株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

週間市場概況(4.29.2016)

2016-04-30 10:16:39 | 市場概況
4月29日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は4月22日比。日本市場は4月28日現在値。

◆CME日経先物:15860円(-1880円)OSC45%(-20%)RSI52%(-20%)VR改178%(-144%)

◆日経平均:16666円(-906円)OSC49%(-18%)RSI60%(-10%)VR改119%(-149%)

◆TOPIX:1341(-67)OSC48%(-18%)RSI59%(-9%)VR改118%(-140%)

◆マザーズ指数:1132(-90)OSC56%(-20%)RSI61%(-14%)VR改122%(-164%)

◆東証2部指数:4293(-97)OSC43%(-22%)RSI58%(-4%)VR改169%(-311%)

◆日本10年物国債先物(JGB):151.68(-0.32) 金利上昇

◆信用残評価損益率:売り残-6.095%(+3.482%) 損失幅大幅縮小
          買い残-9.890%(-4.671%) 損失幅大幅拡大 

◆日経平均25日移動平均乖離率:+0.2%(-5.7%)乖離ほぼ0に

◆騰落レシオ(25日間)

 東証1部: 96.18%(-12.5%) 
 マザーズ:100.85%(-10.19%)    
 東証2部: 95.20%(-6.53%)    

【海外市況】

◆NYダウ:17774(-230ドル)OSC55%(-2%)RSI60%(-1%)VR改146%(-57%) 

◆上海総合:2938(-21)OSC57%(+6%)RSI33%(-10%)VR改69%(+7%) 

◆ドル・円:106.3(-5円48銭)OSC42%(-23%)RSI43%(-9%)↑円高昂進

◆米10年債利回り:1.83%(-0.06%)RSI49%(-9%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.22%(-0.01%)RSI41%(-3%) 
 対10年債スプレッド:1.61%(-0.05%) 3%が好況の目安。

◆VIX指数:15.7(+2.48)RSI55%(+14%)

◆CRB指数:185(+5)RSI71%(+7%) 

◆WTI原油先物:45.99ドル(+2.24ドル)RSI70%(+5%)

◆NY金:1295ドル(+61ドル)RSI67%(+18%)

これまでは、原油や商品の価格の上昇が株価の上昇へと繋がっておりましたが、このところの原油などの持ち直しにもかかわらず、日米の株価、特に日本株はドル・円相場の上昇に伴い大きく下落。週間での5円を超える円高はすざましいの一言。

特に前週末に元の日銀副総裁たる地位を占めていたお方が、日銀が銀行に貸し出す資金にまでマイナス金利(つまり借りてくれれば利息を付けますよということ)を付けるのではないとの発言で、大きく円安の方向へと戻していただけに、日銀の政策決定会合で新しい緩和策などが出なかったことに対して、市場は日銀は何を考えているのか分からないという不安心理も相まって大きく円高へとリバウンド。

そもそも、アベノミクスの狙いは円高修正から円安へと持って行くことでした。日銀がマイナス金利を打ち出そうが何をしようが、そもそも本来の2%のインフレ目標の達成の目途が立たないままになっていることで、日銀に対する市場の信任が益々なくなりつつあるということでしょう。

マイナス金利は全く考えていないと国会の場で明言しておきながら、突如マイナス金利を発表したり、銀行向けマイナス金利付与の観測気球を上げておきながら何もしなかったり、海外投資家からみれば日銀の手口は全く理解不能。

しかしまあ、日銀としてもこれ以上の緩和策を採れば、出口へと向かうわずかな細道まで泥田にまみれてしまうという危惧がさすがに台頭してきており、もうこれ以上の策を講ずることはまずいという判断に傾いているとすれば、まだ救いようがあります。

とにもかくにも、このまま黒田総裁の任期が切れて「退場」しどこかに隠遁した後、2-3年経って震度7級の経済大震災に見舞われるとすれば、黒田総裁、そして安倍首相(その時期に退任しておれば)は、「悪運」が強かったということになるのかも知れません。しかし、その時の経済的な混乱のそもそもの責任はこの二人にあるということを、決して忘れないようにしたいものです。
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4月23日(土)のつぶやき

2016-04-24 01:11:34 | 株に出会う
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週間市場概況(4.22.12016)

2016-04-23 09:29:06 | 市場概況
4月22日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は4月15日比。

◆CME日経先物:17740円(+1135円)OSC65%(+13%)RSI72%(+25%)VR改322%(+255%)

◆日経平均:17573円(+724円)OSC67%(-1%)RSI70%(+25%)VR改268%(+200%)

◆TOPIX:1408(+46)OSC66%(-1%)RSI68%(+22%)VR改258%(+167%)

◆マザーズ指数:1222(+107)OSC76%(+8%)RSI75%(+7%)VR改286%(-9%)

◆東証2部指数:4390(+57)OSC65%(+25%)RSI62%(+22%)VR改480%(+384%)

◆日本10年物国債先物(JGB):152.0(+0.11) 金利下落

◆信用残評価損益率:売り残-9.576%(-0.762%) 損失幅拡大
          買い残-5.219%(+3.347%) 損失幅大幅縮小 

◆日経平均25日移動平均乖離率:+5.9%(+4.4%)上方乖離拡大

◆騰落レシオ(25日間)

 東証1部:108.68%(+4.03%) 
 マザーズ:111.04%(+3.1%)    
 東証2部:101.73%(+1.96%)    

【海外市況】

◆NYダウ:18004(+203ドル)OSC57%(+4%)RSI61%(-3%)VR改203%(+103%) 

◆上海総合:2959(-119)OSC51%(-6%)RSI43%(-20%)VR改62%(-74%) 

◆ドル・円:111.78(+3円6銭)OSC65%(+26%)RSI52%(+32%)↑円安昂進

◆米10年債利回り:1.89%(+0.13%)RSI58%(+14%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.23%(+0.01%)RSI44%(+7%) 
 対10年債スプレッド:1.66%(+0.12%) 3%が好況の目安。

◆VIX指数:13.22(-0.4)RSI41%(-1%)

◆CRB指数:180(+6)RSI64%(+7%) 

◆WTI原油先物:43.75ドル(+2.0ドル)RSI65%(+4%)

◆NY金:1234ドル(-2ドル)RSI49%(-1%)

金曜日の午後、突如、日銀が金融機関に対する貸し出しにマイナス金利を付与するという観測報道が流れ、円は大きく円安(ドル高)の方向へ。ドルとは逆の動きをする金はそれまでの戻しを帳消しにする下落へ。

これで日経先物も大きく上げましたが、ドル高(アメリカの輸出企業にとっては逆風)は、ダウにはさほど効かずにほぼ停滞するも年初来の高値水準で終了。

唯一、目立たないものの不振だったのは上海総合指数です。

この株高は商品や原油が上げを継続していることも味方したようですね。

米金利は徐々に上げているものの、日本国債先物はやはり金利が尻下げ中。

日経225の長期移動平均である24ヶ月移動平均は17789円ですが、2月2日の安値の17685円、1月7日の安値の17767円が当面の壁。ここをきれいに突破できれば18000円への到達となり、年初からの下落モードが一転するでしょう。果たして来週そこまで行けるのか、今は注目されていない上海総合指数が、周近平氏のパナマ文書騒動が地下水脈のように人々に浸透し、株価対策どころではない局面まで進行するかどうか注目。
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4月16日(土)のつぶやき

2016-04-17 01:11:43 | 株に出会う
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週間市場概況(4.15.2016)

2016-04-16 09:16:48 | 市場概況
4月15日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は4月8日比。

◆CME日経先物:16605円(+830円)OSC52%(+16%)RSI45%(+10%)VR改67%(+12%)

◆日経平均:16848円(+1027円)OSC68%(+33%)RSI45%(+15%)VR改68%(+23%)

◆TOPIX:1361(+74)OSC67%(+28%)RSI46%(+10%)VR改91%(+28%)

◆マザーズ指数:1114(+72)OSC68%(+8%)RSI68%(+2%)VR改295%(-15%)

◆東証2部指数:4333(+94)OSC40%(+1%)RSI40%(-1%)VR改96%(+13%)

◆日本10年物国債先物(JGB):151.89(+0.23) 金利下落

◆信用残評価損益率:売り残-8.814%(-2.743%) 損失幅拡大
          買い残-8.566%(+4.675%) 損失幅大幅縮小 

◆日経平均25日移動平均乖離率:+1.5%(+6.7%)上方乖離転換

◆騰落レシオ(25日間)

 東証1部:104.65%(+11.75%) 
 マザーズ:107.94%(+8.69%)    
 東証2部: 99.77%(+3.46%)    

【海外市況】

◆NYダウ:17897(+321ドル)OSC53%(-1%)RSI64%(+15%)VR改100%(-5%) 

◆上海総合:3078(+93)OSC57%(-9%)RSI63%(+9%)VR改136%(+52%) 

◆ドル・円:108.72(+67銭)OSC39%(+8%)RSI20%(-3%)↑円安転換

◆米10年債利回り:1.76%(+0.04%)RSI44%(+6%)

◆米3ヶ月国債利回り:0.22%(-0.01%)RSI37%(-1%) 
 対10年債スプレッド:1.54%(+0.05%) 3%が好況の目安。

◆VIX指数:13.62(-1.74)RSI42%(-6%)

◆CRB指数:174(+3)RSI57%(+3%) 

◆WTI原油先物:41.75ドル(+2.09ドル)RSI61%(+2%)

◆NY金:1236ドル(-4ドル)RSI50%(-3%)

株式市場は大きく回復しました。日経225の25日移動平均線も上方乖離へと転換。原油や商品が値を上げていることが大きく効いております。原油は50日移動平均線の36ドルあたりから大きく反発し、200日移動平均線付近で揉み合い中。CRB指数はその2つのラインの中間線で177ポイントあたりの直近高値水準を窺う体制。

こうしたテクニカルな側面を支えているのが、世界経済のGDP見通しの引き下げや、アメリカの経済指標のうちでも重要な小売売上高の予想を下回る結果で、世界の緩和策が当面続くとの予測です。

また原油の反発と円安への短期の揺り戻しが、日本株には更なる追い風になっております。

上海市場も一時の喧噪からは様変わりの落ち着きぶり。

金は、世界経済の不穏な先行きを見る関係者が少し下げたところを買っているようです。大きく下げません。
昨年12月からのドル安トレンドは下向きカーブの50日移動平均線を上限として、時に反発しておりますが、下降トレンドであることには変わりはありません。つまり、円高トレンドには変更なしということになります。

日本株には為替の方が効きますので、原油がじり高で持ち直したプラス面と円高への再度の回帰によるマイナス面との綱引きとなるでしょうが、いずれにしても、17000円の壁を突破し、24ヶ月移動平均の大きな節目を確かに回復できなければ、落ち目のトレンド内での一時の復活劇と見るのがいいかも知れません。
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