『地下鉄のザジ』『プレシャス』

映画『地下鉄のザジ』予告


本日は、お休みでした、が、朝から雨・・・
なんだか梅雨らしくなってまいりましたな～。
というわけで、久々にバスに乗って出かけてみました。
まずは、カラオケ屋に行ってクラリネットの練習。
先日買ったリード一箱10枚入りの中で、使えそうなのはなんと3枚・・・^_^;
でも、まーそんなもんか、で納得出来るのがなんとも(笑)
サービス券のおかげで、またもや無料で、ここんとこずーっとタダ続きでなんか気まずいなぁ～(笑)
まぁ、正規に料金払っても300円くらいなんだけどね。
あと一枚残ってるしなぁ～。

その後は映画を2本。
「地下鉄のザジ」と「プレシャス」
「地下鉄のザジ」はなんと50年前の映画です。
で、題名くらいしか知らなくて、イメージ的には魔女の宅急便とか、エンデの「モモ」みたいな感じというか、おしゃまでちょっと生意気で活発な少女がお洒落で素敵な街パリを冒険する!!という映画かと思ってましたが、結構違った(笑)
トムとジェリーみたいなのと、一昔前のドリフのコントを足したような映画で、結構カオスでシュールな映画。
後から知ったが、実はカルト系映画らしい(爆)
なーるほど^_^;
その昔の無声映画を思い出させるような感じで。
ストーリー展開とか、キャラクターの心情なんかよりも、その場その場での面白さで笑うという感じの映画でした。
なにせ「ポニョ」よりもストーリー性がない(爆)
しかし、当時の映像技術、アナログ的な技術で見せるシーンが多くて、そういった演出面では面白かったですね～。

「プレシャス」は昨年度のアカデミー賞で何部門か受賞した作品です。
80年代のアメリカ・ハーレムが舞台。
体格のものすごーくいい黒人少女プレシャス。
いつも母親から肉体的にも精神的にも暴力を振るわれつつ、また父親からは性的暴力を受け、妊娠出産がなんと2回目!!
で、満足な教育も受けられず、学校は退学処分。

という、なんとも壮絶で不幸のオンパレードの彼女なんですが・・・
で、その彼女に希望もあるけどまたまた不運も来たりして。
これ以上どうやって不幸になるんかいな？と思ったりもしますが、さらに不幸ネタはあるんですね、これがまた。
というようななんともすさまじい生活の中で、彼女の逃げ道は空想の世界。
彼女は大スターで、皆から賞賛を浴び、贅沢な生活を送り・・・みたいな感じですが、これがなんとも痛いというか。
現実が現実だけに、逃げにならないというかね～・・・
で、彼女は勉強したいんだけど母親の妨害にあって、文盲状態。
80年代でもありえるのかぁ～・・・と、なんとも重く苦しい状況ですが、「セサミストリート」とかが作られた目的が、そういった状況下でTVを見る事でしか学ぶ機会がない子供たちのために作られた、という話を聞いた事があるから、それもありなのか・・・
でもまぁ、「プレシャス」と聞くと、ついつい「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを思い出してしまいますね～
「まぁ～い、ぷれっしゃぁ～す」