
今日は、映画が1000円で見られる日だったので、「テルマエ・ロマエ」を見に行きました。
映画「テルマエ・ロマエ」予告編
結構人気らしいので、あんまり繁盛していないだろう映画館を選択していってみたら、なんと列が出来ていた~っ!!
そして、満席になったらしい。恐ろしや、テルマエ・・・
予告を見た範囲では、あんまり期待できそうもないなあ~と、全く期待しないで行きましたので、かえってそれが良かったようです。
で、なんか「のだめ」っぽい感じがするなぁ、と思ったら監督が同じであった(笑)
そーいや、フジテレビが絡んでる映画であった。
で、その関係か「踊る・・・」の予告もかかりました。まー見ないけどね。
で、テルマエロマエの方です。
マンガの方は、すでに手塚賞とかの受賞後で話題になってるから読み出した、というレベルですが、かなり面白いです。
映画の方も、その面では原作の力を生かして、面白さは出ている。
つまり、マンガ画面上のその一コマを、実写に変換して、その面白さを伝達する、というのはかなり出来ていたとは思います。
また、「のだめ」もそうだけど、この監督の映画は、のだめとこれに限ってだけど、双方ともに共通するのは、原作の力がかなり強い事と、キャストに救われている、というところかな?
面白いところは、マンガ上で原作者がやっていて、面白かったところ、それを実写化しているので、面白いというのはすでに判っているというか、すでに面白さとしては完成している、それをなぞっているのでそれなりに面白さはある。
原作知らなくて、初めて映画を見た人でも、面白いと思う。
しかし、原作読んでると、やはりすでに、初めてではなくその面白さを知っているせいか、やっぱりマンガの方が面白くてインパクトがあるんだよねぇ。
まぁ、仕方ない事ですが。
また、最初、予告を見たレベルでは、主役のルシウスを日本人の阿部さんが演っている点が、「やはり、違うなぁ」と思って、かなり違和感だったのです。
いくら、濃い顔、とは言っても、やはり阿部さんは阿部さんで日本人=平たい顔族、にしか見えない・・・
と、思ってましたが、実際映画で見てみると、そういった外見よりも、この映画で重要なのは、ルシウスのリアクション、そのオーバーアクションや表情にあるんですね。
なので、これがもし、ホンモノの(?)イタリア人役者さんだったとしても、「日本人として判る」この大袈裟さ、表情のおかしさ、これはやはり、日本人だからこそ出来る、という点の方が大きかった。
要は、外見より中身ですな(笑)
っていう感じなので、阿部さんで結構OK!!でありました。
「のだめ」におけるミルヒーみたいな感じですな。
かえって、外人役を日本人が堂々と開き直ってやる胡散臭さが、笑いを引き出すという点も、映画・実写ならではであった、とも思えます。
ただ、この映画の面白さは、そういった原作の持つ元々の面白さ、&阿部さんの面白さ、だけでもたせた感じで、映画としてのオリジナル部分は正直、つまらなかったねぇ。
映画全編に統一感をもたらしたかったのか、オリジナルの女性キャラを出してきたけど、これがかなり面白さを減らしているように思います。余計、というか、蛇足というかね~。
後半、オリジナル色が強くなっていくほどに、面白くなくなっていく・・・
原作の4巻で、古代ローマおたくの天才芸者が出てくるあたり、すでに原作でさえも「そりゃ~出来すぎでしょ」と思ってしまった私ですので、今回、漫画家志望のこの女性が、いきなりラテン語ペラペラだったり、ローマ史に詳しくなっている、とかってなってるのにはねぇ。
それなら、元々漫画家でかつ古代ローマおたく、なんだけど、「そんな今時、ローマ歴史マンガなんて、売れるか!!」という事で、描きたいモノと商業的に求められているモノとの相違に鬱々してしまう、っていう設定なら少しは納得できるけどね。
でも、まぁ、思っていたよりは良かった、良かったし、書き下ろしマンガ付きの小冊子がおまけでつくし、そりゃそれでまぁ、いっか。1000円だし(爆)

我が家にもあります、ケロリン桶関西タイプ。
カメにもピッタリサイズ!!(爆)
【公式】アニメ「テルマエ・ロマエ」 壮大なる配信!その1
アニメ版もあった・・・が、見事なまでに動かないですね~(笑)
鷹の爪団みたい~と思ったら、あえてのようでございますな