УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『ザ・コーヴ』

2010-03-10 07:15:53 | 映画
日本のイルカ漁描く『ザ・コーヴ』製作者が「日本の皆さんぜひ、観てから考えてください」 - goo 映画
日本のイルカ漁描く『ザ・コーヴ』製作者が「日本の皆さんぜひ、観てから考えてください」 - goo 映画


昨日は仕事が遅くなったうえに、この日記書いてUPしたところ、全部綺麗に消えてしまった
というわけで、とりあえず覚えている範囲で書くと・・・
アカデミー賞で、ドキュメンタリー長編部門で日本のイルカ猟をテーマとした作品が受賞とか。
隠し撮りとか、了承得ないで顔出し、っていうのは映画製作の倫理上でどうかな?とも思いますが、マイケル・ムーア映画的な線を狙ってるのかもしれませんな~。
ドキュメンタリーだからいいのだ、という考えもあるのかも。
イルカ食が何故欧米で攻撃を受けるのか?牛豚等は食べるのに?と思う事もありますが、その理由の一つは、牛豚は家畜として「最初から食べられる動物」として人間が管理しているからではないかな?と思います。
もちろん、動物側からしたら迷惑極まりないけど。
「神が人間に『食べるために与えてくれた』種類の動物」
反面、イルカは人間が管理出来ない野生動物。
それを、わざわざ捕獲食するっていうのが感覚的に違うのかな?と。
欧米はすぐクジライルカに対して感情的になる、という日本人も多いしその傾向もあるけど、日本人も何故クジライルカは特別扱いにされるのか?というのに興味を持ったらどうかな?と思います。
確かに、イルカ猟は家畜のとさつ(字が出ない~!!)と比較すると、かなり動物に苦痛と恐怖を与えます、時間も長いし。
家畜で動物性たんぱく質=肉、を十分賄える環境にいる日本が、わざわざイルカを殺して食べる必要があるのか?食文化がうんたら言っても?とも思うけど、まあまだ私も見ていないし、いろいろ猟をする方にも他にも理由があるだろうしね。
欧米では、とさつの家畜に対しても、苦痛恐怖を与えないように、とかいう人道的(?)というのか倫理的配慮は日本よりもされている事も確か。
欧米のベジタリアン人口は日本の比較にならないほど多いのも確か(大体人口の10%くらいで、レストラン等でも普通にベジタリアン対応料理がメニューにある事が多い)
他にも、日本人向けに判り易く例えるなら、こーいうのはどうかな?と思う。

とあるA国は、犬や猫を人間が食用として食べる。それが我が国の食文化だとA国人は言う。
というのに対して、一般的な日本人はどう思うでしょうか?
「ええ~っ!?犬や猫を・・・?まぁ、そーいうのもあるかもしれないけど、なんでわざわざ犬や猫食べるの?私はヤだなぁ・・・」と思うのではないでしょうか?
私は、こう↑思います。
で、このA国を日本にして、犬猫をイルカにすれば、なんとなく、この映画を作り受け入れるような欧米人の感覚が判るのではないでしょうか?
また、日本人はイルカっていうのをどちらかというと「魚」感覚で受け止めているかも、とも思う。
もちろん、知識として「イルカは哺乳類」というのはあるけど、感覚的には魚ではないか?
そして、日本人は魚類は昔から重要な蛋白源であった(獣肉よりもその歴史も量も長く多い)
が、欧米人にとってはイルカは哺乳類で、魚類と見るよりもより人間サイドに近いので、抵抗が強くなる。
犬・猫を食用と考えるのに、牛や豚よりも抵抗を強く感じる人が増えるのは、それだけ自分たちの身近に、「食用としてではなく」存在しているからでは。
犬、猫と同じレベルとまでは言えないかもしれないが、欧米人にとってはイルカは牛や豚よりも犬や猫的な感覚に近いんじゃないのかな?と思うのです。
ただ、日本の報道ニュースでは、明らかに「日本サイド」的な報道が多いですね、日本の報道だから当たり前ですが。
水俣病の写真を出して、イルカの肉に水銀含有量が多から危険、というのは、ある面では関係ない写真だし、別の面からは関係ナシとも言いきれない。
というのは、水銀だけではなく、イルカは海洋生活生物としては食物連鎖の上位の捕食者なのでそれだけ他の魚などに含まれている化学物質を濃縮して体内に貯蔵している可能性は多い、それがどれだけそれを摂取した人間の健康障害に影響するか?は不明ですが。
なので、それだけで「ドキュメンタリーとしていい加減で不十分な映画」とは断定できませんね。
とりあえず、賛否両論あるとは思いますが、まず見てみない事にはなんとも言えませんが。
コメント (4)
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