
↑この写真の花、なんだか判りますか?
正解は「チンゲンサイ」です。
近所のスーパーに、地元の農家のみなさんが作物を直接搬入して販売するコーナーがありまして、そこで購入したチンゲンサイなんですが、普通にスーパーで買うと大株(?)が二球くらいビニールに入ってますが、これはまだ小さなチンゲンサイがいくつも入っているという感じ。
個人的には、こーいう方が使いやすいんですがね~。
で、その中にこんな花が咲いているチンゲンサイが混ざっていたというわけです。
チンゲンサイはニコちゃん(=カメ)が好きなんですよね~
で、この花つきチンゲンサイもニコちゃんのごはんに・・・
そして、今日は外ネコのご飯当番日でした。

黒猫はどーしてもシルエット化してしまって判りにくいですが、くろくろ君です。
遠景にすると、

こーんな屋根の上にいるのです。さすが、ネコ・・・
で、ネコごはんの後は、映画を久々に2本見てきました。
韓国のドキュメンタリー映画「牛の鈴音」と、デジタルリマスター化された「バグダット・カフェ」
「牛の鈴音」は、韓国のとある農村に住む70歳代の老夫婦と役牛との数年間を追った作品。
この牛が、なんと30歳で、普通の牛なら寿命は15年くらい。
で、韓国ももう普通に農業も機械化でノロノロ耕してなんていうのはホントーに時代錯誤。
さらに、牛も食べるから、とおじいさんは除草剤も農薬も使わず、手作業で効率も収穫率も悪い。
おばあさんは毎日毎日、不満タラタラ、愚痴タラタラで、私は世界一苦労している人間だ、とか言ってます、が、おじいさんはそれを聞き流しというか無視というか(笑)
この牛の首についている鈴が題名の鈴音になるわけですが、その音が丁度、仏壇とかにあるあの「チーン」という音と似てます(笑)
30年間も、ペットではなく家畜として使役のために飼っている牛、なので、可愛い可愛いとか、そーいう飼い方はしてないのですが、ある面では家族というか、離れて暮らしていてたまに会う息子や娘以上の存在、空気みたいに普段はわからないけど、本当になくてはならない存在である、っていうのが伝わってくるというか。
おばあさんの愚痴タラタラも、なんつうか本心でありながら本心じゃない、っていうのか、独り言みたいに、そーいうのを言い続ける事に意義があるというのか。
それをぶつける相手がおじいさんと牛なんだけど、それに反論やうるさがる事なく、聞き流すっていうのがポイントなんでしょう(笑)
「バグダットカフェ」は、最初公開からもう20年も経っているそうです。
題名は聞いたことがありますが、見た事はなくて、全然前知識もなく見てみましたが、
この映画は、主人公とかメインの数名の人間の過去現在未来とか、その人の内面を深くドラマティックに描くというのではなく、いろんなちょっとハズれ気味で問題もあり、傷もあり、という影を感じさせながらも、それを個々に描くよりも、そういうのを持った人間が集う事によって生じる化学反応みたいなものを現在進行形で描いた映画というのか。
なんとなく「かもめ食堂」を思い出しました。
まーこういう描き方の映画の方が、より私たちの現在の『大人的』生活感に近いというのか。
その人に興味がない、心配していない、気を配っていないわけじゃないけど、あまり深入りせずに、詮索せずに自然に接する方が思いやりがある接し方というか。
で、主題歌が「コーリング・ユー」
あーこれはどっかで聞いたことがあったけど、この映画の主題歌だったのか~、という感じでございました。もはや、スタンダードナンバーですね。
エンディングのその後もこれまた気になるよーな、そのまま成り行きにまかせたくなって、綺麗に決着をつけない方が相応しい映画、なんだろうねぇ。