今日の「休日のバッハ」は、トリオソナタ第2番ハ短調(BWV526)から第2曲のラルゴです。
このトリオソナタは本来はオルガン用の曲ですが、フルートやオーボエと通奏低音の組み合わせで演奏されることも多い曲です。バッハは、このトリオソナタを息子達のオルガン練習用に作曲したと言われております。
今日は、この曲の良さをしみじみと味合わせてくれたピアノ2台による演奏をお届けします。
ピアノという楽器は、こうやって聴いてみると、特に短調の曲特有の哀愁を帯びた音色を出すのに最適のようです。
曲そのものは単調なメロディとリズムが流れて行くように見えますが、あえて喩えてみれば、きらびやかな水彩画ではなく、日本の水墨画のような枯れた印象を残す曲ですね。しかし実に味わい深い演奏となっております。
恐らく、ロマン派やオペラのような音楽に慣れた方は、この曲にある種の退屈を覚えることでしょうが、人生も黄昏時になるまで生きてきた方々に対しては、過去の喜怒哀楽に対してしみじみとした感慨を惹起させる曲かも知れません。
ピアノ演奏は、ベルギーのクロディーヌ・オルロフ(Claudine Orloff)とドイツのブルカルト・シュピンラー(Burkard Spinnler)です。このサイトの左の女性と右の男性です。何だか兄妹のような雰囲気ですがご夫婦です。道理で息があった演奏です。不思議と顔の雰囲気まで似ておりますね。
こうした地味だけれども心を豊かにしてくれる音楽を、ピアノという楽器を介してバッハの中に見つけることも、生きている楽しみの1つです。
いつものように、ここをクリックウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。
このトリオソナタは本来はオルガン用の曲ですが、フルートやオーボエと通奏低音の組み合わせで演奏されることも多い曲です。バッハは、このトリオソナタを息子達のオルガン練習用に作曲したと言われております。
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ピアノという楽器は、こうやって聴いてみると、特に短調の曲特有の哀愁を帯びた音色を出すのに最適のようです。
曲そのものは単調なメロディとリズムが流れて行くように見えますが、あえて喩えてみれば、きらびやかな水彩画ではなく、日本の水墨画のような枯れた印象を残す曲ですね。しかし実に味わい深い演奏となっております。
恐らく、ロマン派やオペラのような音楽に慣れた方は、この曲にある種の退屈を覚えることでしょうが、人生も黄昏時になるまで生きてきた方々に対しては、過去の喜怒哀楽に対してしみじみとした感慨を惹起させる曲かも知れません。
ピアノ演奏は、ベルギーのクロディーヌ・オルロフ(Claudine Orloff)とドイツのブルカルト・シュピンラー(Burkard Spinnler)です。このサイトの左の女性と右の男性です。何だか兄妹のような雰囲気ですがご夫婦です。道理で息があった演奏です。不思議と顔の雰囲気まで似ておりますね。
こうした地味だけれども心を豊かにしてくれる音楽を、ピアノという楽器を介してバッハの中に見つけることも、生きている楽しみの1つです。
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