4月29日までの1週間の市場概況のまとめです。( )内は4月22日比。日本市場は4月28日現在値。
◆CME日経先物:15860円(-1880円)OSC45%(-20%)RSI52%(-20%)VR改178%(-144%)↓
◆日経平均:16666円(-906円)OSC49%(-18%)RSI60%(-10%)VR改119%(-149%)↓
◆TOPIX:1341(-67)OSC48%(-18%)RSI59%(-9%)VR改118%(-140%)↓
◆マザーズ指数:1132(-90)OSC56%(-20%)RSI61%(-14%)VR改122%(-164%)↓
◆東証2部指数:4293(-97)OSC43%(-22%)RSI58%(-4%)VR改169%(-311%)↓
◆日本10年物国債先物(JGB):151.68(-0.32)↓ 金利上昇
◆信用残評価損益率:売り残-6.095%(+3.482%) 損失幅大幅縮小
買い残-9.890%(-4.671%) 損失幅大幅拡大
◆日経平均25日移動平均乖離率:+0.2%(-5.7%)乖離ほぼ0に
◆騰落レシオ(25日間)
東証1部: 96.18%(-12.5%)↓
マザーズ:100.85%(-10.19%)↓
東証2部: 95.20%(-6.53%)↓
【海外市況】
◆NYダウ:17774(-230ドル)OSC55%(-2%)RSI60%(-1%)VR改146%(-57%)↓
◆上海総合:2938(-21)OSC57%(+6%)RSI33%(-10%)VR改69%(+7%)↓
◆ドル・円:106.3(-5円48銭)OSC42%(-23%)RSI43%(-9%)↑円高昂進
◆米10年債利回り:1.83%(-0.06%)RSI49%(-9%)↓
◆米3ヶ月国債利回り:0.22%(-0.01%)RSI41%(-3%)→
対10年債スプレッド:1.61%(-0.05%)↓ 3%が好況の目安。
◆VIX指数:15.7(+2.48)RSI55%(+14%)↑
◆CRB指数:185(+5)RSI71%(+7%) ↑
◆WTI原油先物:45.99ドル(+2.24ドル)RSI70%(+5%)↑
◆NY金:1295ドル(+61ドル)RSI67%(+18%)↑
これまでは、原油や商品の価格の上昇が株価の上昇へと繋がっておりましたが、このところの原油などの持ち直しにもかかわらず、日米の株価、特に日本株はドル・円相場の上昇に伴い大きく下落。週間での5円を超える円高はすざましいの一言。
特に前週末に元の日銀副総裁たる地位を占めていたお方が、日銀が銀行に貸し出す資金にまでマイナス金利(つまり借りてくれれば利息を付けますよということ)を付けるのではないとの発言で、大きく円安の方向へと戻していただけに、日銀の政策決定会合で新しい緩和策などが出なかったことに対して、市場は日銀は何を考えているのか分からないという不安心理も相まって大きく円高へとリバウンド。
そもそも、アベノミクスの狙いは円高修正から円安へと持って行くことでした。日銀がマイナス金利を打ち出そうが何をしようが、そもそも本来の2%のインフレ目標の達成の目途が立たないままになっていることで、日銀に対する市場の信任が益々なくなりつつあるということでしょう。
マイナス金利は全く考えていないと国会の場で明言しておきながら、突如マイナス金利を発表したり、銀行向けマイナス金利付与の観測気球を上げておきながら何もしなかったり、海外投資家からみれば日銀の手口は全く理解不能。
しかしまあ、日銀としてもこれ以上の緩和策を採れば、出口へと向かうわずかな細道まで泥田にまみれてしまうという危惧がさすがに台頭してきており、もうこれ以上の策を講ずることはまずいという判断に傾いているとすれば、まだ救いようがあります。
とにもかくにも、このまま黒田総裁の任期が切れて「退場」しどこかに隠遁した後、2-3年経って震度7級の経済大震災に見舞われるとすれば、黒田総裁、そして安倍首相(その時期に退任しておれば)は、「悪運」が強かったということになるのかも知れません。しかし、その時の経済的な混乱のそもそもの責任はこの二人にあるということを、決して忘れないようにしたいものです。
◆CME日経先物:15860円(-1880円)OSC45%(-20%)RSI52%(-20%)VR改178%(-144%)↓
◆日経平均:16666円(-906円)OSC49%(-18%)RSI60%(-10%)VR改119%(-149%)↓
◆TOPIX:1341(-67)OSC48%(-18%)RSI59%(-9%)VR改118%(-140%)↓
◆マザーズ指数:1132(-90)OSC56%(-20%)RSI61%(-14%)VR改122%(-164%)↓
◆東証2部指数:4293(-97)OSC43%(-22%)RSI58%(-4%)VR改169%(-311%)↓
◆日本10年物国債先物(JGB):151.68(-0.32)↓ 金利上昇
◆信用残評価損益率:売り残-6.095%(+3.482%) 損失幅大幅縮小
買い残-9.890%(-4.671%) 損失幅大幅拡大
◆日経平均25日移動平均乖離率:+0.2%(-5.7%)乖離ほぼ0に
◆騰落レシオ(25日間)
東証1部: 96.18%(-12.5%)↓
マザーズ:100.85%(-10.19%)↓
東証2部: 95.20%(-6.53%)↓
【海外市況】
◆NYダウ:17774(-230ドル)OSC55%(-2%)RSI60%(-1%)VR改146%(-57%)↓
◆上海総合:2938(-21)OSC57%(+6%)RSI33%(-10%)VR改69%(+7%)↓
◆ドル・円:106.3(-5円48銭)OSC42%(-23%)RSI43%(-9%)↑円高昂進
◆米10年債利回り:1.83%(-0.06%)RSI49%(-9%)↓
◆米3ヶ月国債利回り:0.22%(-0.01%)RSI41%(-3%)→
対10年債スプレッド:1.61%(-0.05%)↓ 3%が好況の目安。
◆VIX指数:15.7(+2.48)RSI55%(+14%)↑
◆CRB指数:185(+5)RSI71%(+7%) ↑
◆WTI原油先物:45.99ドル(+2.24ドル)RSI70%(+5%)↑
◆NY金:1295ドル(+61ドル)RSI67%(+18%)↑
これまでは、原油や商品の価格の上昇が株価の上昇へと繋がっておりましたが、このところの原油などの持ち直しにもかかわらず、日米の株価、特に日本株はドル・円相場の上昇に伴い大きく下落。週間での5円を超える円高はすざましいの一言。
特に前週末に元の日銀副総裁たる地位を占めていたお方が、日銀が銀行に貸し出す資金にまでマイナス金利(つまり借りてくれれば利息を付けますよということ)を付けるのではないとの発言で、大きく円安の方向へと戻していただけに、日銀の政策決定会合で新しい緩和策などが出なかったことに対して、市場は日銀は何を考えているのか分からないという不安心理も相まって大きく円高へとリバウンド。
そもそも、アベノミクスの狙いは円高修正から円安へと持って行くことでした。日銀がマイナス金利を打ち出そうが何をしようが、そもそも本来の2%のインフレ目標の達成の目途が立たないままになっていることで、日銀に対する市場の信任が益々なくなりつつあるということでしょう。
マイナス金利は全く考えていないと国会の場で明言しておきながら、突如マイナス金利を発表したり、銀行向けマイナス金利付与の観測気球を上げておきながら何もしなかったり、海外投資家からみれば日銀の手口は全く理解不能。
しかしまあ、日銀としてもこれ以上の緩和策を採れば、出口へと向かうわずかな細道まで泥田にまみれてしまうという危惧がさすがに台頭してきており、もうこれ以上の策を講ずることはまずいという判断に傾いているとすれば、まだ救いようがあります。
とにもかくにも、このまま黒田総裁の任期が切れて「退場」しどこかに隠遁した後、2-3年経って震度7級の経済大震災に見舞われるとすれば、黒田総裁、そして安倍首相(その時期に退任しておれば)は、「悪運」が強かったということになるのかも知れません。しかし、その時の経済的な混乱のそもそもの責任はこの二人にあるということを、決して忘れないようにしたいものです。