連載を出しております。このコラムの酒井冬雪という執筆者の文章が、とても面白くためになります。気軽に読めるし、恋愛の機微というものについてなかなかうまく描けております。もし、ご存じない方は一度覗いてみてはいかがでしょうか?もちろん、若い女性も含め、老若男女だれでもOKですよ。

若い人の特権は、いうまでもありませんが、今後の人生に良いこと悪いことを含めて「波乱」が待ち受けていることです。それを一人で受け止めるのか、相棒、伴侶と一緒に受け止めるのか、どちらでも自由ですが、酒井冬雪さんもいうように、誰かと一緒に喜んだ方が数倍も楽しいはずです。悲しい時は数倍癒されるはずです。

その意味では、年を取ることの残酷さが浮き彫りになります。そうした経験を共有しようにも、もう残された時間があまりないのかも知れないのです。(今回の法事で分かったことですが、従兄弟のうち2人まで亡くなっておりました。筆者とは2つ違いと4つ違いです。小さい頃よく遊んだ仲でした。)また、仮に長生きしたとしても、ワクワクするようなエキサイティングな時間が、若者の波乱の人生ほどには、待ち受けておりません。健康のために社交ダンスに興じて淡い初老の恋愛感情を抱くような、そうした時間がせいぜい流れている程度です。

しかし、株は恋愛とは異なり、まさしく老若男女を問いません。だれでもエキサイティングな時間に引き込みます。ところがどっこい、金儲けだけを目的とした場合には、株などの金融取引ほど負けた時ほど味気ない思いをすることはありません。

そこで負けても納得できる取引、それを目指したいものです。例えば、4340シンプレクス・テクノロジーの先週の好決算発表日前日の引けの下落局面での追加買いは、たとえ含み損を抱えることになったとしても、筆者にとって全くエキサイティングなトレードでした。(翌日の更なる怒濤の下げは予想外でしたが。)こうしたトレードは、やはりその銘柄に対するきちんとした裏付けがあってこそ、自信をもっての下落途上での買い上がりができるのだと思い直しました。

これからは、ある程度優良銘柄を絞りながらのトレーディングを心がけたいと思っております。
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明日の注目銘柄(7.31.06)

2006-07-28 19:14:55 | 明日のモニタリング銘柄
今晩から法事のため日曜日まで小旅行をします。そのため、明日の注目銘柄を、今日の感想と合わせて先に検討しました。

世の中の銘柄にはデイトレ銘柄とそれ以外があるようです。デイトレ銘柄は激しい値動きと出来高が要請されますので、直近IPOの人気銘柄が最適です。

そのデイトレ銘柄を今日はいくつか見ておりましたが、例えば3037スタイライフや、3087フィスコ、そして、朝方活況だった3810サイバーステップなどは、この乱高下でうまく勝ち抜くにはVWAP(その日の加重平均取得価格)からの乖離が大きくなったところで買うのが良さそうです。スタイライフの場合は、14時27分と14時56分の2回、207Kを付けております。そして、2回目の方がその後の上昇率が良いのは、207Kが底として改めて認識され買い安心感に繋がったためのようです。サイバーステップの場合も同じです。429K~431Kが都合4回も底値として機能しております。そして、4回目の10時15分につけた431Kからの上昇が最も大きく10時28分には今日の高値の453Kを付けております。

そのあたりのことは何となく意識しながらトレードしていたのですが、ほんのちょっとの差で届かなかったりして、どうもうまく拾えません。もっと固い意志を持って買いに入らないと駄目かも知れません。特に今日のように大きな押し目もない日はそのようです。我ながら本当に下手です。もっともジェイコム君のように振る舞えているお方は少ないと思いますので、そう悲観することもありません。いつもうまく行く方がおかしいとでも考えましょう。

それから、安値更新しながらテクニカルにはいつ反応してもおかしくないのに、どうしてもその日に動かない銘柄があります。例えば2929ファーマフーズです。この株、後場の活況時にもほとんど動きませんでした。後場に169Kと167Kで拾っておいた分を売るチャンスすらこの相場でありませんでした。やむなく165Kで損切りです。この165Kというのが明日以降の上昇の分岐点になると見ているからです。結果は167Kまで上げておりますので、失敗ということになります。もし来週に雰囲気が違っていたら、それはその時にマークしておいて判断しても間に合うと思います。上に挙げたようなデイトレ銘柄でも、買い参入のポイントはいくらもある訳ですから。

デイトレ以外の銘柄としては、今日は首尾良く上げてくれた4340シンプレクス・テクノロジーや、引けに297Kで買った3776ブロードバンドタワー等です。これらは、少し長いスパンで見て底値からの切り返し途上にあると判断しました。日本高分子化学も後場からずっとマークしておりましたが、引けの押し目があるだろうとじっと待っていたものの、僅かに届かずでした。これも来週の勢いがどの程度持続しているかを見極めてからの参入となります。

さて、明日(7月31日)の注目銘柄ですが、相場は反転しての上昇気流に乗ろうとしている段階です。

マザーズ指数とヘラクレス指数ともに後場に更に上昇しましたが、共に7月25日の安値に届いておりません。マザーズ指数はあと10ポイント程度、ヘラクレス指数は、後8ポイントで届きます。明日は、この目前の壁に阻まれるか、それとも簡単に抜けるかどうかが見極めとなります。特筆すべきはマザーズ指数はOSCが23%という最低値を付けた7月18日の終値をまだ32ポイントほど下回っておりますが、ヘラクレス指数は同じ日にOSC24%を付け他時の指数値を、今日で23ポイントほど上回っていることです。ヘラクレス指数の方が回復が早いようです。

日経225平均は今日も続伸しOSCはついに66%にもなりました。RSIも51%です。次の節目は7月4日、5日にかけての安値の15480円、15600円あたりとなります。後140円から240円ほどで到達しますが、この間の上げがOSC66%で分かるとおり結構なレベルまで既に達していることが分かります。今年の3月以来のデータではOSCが70%以上マークした日はたったの3回しかありません。今回タッチするにしてもそこからの調整は不可避ではないでしょうか。

といったマクロな分析を踏まえての明日の注目銘柄です。新興市場はこの反転時期に出遅れを示唆するテクニカル評価を中心にチェックしてみます。筆者が昨日早めに切って失敗した今日ストップ高の8941レイコフがいい例です。昨日短気を起こしての損切りは失敗でした。OSCだけより、RSIも併用した方がうまく行くようです。皆さんRSIのみを見ているためでしょう。

【押し目からの反転狙い】

1.2413ソネットM3

 この株着実に切り返しておりますが、7月11日にOSCの最低値をマークしたときの終値に今日はほぼ並びました。OSCは+16%、RSIは+12%のダイバージェンスです。こうしたケースは地合を見ながらの押し目で、今日の安値の390K近辺で待つのが良いかと想います。出来高も増えており基本的には上昇気流に乗った株です。3755GDHも同様です。但し、こちらは貸借銘柄であることに注意。それだけ売りに押されると言うことです。

【順張り銘柄】

1.8703カブドットコム証券

 OSCは40%→45%へと順調に伸長。乖離幅が-5Kなのも買い手がかり。鈍重な動きの株ですので、あくまでも170Kあたりまでの押し目での待ち受け戦法です。指し値攻勢にでても墓穴を掘ることにもなりますので、呉々も注意。筆者の気性にはこの株、全く合いません。

2.6263プロデュース

 筆者がRSIゼロで先日から注目していた株です。ついに本日噴きました。いつもそうなんです。筆者の見立てというのは1-2日のタイムラグで動くと考えた方が良いようです。それだけ究極のオシュレーターによるテクニカル指標は先行指標として機能すると言うことですね。これだけ押された株ですから、この線香花火では終わる訳はありません。OSC70%台が常連のこの株にしては+2%の56%というのはまさに熟年の頃合いのようです。RSIはちなみに35%です。まるで35歳の働き盛りのようです。

3.6920レーザーテック

 ここまで切り返せば、後は25日線の2600円近辺までは一気にいくのではないでしょうか。OSCも+1%の51%と、いわば理想的な上昇です。この程度のじわりとした上昇が良いのです。RSIは最悪期の9%からは上昇しましたが、まだ38%です。

【まだ出遅れ銘柄】

1.3785エイティング

 7月20日のOSC29%を底に今日は42%まで伸びましたが、終値は30Kも下回っているダイバージェンスです。日経の記事の怨念を明日は晴らすか?

2.3783ナノメディア

 この株、どもまでも弱気です。しかし、OSCは今日で+3%の42%です。マイナス引けですが、こういう場合は押し目から思わぬ馬鹿力からを発揮することがあります。もう誰も売らなくなるので、後はやりたい放題になるためです。亭主関白に悩まされていた気だてのいいご婦人が、亭主の死後、やりたい放題の生活をするよくある事例に似ております。人生、我慢すると良いことが控えていることもあるようです。しかし、我慢もほどほどにしないと、自分の方がポックリと先に逝ってしまうので、そこは細心の注意が必要です。筆者のように、愚妻の攻撃を程よく受け流す術を身につけることが肝要かと。

3.3331雑貨屋ブルドック

 何とか地合に乗ってプラ転しました。OSCも+3%の31%です。RSIも+2%の16%です。このあたりからはいくらなんでも反発しなければなりません。PERも22倍まで落ちました。往年の冴えはどこにいったのでしょうか。株式分轄してから何もかもおかしくなったようです。何だか遺産分割で親族同士が骨肉に争いに入ってしまったような感が、この株にもあります。株価はものを言うことが出来ません。値動きで態度を示す他はないのです。筆者のつなたい翻訳によると、この株の言いたいことは、「早く縄を解いて大平原に放して」、という野生のブルドックの悲痛な叫びでした。ブルドックを売る訳でもないのに、ブルドックを語ったという、そのたたりでしょう。ここまでの下落は。

4.2929ファーマフーズ

 上場来安値を今日付けました。控えにかけてはさすがに少し戻して+1Kの終了です。OSCも+5%の39%です。19日の29%、174Kに対してのダイバージェンスは顕著です。RSIも+2%の21%と切り返したようです。ここまで押されて、明日反発局面がないならば、今度こそは見捨てられそうです。バイオベンチャーなどと粋がっている場合ではありません。実績こそが全てです。ファーマフーズという「ハ行」のフの連発が「風太郎」のイメージすらこの株に持たれてしまえばもうお終いです。何とか活を入れないと大変なことになりますよ。(タケシの「本当は怖いバイオの医学」より。)

5.7844マーベラスエンターテインメント

 RSIは+4%の16%、OSCも+2%の34%とかろうじて切り返しました。7月18日のOSC81100円がモデルです。しかし、この押され方は実にマーベラス。

6.4281DAC

 ようやく悪夢の下げからの5300円のプラ転です。OSCは35%→39%、RSIも13%→18%です。減益決算だったので割り引いて考えることが必要です。

7.2384SBSホールディングス

 ようやく最悪期を脱しつつあるようです。OSCは40%→45%へと伸ばし、RSIも18%→22%です。物流関連のM&Aとバイク便という変な取り合わせが、この株の信用をいまいち阻害しているようです。しかし、PERも14倍です。もうこのあたりでいいのではないでしょうか。四季報の決算予想を見る限り凄いのですが、何故このように低迷しているのか、昨年9月に発行した転換社債の条件を見ました。転換価格は当初436Kですが、今年の10月に価格を見直してこれを下回っていれば下方修正出来るとの条件がありました。その時の算出株価は、今年の9月15日と来年の9月14日の10日連続取引値です。つまり、今年の9月15日までは、いくら株価を下げようと引き受け元は痛くも痒くもない訳です。これでこのところの下げの謎が少し解けた気がします。

8.4816東映アニメーション

 来期の伸びが少ないので、これまでのような上昇は期待出来ませんが、ボックス圏での調整は十分にあり得ます。この株、またまた押されましたがOSCが40%まで伸び、7月19日の30%の底値を上回りながら+90円で終了しております。終値も19日よりも35円安です。財務評価AAAのPER17倍の優良株です。そんなに置いていく必要はないかと思います。

9.2411ゲンダイエージェンシー

 この株も出遅れております。7月13日にOSC23%を付け、347Kで終了しておりますが、今日は前日比+6%の49%と上げ、323Kでの終了です。RSIは+6%の26%です。典型的なダイバージェンス現象です。貸借銘柄であったことが回復を遅らせたのかも知れません。

10.3713ネットマークス

 先日筆者が買ってからも10K程も落ちました。業務提携しているテリロジーも冴えません。しかし、今日でOSCは前日同値の42%に踏みとどまり、RSIは+1%の20%と僅かながら切り返しております。乖離幅も-5Kと拡がりました。ここからは何とか意地を見せて欲しいものです。

11.8929船井財産コンサルタンツ

 どうしたことでしょう。この地合にもかかわらず引けに安値です。しかし、OSC、RSIともに前日同値です。特にOSCについては7月18日の37%からの切り返しでの51%ですが、終値ベースでは26Kもアンダーしているダイバージェンス現象です。ここは明日の注目です。日足を見るとボックス圏での動きであることがお分かりでしょう。

12.2738バルス

 この生活雑貨銘柄、雑貨屋ブルドックの影響を受けてかどうか、このところの低迷ぶりは目に余るものがありました。しかし、OSCは+7%の48%と急伸し、RSIも+8%の28%と回復しました。これもダイバージェンス現象の出遅れ株です。雑貨屋とともに注目です。

そろそろ時間切れとなりました。追加があれば日曜日にアップします。誤植があれば失礼します。
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