8月28日(金)までの1週間の市場概況です。 ( )内は8月21日比
◆CME日経先物:19170円(+200円)OSC42%(+9%)RSI33%(+7%)VR改50%(+3%)↑
◆日経平均:19136円(-300円)OSC34%(+3%)RSI33%(+7%)VR改61%(-24%)↓
◆TOPIX:1550(-23)OSC35%(+6%)RSI32%(+7%)VR改61%(-26%)↓
◆マザーズ指数:812(-33)OSC38%(+10%)RSI33%(+11%)VR改42%(+4%)↓
◆東証2部指数:4745(-73)OSC44%(+5%)RSI39%(+13%)VR改92%(+13%)↓
◆日本10年物国債先物(JGB):147.88円(-15銭)↓ 金利上昇
◆信用残評価損益率:買い残-10.414%(+0.634%) 損縮小
売り残-14.037%(-3.003%) 損拡大
◆日経平均25日移動平均乖離率:-4.6%(+0.6%)下方乖離縮小
◆騰落レシオ(25日間)
東証1部:86.61%(+5.61%)↑
マザーズ:67.73%(+4.68%)↑
東証2部:72.13%(+3.44%)↑
【海外市況】
◆NYダウ:16643(+183ドル)OSC44%(+11%)RSI35%(+15%)↑
◆上海総合:3232(-275)OSC36%(-12%)RSI28%(-17%)↓
◆ドル・円:121.58(-47銭)OSC47%(+11%)RSI36%(+2%)↓円高
◆米10年債利回り:2.19%(+0.14%)RSI50%(+14%)↑
◆米3ヶ月国債利回り:0.06%(+0.03%)RSI50%(+8%)↑
対10年債スプレッド:2.13%(+0.11%) 3%が好況の目安。
◆VIX指数:26.05(-1.98)RSI57%(-25%)↓
◆CRB指数:197(+7)RSI49%(+24%) ↑
◆WTI原油先物:45.31ドル(+5.02ドル)RSI53%(+30%)↑
◆NY金:1133ドル(-27ドル)RSI53%(-16%)↓
激動の1週間の総括としては、日米とも債券金利は上昇(価格は下落)し、商品高、金安、そして海外市場高とドル安傾向の継続です。
債券と金は売られ、株が買い戻されている状況。
株の中では、やはり上海総合だけは特異な値動きですね。それは何かというと、25日移動平均線(MA)からの下方乖離が11%もあることです。ダウも日経もすべて25DMAからの下方乖離は3-4%に留まっております。それだけ、今回の下落が中国を起点として発生し、その大本の上海市場の調整度合いが大きいということを現しておりますね。
原油やCRB指数の大きな戻しは、これらが株の動きとは異なり、比較的長期に亘って売り込まれてきており、これ以上の下げ余地に乏しかったことから、株の急激な巻き戻しに連動しての売り方の買い戻しが追随したということでしょうか。
従って、今後の行く末についてもやはり中国市場がどうなるか、という点がキーポイントになりそうです。
市場が中国市場の信任を急激に取り戻すことは、これまでの推移を見てもないでしょう。となると、その不透明な経済状況が、例の理財商品などの隠れ損失問題や不動産市況の実態などの中国の「経済瑕疵問題」(と、筆者独自にあえて命名しておきます。)の拡大を伴って、何らかの「イベント」を通じて現実にどう露呈していくのか、あるいは隠蔽されていくのかが焦点になるかと思われます。
この中国の経済瑕疵問題が、リーマンショックの時のような腐敗に充ち満ちたやりくちを伴っているとすれば、世界中の投資家に影響が及んだアメリカ発のリーマンショックとは違って、閉鎖的な中国金融市場に限定されるという点はありますが、中国の世界のGDPに占める割合の大きさ(つまり輸出入を現に伴う実体経済の大きさ)から、ことは中国国内だけには留まらず世界経済に大きく波及するものと覚悟をしておいた方がいいでしょうね。
◆CME日経先物:19170円(+200円)OSC42%(+9%)RSI33%(+7%)VR改50%(+3%)↑
◆日経平均:19136円(-300円)OSC34%(+3%)RSI33%(+7%)VR改61%(-24%)↓
◆TOPIX:1550(-23)OSC35%(+6%)RSI32%(+7%)VR改61%(-26%)↓
◆マザーズ指数:812(-33)OSC38%(+10%)RSI33%(+11%)VR改42%(+4%)↓
◆東証2部指数:4745(-73)OSC44%(+5%)RSI39%(+13%)VR改92%(+13%)↓
◆日本10年物国債先物(JGB):147.88円(-15銭)↓ 金利上昇
◆信用残評価損益率:買い残-10.414%(+0.634%) 損縮小
売り残-14.037%(-3.003%) 損拡大
◆日経平均25日移動平均乖離率:-4.6%(+0.6%)下方乖離縮小
◆騰落レシオ(25日間)
東証1部:86.61%(+5.61%)↑
マザーズ:67.73%(+4.68%)↑
東証2部:72.13%(+3.44%)↑
【海外市況】
◆NYダウ:16643(+183ドル)OSC44%(+11%)RSI35%(+15%)↑
◆上海総合:3232(-275)OSC36%(-12%)RSI28%(-17%)↓
◆ドル・円:121.58(-47銭)OSC47%(+11%)RSI36%(+2%)↓円高
◆米10年債利回り:2.19%(+0.14%)RSI50%(+14%)↑
◆米3ヶ月国債利回り:0.06%(+0.03%)RSI50%(+8%)↑
対10年債スプレッド:2.13%(+0.11%) 3%が好況の目安。
◆VIX指数:26.05(-1.98)RSI57%(-25%)↓
◆CRB指数:197(+7)RSI49%(+24%) ↑
◆WTI原油先物:45.31ドル(+5.02ドル)RSI53%(+30%)↑
◆NY金:1133ドル(-27ドル)RSI53%(-16%)↓
激動の1週間の総括としては、日米とも債券金利は上昇(価格は下落)し、商品高、金安、そして海外市場高とドル安傾向の継続です。
債券と金は売られ、株が買い戻されている状況。
株の中では、やはり上海総合だけは特異な値動きですね。それは何かというと、25日移動平均線(MA)からの下方乖離が11%もあることです。ダウも日経もすべて25DMAからの下方乖離は3-4%に留まっております。それだけ、今回の下落が中国を起点として発生し、その大本の上海市場の調整度合いが大きいということを現しておりますね。
原油やCRB指数の大きな戻しは、これらが株の動きとは異なり、比較的長期に亘って売り込まれてきており、これ以上の下げ余地に乏しかったことから、株の急激な巻き戻しに連動しての売り方の買い戻しが追随したということでしょうか。
従って、今後の行く末についてもやはり中国市場がどうなるか、という点がキーポイントになりそうです。
市場が中国市場の信任を急激に取り戻すことは、これまでの推移を見てもないでしょう。となると、その不透明な経済状況が、例の理財商品などの隠れ損失問題や不動産市況の実態などの中国の「経済瑕疵問題」(と、筆者独自にあえて命名しておきます。)の拡大を伴って、何らかの「イベント」を通じて現実にどう露呈していくのか、あるいは隠蔽されていくのかが焦点になるかと思われます。
この中国の経済瑕疵問題が、リーマンショックの時のような腐敗に充ち満ちたやりくちを伴っているとすれば、世界中の投資家に影響が及んだアメリカ発のリーマンショックとは違って、閉鎖的な中国金融市場に限定されるという点はありますが、中国の世界のGDPに占める割合の大きさ(つまり輸出入を現に伴う実体経済の大きさ)から、ことは中国国内だけには留まらず世界経済に大きく波及するものと覚悟をしておいた方がいいでしょうね。