株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

第1号のボランティア無償輸送始めます

2017-10-30 19:57:57 | もろっこクラブ
今日、無償運送を希望する79歳の方のご自宅にお伺いしました。

8月に甲状腺がんが頭蓋に転移したため脳手術を受けた方でした。医師からはもうクルマの運転をしないように言われたとのこと。15分ぐらいしか歩けないようです。
クルマがないと市街地から遠く離れた坂道の多い団地では、買い物にもこんなに不自由するのかと改めて思い知ったとおっしゃっておりました。

住んでいる団地は環境こそ良いものの、いわば陸の孤島のような場所でした。仕方なく、買い物は往復タクシーを利用しているとのこと。

私の住んでいるところからは5キロほど離れておりますが、地域での無償運送の取り組みは未だなされておらず、11月1日に初めて私自身がドライバーとなって町の中央公民館までお送りすることとなりました。

私のクルマの場合は、1キロメーターあたり8円です。プリウスあたりだと5円です。
買い物などの付き添いは30分程度は無料。(これは運輸局のガイドに基づきます)

ということで、たった1人のボランティアを始めましたが、これまでのもやもやした気分が随分と晴れてきました。
誰かの役に立てている気分というのは「爽快」なものであり、自身の健康にもいいもんですね。

是非、皆さんの地域でもこのような無償運送を立ち上げてみませんか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これでは地域ボランティア活動が動く訳がない

2017-10-28 10:08:21 | もろっこクラブ
前回のブログで、モロッコクラブの一環で、地域での無償運送のボランティア活動に乗り出そうと考え、まず住んでいる自治会の会長に話しをしました。これは前向きに検討するの答えでした。そこで、その会長を通じて近隣の2つの自治会の会長にも呼びかけて貰いました。

その結果の答えはノーということでした。チラシを自治会の回覧板に挟んで回すというだけの依頼ですが、次の2つの理由で駄目とのこと。

1.何かあったとき自治会長にクレームが来るのは困る。
2.実績がないのでNPOか何か作って実績を積んでから来ること。

実は昨年、私の住む自治会の回覧板に特定の介護事業者のチラシが回ってきたのを記憶しております。自治会の集会所で説明会を開くから希望者は来るようにとのチラシです。介護事業者は介護を申請する人が、役所から提示される業者リストから任意に選ぶのが原則です。特定の事業者を指定するとすれば、それは極めて黒に近いやってはいけない行為です。役所に確認しても、そうした指定は一切しないと言明しております。それを自治会長の一存か何かで特定の事業者の説明会を行っていた訳です。しかも、その事業者からはその後の自治会の懇親会でもお酒が献納されておりました。

こりゃ一体どういうこと?

特定の営利企業の宣伝行為を自治会の回覧板にて行っているにもかかわらず、住民自身の完全なボランティアによる地域住民のための活動チラシについては、クレームが来ると困るからノーという、その理由が全く私には理解不能です。介護業者が誤って介護中に何らかの事故を起こした際は、自治会長としては住民のクレームを甘んじて受ける、何らかの見返りでもあるのでしょうか?と勘ぐりたくもなってしまいます。まさか、そんなことはないでしょうが。

2については、今更言うべきこともありません。地域でのボランティア活動というのは、企業活動とは違って、実績がないから駄目と言っていてはそもそも新規には成り立ちません。これは災害ボランティアを見れば明らかです。「ボランティアの実績がない人はお断り」って、どこの市町村が言うでしょうか?

こうした地域の自治会長の考えに私は言葉を失いました。これはこの地域の特殊な問題ではなく、この国に住む人々に深く根付いているある種の「価値観」なのかも知れません。あるいは単にこの地域の「新参者」(住み始めてまだ3年ちょっと)への嫌がらせかも知れませんが。

実際、新参者への嫌がらせというのも、一般には話には聞いていなくはありませんでしたが、まさか私が移り住んだこの町で実際にあるとは思いませんでした。2つほど事例を挙げます。

1.自宅建築予定場所に隣接する方に、不動産屋さんと一緒に挨拶したときのこと。---「図面を見てから考えるから見せて」と言われました。
  注:別にその方の土地を借りて建てるのでは毛頭ありません。その方とは引っ越し後は、仲良くやってますので特に悪気はなかったんでしょう。

2.引っ越ししてからの自治会のお祭りの会合で、自己紹介の挨拶をしていたときのこと。---話の途中でビールを運ばせ、もう止めるよう言われました。
  注:この地域では一言二言しか挨拶は許されないようです。

その他、会合では末席に座るよう厳しく注意されました。

この平成の時代に、まるで江戸時代の身分制度のままの上記のような振る舞いが実際にあるんですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もろっこクラブで一人ボランティア

2017-10-07 11:00:54 | もろっこクラブ
この夏、ひょんなことで、私が住む地域を走るいわゆるコミュニティバスのことを調べ始めました。すると、驚くべきことにこのバスは全住民のたったの1.5~2.9%しか利用しておりませんでした。住民1人当たり年1回利用するかしないかです。3万5千人程度の小さな町ですが、年間このバスのために1600万円も赤字を垂れ流しております。町は何とか住民の利便性を上げようとルート変更などで必死のようですが、じり貧の利用者数に対してこのアプローチはいかにも変だ、というのが最初の直感でした。

そこで興味半分に色々と調べるうちに、国土交通省でも特に高齢者の多い地方・過疎地域で住民の足の確保が大きな問題になっていることに気づいており、業界や有識者を巻き込んでの検討会がこの6月まで開催されていたことが分かりました。

その中で議論されたテーマの一つが、「ボランティアによる無償運送」の拡大施策です。ボランティアといっても全くの無償奉仕活動ではなく、いわゆるチップや換金性のない品物(野菜など)を頂くことは平成18年から既に容認されております。もう1つの容認内容が、燃料費等の実費を利用者から頂くやり方です。

私はこの燃料費実費精算方式で、ボランティアドライバーが自分のクルマを使って、スーパーや病院などの身近な移動に困難を来している地域の方々を救うことができるのではないかと思いました。

しかしそこから先が悪戦苦闘の連続。社会福祉協議会や町役場、それに地域のNPO団体や交通の便の悪い近隣の団地のボランティアグループなど、様々な方々にアプローチを行い、この無償運送ボランティアの仕組みを採用しないかと働きかけましたが、すべて結論はノー。

役所は、先例のないことはやれない、うまく行く見通しがないものはやれない、住民からクレームがあったら困る、の一点張り。

また既存団体は、既に同業者と移動の部分は協力しており、その方々との関係を壊したくないのでやれない。移動の部分はグレーゾーンでやっているが、新規なことは手がけたくない等、まさに住民利益より自分達の福祉グループの現運用と周りの利害を優先する考えに、これまた唖然としました。

仕方なく、誰も一緒にやらないのなら私1人でもやろうと決意し、自治会長にこの話しを持って行き、近隣のもう2つの自治会長にも話を上げて貰って協力をしてもらうことにしました。これは何とかなりそう。

その結果、自治会住民用に作成したパンフレットがこれです。

この構想は、運輸局、警察、観光課などの確認のもと、地域での実施についてはお墨付きを貰っております。

皆さんの地域でも、たったの1人でこのような移動ボランティアを行うことが可能です。そのためのサポートも私から行うことができます。
赤帽の乗用車版のようなものですが、当然、本部上納金のようなものは一切ありません。移動弱者を何とかできないかとの一心からの個人的な活動です。

タイトルの「もろっこクラブ」というのは、この活動の愛称です。

何と、希望の党の公約に「移動困難者ゼロ」というのが入っていました。偶然ですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする