宿坊に泊まってみた

というわけで、本日のお宿の宿坊に向かいました。
身延山は元々というか本来信仰の山であり、総本山である、いってみればエルサレムとかメッカ的な意味合いを持つ場所である・・・のだろう。
そして、遠くからその総本山にお参りするためにやってくる善人善女のために、お寺が宿泊場所を提供する、っていうのが本来らしいです。
という感じなので、あくまで信者用であり、私みたいな興味本位の観光客的な人が宿泊しちゃうのは違うんじゃない？という気もしないでもないけど、最近は信徒じゃなくても、写経体験やら座禅体験やらで泊めてくれる宿坊もあるとか。
まー、私は泊まってはみたいが、別に座禅とかはどうでもいいので、とりあえず「敷居が低い」というか「門戸の広い」というか、なんとなく「泊まりやすそう」「泊めてくれやすそう」っていう観点から、今回身延山を選んだ、というわけです。
なにせ、にゃらん・・・じゃなくてじゃらんとか経由で手配できる宿坊でございますからな、今回。

門前商店街のはずれあたりのお寺でございます。
これまた、坂の上！ですよ～。


おぉ、お寺・・・（そりゃ、宿坊だからねぇ^_^;）
で、怖々玄関から入ると、住職さんと奥様が出迎えて下さいました～。
住職さんも、お坊さんっていうよりも「頭を坊主にしているおじさま」という気さくな感じで（すみません～）
言葉遣いとかもわりとフレンドリーでよかったよかった、ほっ・・・


お部屋はこんな感じ。
普通に、和風旅館っていう感じですね。
テレビもあるしね～。
テレビは、まぁあっても無くてもいいんだけど、たまたまつけてみたら、
「神奈川県下のゆるキャラ大運動会！」なんつうのをやってて、つい見てしまった(爆)
しかし、山梨なのに何故に神奈川？
部屋は、10畳くらいのもちろん畳で、広いお部屋です。


でも、日蓮上人の肖像画とかがあって、「お寺」だなぁ、という感じも。
そして、やはりどこか「線香」臭が漂ってるんだよねぇ。お寺だねぇ。


そして、部屋の出入り口は襖で、当然鍵は無い、貴重品BOXとかも無い、金庫とかも無い。
まぁ、客は私１人であったけどね。


しぶい振り子時計。


しぶい灯。


おぉ、５円玉の五重塔!!し、しぶい！っていうか、昭和だねぇ～。


おみくじもあって、可愛いので購入。赤い筒に入ってました。


お寺なので、領収書も宿泊料じゃないんだねぇ～。


夕飯でございます。
特に精進料理を頼んだわけではなかったので、和食という感じだけど肉は無しでした。魚はあり。
名物の湯葉もあった、美味かった。


宿坊のわんこ。
職務遂行中（不審人物に対して警戒警報を発令している）
このお寺には、２匹わんこがいるそうなんだけど、両方ともワケありの元保護犬なんだそうだ。
うう、TOPのネコも実はこのお寺の玄関前にいたネコでどうやら、ここでご飯をもらっている様子・・・
小さな命を大切にしている、まさしく仏陀の教えを守り伝える、いいお寺だ～っ!!感涙・・・
そして、早朝の５時すぎからは、住職さんによる読経が響き、
やはり「お寺なんだなぁ～」と、とても清々しい気持ちになりました。
で、小さないい音の出る鈴も頂きました！
どうもありがとうございました、お世話になりました!!
宿坊、いいですねぇ～、癖になりそうです(爆)