УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『牛の鈴音』『バグダット・カフェ』

2010-03-13 22:38:31 | 映画


↑この写真の花、なんだか判りますか?
正解は「チンゲンサイ」です。
近所のスーパーに、地元の農家のみなさんが作物を直接搬入して販売するコーナーがありまして、そこで購入したチンゲンサイなんですが、普通にスーパーで買うと大株(?)が二球くらいビニールに入ってますが、これはまだ小さなチンゲンサイがいくつも入っているという感じ。
個人的には、こーいう方が使いやすいんですがね~。
で、その中にこんな花が咲いているチンゲンサイが混ざっていたというわけです。
チンゲンサイはニコちゃん(=カメ)が好きなんですよね~
で、この花つきチンゲンサイもニコちゃんのごはんに・・・

そして、今日は外ネコのご飯当番日でした。



黒猫はどーしてもシルエット化してしまって判りにくいですが、くろくろ君です。
遠景にすると、



こーんな屋根の上にいるのです。さすが、ネコ・・・

で、ネコごはんの後は、映画を久々に2本見てきました。
韓国のドキュメンタリー映画「牛の鈴音」と、デジタルリマスター化された「バグダット・カフェ」
「牛の鈴音」は、韓国のとある農村に住む70歳代の老夫婦と役牛との数年間を追った作品。
この牛が、なんと30歳で、普通の牛なら寿命は15年くらい。
で、韓国ももう普通に農業も機械化でノロノロ耕してなんていうのはホントーに時代錯誤。
さらに、牛も食べるから、とおじいさんは除草剤も農薬も使わず、手作業で効率も収穫率も悪い。
おばあさんは毎日毎日、不満タラタラ、愚痴タラタラで、私は世界一苦労している人間だ、とか言ってます、が、おじいさんはそれを聞き流しというか無視というか(笑)
この牛の首についている鈴が題名の鈴音になるわけですが、その音が丁度、仏壇とかにあるあの「チーン」という音と似てます(笑)
30年間も、ペットではなく家畜として使役のために飼っている牛、なので、可愛い可愛いとか、そーいう飼い方はしてないのですが、ある面では家族というか、離れて暮らしていてたまに会う息子や娘以上の存在、空気みたいに普段はわからないけど、本当になくてはならない存在である、っていうのが伝わってくるというか。
おばあさんの愚痴タラタラも、なんつうか本心でありながら本心じゃない、っていうのか、独り言みたいに、そーいうのを言い続ける事に意義があるというのか。
それをぶつける相手がおじいさんと牛なんだけど、それに反論やうるさがる事なく、聞き流すっていうのがポイントなんでしょう(笑)

「バグダットカフェ」は、最初公開からもう20年も経っているそうです。
題名は聞いたことがありますが、見た事はなくて、全然前知識もなく見てみましたが、
この映画は、主人公とかメインの数名の人間の過去現在未来とか、その人の内面を深くドラマティックに描くというのではなく、いろんなちょっとハズれ気味で問題もあり、傷もあり、という影を感じさせながらも、それを個々に描くよりも、そういうのを持った人間が集う事によって生じる化学反応みたいなものを現在進行形で描いた映画というのか。
なんとなく「かもめ食堂」を思い出しました。
まーこういう描き方の映画の方が、より私たちの現在の『大人的』生活感に近いというのか。
その人に興味がない、心配していない、気を配っていないわけじゃないけど、あまり深入りせずに、詮索せずに自然に接する方が思いやりがある接し方というか。
で、主題歌が「コーリング・ユー」
あーこれはどっかで聞いたことがあったけど、この映画の主題歌だったのか~、という感じでございました。もはや、スタンダードナンバーですね。
エンディングのその後もこれまた気になるよーな、そのまま成り行きにまかせたくなって、綺麗に決着をつけない方が相応しい映画、なんだろうねぇ。
コメント (2)
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今週も「えええ~っ!!??」

2010-03-13 00:05:17 | 日記
以下、ネタバレ含みます。(新・三銃士と原作の三銃士)


というわけで、昨日(にもうなってしまった)の「新・三銃士」ですが、まーたまた、「え
ええ~っ!!!!??それでいいんですかっ!?」という怒涛の展開は続く(笑)
ますます、ドロドロ恋愛泥沼模様が悪化していきましたが、なんだか、これって「恋愛」とか「人を愛する」という事に関してのダークサイドな面の描きがスゴイなぁ~と思ったりして。
一般的に、「恋愛」や「人を愛する」事っていい事、素晴らしい事、っていう捉え方だけど反面、愛するが故に独りよがりになったり、冷静な視点を失ったり、自分以外(と自分の意中の人)以外の人に対してとても冷淡になったり無関心だったり、残酷だったりとか、そーいう点が非常によく出てましたな~。
独占欲とか嫉妬心とか、強すぎる執着心、とかとか、という恋愛の負の面が出てきましたな。
しかも、それを主役にやらせちゃうところがスゴイというか(笑)
普通に「純愛」「恋愛=美しい、素晴らしい」路線の方が、フィクションとして作る分には絶対的に楽というか、誰にでも受け入れられやすいというのに、いや~三谷さん、思いきりましたな。
ほんとにこれ、人形劇?NHK教育テレビ?(まぁある面では教育ですが/笑)夕方6時放送???という感じでございます(爆)
しっかし、ダルタニアーンが、なんだかすっかりダークサイドにっ!!
「お母さんは、そんな子に育てた覚えはありませんよ!!」状態です、と思ったらアトスが代わりにやってくれましたが(笑)
そして、やはり予想通りロシュフォールは振られました~、しくしく・・・
ロシュフォールは乙女座のようです(爆)
しかし、この恋愛泥沼状態の中で、一番普通に(?)健全に(?)純愛だったのがロシュフォールというのがなんとも・・・(他は不倫やら二股やら・・・^_^;;)
温泉行って、腕の怪我と心の傷を癒してきて欲しいもんですが、また戦場行きみたい。
あ、もしかして、振られたショックで腑抜け状態になってしまって、反乱軍に捕虜にされるという設定なのだろうか??
そして、バッキンとルイの間で、「ケンカを止めて~、二人を止めて~、私のために争わないでもうこれ以上~♪」状態のアンヌ王妃^_^;;
なんだか、リシュリュー枢機卿が一番冷静で現実的で頼りになりますよ(爆)
さらに、アラミス様がついに・・・
いや、私は実はコンスタンスに「あなたは王妃に似てる」と言ったので、え、実はアラミスの本命は王妃!?とかと思ってしまいましたが(爆)いや、コンスタンスでいいんだよねっ!?
それにしても、今週はミレディが可哀想でした、ホント。
人を信じる、愛する事を捨てて、利己的に生きる事を正当化していた彼女、それも彼女の身の上の事情から、やむにやまれぬ事情から来ていたんだけど、ようやく本心から愛する人を見つけてそこから抜け出そうとした矢先に、最もひどい裏切りに会うとは・・・
これじゃ、一生彼女は憎しみに囚われたままになっちゃうよ~!!ダルのバカっ!!!
でも、反面、これでミレディが原作の通りに処刑されるのはもしかして、もしかしてナシかも、と思ったりもしますが・・・
原作では、陰謀や殺人を重ねて「可哀想だがそれだけやったんだから仕方ないね」と読者に思わせざる負えない面があるのだけど、新・三銃士でこれだけ彼女の真実の姿を見せちゃったうえで、原作通り処刑したら・・・
そりゃー納得しないでしょ、視聴者は!!という思いも大きいです。
まぁ、三谷さんがどう脚色するかは判らないですがね~。
コメント (2)
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