来週、いよいよ浜松市で、全国マトリョミン・アンサンブル大会が開催されるので、その直前最終練習、という事で今日は浜松市に行ってきました~。
来週は、豪華(?)温泉リゾートホテルに前泊だぜぇ~。卓球はしないけどな(笑)
で、練習前にちょいと浜松市の北部、元浜北市のあたりに行ってきました。
天竜浜松湖鉄道。元はJRで、第三セクター経営になった鉄道。
これで、静岡県内の私鉄全てに一応乗った事になる、と思う~
注連縄にキノコが生えてた!!
畑の脇のカボチャ
で、ipodに入れた、三遊亭円生師匠の落語を聞きながら徘徊していたわけですが、円生師匠の落語CDで、すごーくいっぱいあるんですねぇ~、いろんな種類のが。
で、嬉しい事に、大体図書館で借りられるんだな、これが。
今日聞いてたのは、「円生100選」とかいうシリーズの中の、左甚五郎の話、風呂屋の番台に座って妄想する勘当息子の話とか。
で、その中に、商家のだんながお妾さんを妻に隠して囲っていて、それをめぐっての一騒動、なんつう話もありました。
冒頭の、話に入る前の前振りとして、「元来、女は嫉妬深いと申しますが・・・」みたいな事を言ってまして、確かに落語本体の内容も、妻が妾の存在をしり、だんながその家にいるところに押しかけての騒動、なんですが。
まー確かに、江戸時代とか以前のうーん、昭和のどのあたりかなぁ?そのあたりの時代までだったら、普通「女は嫉妬深い」と言われたらそれが常識、っていうのが普通だったんだろうな~と思ったりして。
現在、無作為にアンケートでも取って、「男と女とどちらが嫉妬深いか?」って聞いたら・・・
おそらく、五分五分で、「女の方が・・・」が優位に出るっていう事はまずない、と思う。
結局、男か女か?の性別じゃなくて、嫉妬深い人は男女関係なく嫉妬深いんだろうからねぇ~。
でも、こういった落語が創作された江戸時代は、やはり男性優位で、かつ落語を聴く客も男性が多い→故に、男性にとって耳に優しい話が作られる事が多かった、のだろうなぁ~と思ったりして。
そーいや、円生師匠自身も、愛人持ちだったそうな。
うーむ、こういった芸人ってやはり、そういうパターンが多いのかもねぁ~。
で、この話の解説に、「・・・現在ではほとんど演じられませんが・・・」と言ってたので、やはり、時代性に合わない話だから、演じられにくくなってきた話なんだろうなぁ、と思う。
落語の歴史、資料的というかアーカイブ的な意味での興味はあるけれど、この落語本体として、自分自身が共感できるとか本当に面白い、とは思えないもんなぁ、やはり。
今の世の中、女性に受け入れられにくいモノは、不利である、とつくづく思ったりして。
そして、一昔前の落語のネタは、かなり「吉原」のネタが多かったそうです。
要するに、花魁とか女性を買うとかいう内容ね。
ところが、今はあまりそういったネタは使われにくくなってるそうでして。
これも、やはり女性も聞く機会が増えてきたからなんだろうなぁ~と思ったりして。
結局、古典とか芸能とかと「歴史を大事に、伝統の重要性」とか、どんなに声高に叫んでも、現代性の無い欠けるモノは廃れれいくのが自然の流れなんだろうなぁ~と思いました。
日本人として、こういった落語ばかりじゃなくて、能とか歌舞伎とか、そういうのを見て知識があるのが当然だ、無い人は日本人として情けない、みたいな論調もありますが・・・
でーも、興味ないもんはナイもんね(爆)
まぁ、聞く見る機会がなくて、興味がなかった、っていうのもあるとは思いますが。
歌舞伎だって、言ってみれば江戸時代の映画であり、ドラマであり、ゴシップニュースであり、バラエティ番組であり、っていう存在が元々なんだしね~。
歌舞伎役者と現在のアイドルと、違いもあるだろうけど、共通点も結構あると思うんですな~。
という感じで、落語に戻ると、そういった感じで、原点を知るというか歴史的な観点から古典落語は面白いけど、やはり本当に会うっていうか、感銘受けるのはやはり「創作落語」の方だなぁ~と、感じる私でございました。
でも、古典もまだ勉強中だからいろいろ聞いてみたいですがね。
8月は独演会に2回、9月はなんと、桂文枝の襲名披露会の落語会に行きます~。
浜松の公演は完売らしいけど、静岡のはなぜか手に入った・・・。
特に、ファンというわけでもないけどね~。
まぁ、地元でナマで聞ける機会だから、っていうくらいでねぇ~。