株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

週間市場概況(6.24.2016)

2016-06-25 07:24:53 | 市場概況
6月24日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は6月17日比。

◆CME日経先物:15120円(-430円)OSC44%(+4%)RSI32%(+11%)VR改45%(+5%)

◆日経平均:14952円(-648円)OSC38%(+5%)RSI30%(+5%)VR改86%(+29%)

◆TOPIX:1204(-46)OSC40%(+8%)RSI29%(+5%)VR改74%(+16%)

◆マザーズ指数:891(-59)OSC36%(+9%)RSI25%(-2%)VR改103%(+16%)

◆東証2部指数:4018(-127)OSC29%(+5%)RSI20%(+-0%)VR改92%(+13%)

◆日本10年物国債先物(JGB):152.51(+0.28) 金利下落

◆信用残評価損益率:売り残-2.816%(+1.824%) 損失幅大幅縮小
          買い残-19.425%(-3.039%) 損失幅大幅拡大 

◆日経平均25日移動平均乖離率:-8.7%(-3.0%)MA線を更に大きく割り込む

◆騰落レシオ(25日間)

 東証1部: 83.49%(-4.53%) 
 マザーズ: 82.06%(+0.19%)    
 東証2部: 77.93%(-2.09%)    

【海外市況】

◆NYダウ:17401(-274ドル)OSC44%(-9%)RSI34%(-5%)VR改43%(-17%) 

◆上海総合:2854(-31)OSC54%(-1%)RSI38%(-22%)VR改77%(-75%) 

◆ドル・円:102.14円(-1円96銭)OSC47%(+4%)RSI25%(+13%)

◆米10年債利回り:1.57%(-0.05%)RSI37%(+1%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.27%(+-0.0%)RSI48%(+-0%) 
 対10年債スプレッド:1.3%(-0.05%) 3%が好況の目安。

◆USD指数:95.57(+1.23)RSI59%(+12%)

◆CRB指数:189(-3)RSI48%(-13%)

◆WTI原油先物:47.57ドル(-1.29ドル)RSI47%(-7%)

◆NY金:1319ドル(+17ドル)RSI65%(-1%)

市場は、まさかのイギリスのEU離脱決定により、まさに冷や水を浴びせられた格好。それでも、市場が悲観一色に染まった先週末までの1週間に比べると「落下」の程度は穏やかです。

商品や原油はさほど落ちておりません。債券も日米共に買われておりますが大きな動きではありません。ドル・円相場も先週末までの1週間の円高(2.8円)に比べれば1.96円の下落(円高)に留まっております。

金はさすがに金曜日は大きく上げましたが、前週末に比べるとたったの17ドル高です。

イギリスのEU離脱という結果は、イギリスの経済的な「苦境」をこれから意味する訳ですから、イギリスという国の通貨の信用下落に繋がります。その点で通貨の価値の振れが今回の「騒動」では大きくなっておりますね。

ドルインデックスはずっと50日移動平均線(94.43)に沿って穏やかな下降を示しておりましたが、金曜日は何と一時200日移動平均線(96.5)まで届いております。しかし、これもずっと続いているドル高基調に戻っただけ。

段々と今回のイベントの影響は和らいで行くでしょうが、この後の展開がどうなるか?EUが空中分解するような事態に陥るのかどうか?それが世界のナショナリズム運動の火を燃え上がらせるのか?となると、EUのみならず中国やロシアが抱える異民族、そしてパレスチナ・ユダヤ問題までもがどういった影響を受けるのか?

別の味方をすれば、経済的な統合とグローバリズムの思潮の「蜜月関係」が、ここで小さな難民問題をトリガーとして大きく変化する潮目を今回の出来事が与えたとすれば、ことは金融・経済問題を超えた深い意味を持つことになります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月18日(土)のつぶやき

2016-06-19 01:06:03 | 株に出会う
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

週間市場概況(6.17.2016)

2016-06-18 09:36:00 | 市場概況
6月17日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は6月10日比。

◆CME日経先物:15550円(-740円)OSC40%(-9%)RSI21%(-24%)VR改40%(-57%)

◆日経平均:15600円(-1002円)OSC33%(-21%)RSI25%(-22%)VR改59%(-80%)

◆TOPIX:1251(-80)OSC32%(-23%)RSI24%(-22%)VR改58%(-50%)

◆マザーズ指数:950(-215)OSC27%(-29%)RSI27%(-43%)VR改87%(-72%)

◆東証2部指数:4145(-238)OSC24%(-32%)RSI20%(-43%)VR改79%(-51%)

◆日本10年物国債先物(JGB):152.23(-0.21) 金利上昇

◆信用残評価損益率:売り残-4.64%(+3.87%) 損失幅大幅縮小
          買い残-16.386%(-6.677%) 損失幅大幅拡大 

◆日経平均25日移動平均乖離率:-5.7%(-5.2%)MA線を大きく割り込む

◆騰落レシオ(25日間)

 東証1部: 88.02%(-22.04%) 
 マザーズ: 81.87%(-11.9%)    
 東証2部: 80.02%(-17.53%)    

【海外市況】 上海市場は6月8日現在との比較。

◆NYダウ:17675(-190ドル)OSC53%(-13%)RSI39%(-30%)VR改60%(-74%) 

◆上海総合:2885(-42)OSC55%(-19%)RSI60%(-18%)VR改152%(+24%) 

◆ドル・円:104.1円(-2円80銭)OSC43%(-2%)RSI12%(-25%)

◆米10年債利回り:1.62%(-0.02%)RSI36%(+4%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.27%(+0.01%)RSI48%(+3%) 
 対10年債スプレッド:1.35%(-0.03%) 3%が好況の目安。

◆USD指数:94.34(-0.29)RSI47%(-3%)

◆CRB指数:192(-1)RSI61%(-7%)

◆WTI原油先物:48.86ドル(-0.02ドル)RSI54%(+-0%)

◆NY金:1302ドル(+26ドル)RSI66%(+4%)

イギリスのEU離脱を巡って為替に大きく影響された1週間でした。その中で、原油は50日移動平均線まで押し下げられた後きっちりと戻し、商品指数と同様にほぼ前週並で終わっております。

ドルインデックスもさほど動かず、一人円高に振れた日本株が、新興株も含めて大きく売られました。特にマザーズ指数の落ち込みが激しいですね。1週間で2割近い下げです。2部指数も下げておりますが、これは率にすると5.4%に過ぎません。日経平均も6%程度の下落。

債券は日米共に少しだけ買われておりますが、大きな資金移動はないようです。となるとファンド筋はイギリスのEU離脱に伴う世界経済の混乱を先取りして金などに資金をシフトさせているようです。もっとも、これだけの円高ですので円換算の金価格は金曜日段階でグラムあたり78円の下落です。(田中貴金属工業)

余談ですが、原油が横這いで円高が進んでいるにもかかわらず、筆者が軽油を入れている近くのガソリンスタンドのリッターあたりの単価がこのところずっと上昇中。もっとも、軽油はガソリンの精油過程で自動的に生成されるようで、ディーゼル車が少ない日本では余るため海外に軽油を輸出しているそうです。石油会社の裁量により軽油価格が決められているようなので、近くの10円近い安い値段で売っているスタンドに今週変更しました。

参議院選挙を前に、必ずや政権側が何らかの株価対策を講じてくるに違いないと見ていた筋は、告示間近というのに、この株価の体たらくぶりに失望を隠し得ないでしょう。ただ、もうアベノミクスには玉がないのでしょう。これ以上の緩和は出口政策をいずれ採ることを100%捨てるならともかく、事実上の財政ファイナンスと見なされるギリギリのところまで日銀は緩和しておりますから、これは緩和見送りは当然であり、年金資金についてはもう使いすぎて玉がないのでしょう。そして、企業業績は大方の企業が110円程度の円高を想定しているにもかかわらず、ついに日米購買力平価として「鎮座」している103円レベルに到達し、これからさらにオーバーシュートするリスクさえある中で、輸出企業の来期の業績見通しは下方修正せざるを得ません。

と言ったことが重なりつつも、未だに国民の間には「アベノミクスの成果をこれからも見守りたい」と考えている人が大勢を占めております。何とまあ統治しやすい国民か!と海外主要国は思っているようですね。

ところで2013年5月に野口悠紀男氏がシミュレーションした為替レートと日経平均株価の相関を示すグラフがあります。それを見ると、ドル・円が100円となった時、15000円割れが生じております。90円だと12000円程度。今、ほぼそのグラフに沿って株価が押し下げられておりますね。

同じ時期に、唐鎌大輔氏が購買力平価で読み解くと称したコラムを発表しており、そのPPP(購買力平価-Purchasing Power Parity)分析によると、103円は消費者物価PPP(80年基準)、106円はOECDが公表するGDPベースのPPP、91円は企業物価PPP(80年基準)となっております。103円-106円が重要な防御ラインであることを示しております。今回、このラインを更に突破して100円割れが定着するのかどうかが焦点ですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月11日(土)のつぶやき

2016-06-12 01:09:50 | 株に出会う
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

週間市場概況(6.10.2016)

2016-06-11 09:29:55 | 市場概況
6月10日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は6月3日比。

◆CME日経先物:16290円(-40円)OSC49%(+4%)RSI45%(+2%)VR改97%(+9%)

◆日経平均:16601円(-41円)OSC54%(+8%)RSI47%(-7%)VR改139%(-38%)

◆TOPIX:1331(-7)OSC53%(+5%)RSI46%(-9%)VR改108%(-32%)

◆マザーズ指数:1166(+28)OSC56%(-1%)RSI70%(+18%)VR改159%(+45%)

◆東証2部指数:4382(-3)OSC56%(+8%)RSI63%(+3%)VR改130%(-22%)

◆日本10年物国債先物(JGB):152.44(+0.24) 金利下落

◆信用残評価損益率:売り残-8.51%(+0.136%) 損失幅微縮小
          買い残-9.709%(+0.188%) 損失幅微縮小 

◆日経平均25日移動平均乖離率:-0.5%(-0.2%)MA線をわずか割り込んだまま

◆騰落レシオ(25日間)

 東証1部:110.06%(+14.78%) 
 マザーズ: 93.77%(+5.93%)    
 東証2部: 97.55%(+8.0%)    

【海外市況】 上海市場は6月8日現在との比較。

◆NYダウ:17865(+58ドル)OSC66%(+-0%)RSI69%(+7%)VR改134%(+58%) 

◆上海総合:2927(-12)OSC74%(+-0%)RSI78%(+10%)VR改128%(-2%) 

◆ドル・円:106.9円(+38銭)OSC45%(+8%)RSI37%(+-0%)

◆米10年債利回り:1.64%(-0.07%)RSI32%(-6%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.26%(-0.04%)RSI45%(-8%) 
 対10年債スプレッド:1.38%(-0.03%) 3%が好況の目安。

◆USD指数:94.63(+0.6)RSI50%(+9%)

◆CRB指数:193(+4)RSI68%(-1%)

◆WTI原油先物:48.88ドル(-0.02ドル)RSI54%(-8%)

◆NY金:1276ドル(+29ドル)RSI62%(+11%)

週の後半で、英国のEU離脱懸念から円高・株安が進みましたが、週を通してみると株式市場はほぼ行って来い状態で終了。
債権利回りは日米共に低下。上昇したのは金と商品だけ。

当然ながらポンドは下落。

今週のトピックスは、三菱東京UFJ銀行の動きです。
1つは、日本国債入札に際して持っていた特別資格の返上。優先購入の代わりに一定程度の%の購入が義務づけられておりましたが、この特別資格の返上。マイナス金利のもとでは、必ずしも国債購入が望ましいリターンを伴わないという判断のようです。これは、ある意味画期的なこと。国債の安定消化のタガが1つはずれたということを意味します。

もう1つは、仮想通貨の導入です。当面は東京三菱UFJ行内での使用に留めるそうですが、いずれ一般にも開放されるとすれば、これも画期的。

いずれも、円という現実通貨を体現している国債や為替に対する漠とした限界点を先取りしている動きと言えそうです。世の中はこうした些細な出来事が蟻の一穴となり、ベルリンの壁のようにある日突然何か途方もないことが起こるので、今後とも注目。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする