↑参道の宿の看板コーギーちゃん。
「エベレスト3D」もう、公開されるのかな?
映画『エベレスト 3D』 特報
映画評論家もやってる某O先生から「映像がスゴイらしい」という話は聞いてはいたんだが、どーもイマイチ乗り気じゃなくてねぇ・・・
だって、こーいう登山系映画って人死亡率がめちゃくちゃ高いんだもんね。
まぁ、戦争映画ももちろん人死に率は高いんだけど、なんつうか戦争は人を殺すためにやってるっていうからある程度覚悟はあるんだけど、登山映画の場合は、皆、死にいくつもりじゃないんだよね、まぁ戦争ももちろんそうだけどさ。
生きて帰るために行くんだけど、戦争ならなんつうかある点「仕方ない」的な感じもあるんだけど、山映画だとなんか、行かなくていいのに行く、っていうあたりがなんか「あーあ・・・」っていう感じでねぇ。
もちろん、行く人たちの気持ちもわかるんだけど、結果論として死んでしまうのってなんか、報われないっていうか「あーあ・・・」っていう感じで、なんか望んでない死を間近(?)で、わざわざ見せ付けられる(まぁ作った映像だけどさ)っていうのが、なんか「あーあ・・・」という感じで。
特にイヤなのが、絶壁に1人がザイルだけでぶる下げられた状態で、上でそのザイルにつながってザイルを彼を支えているもうひとり、大体この人が主人公で、吊る下がってるのがその親友、とかっていう関係で、
「もういい!このザイルを切れっ!このままじゃ、お前まで死ぬんだぞっ!!」
「バカ言えっ!!このままお前を見殺しになんか出来ないっ!!二人で帰るって約束しただろっ!!」
「・・・そうだったな・・・」
~~~回想シーン、地元での二人の友情の日々、共になんとなく好きだった憧れの女性とか、あとは優しかった両親や親類、とかとか~~~
で、この後、親友はもほとんど力の残されていない手にナイフを握り、ザイルを自ら切り・・・
っていう展開ね~^_^;
あー、これがイヤでイヤでねぇ~・・・
大体、山岳関係の映画っうと(特に冬山)こーいうシーンがほぼ必ず出てくるのにげんなり・・・なんですよ。
でも、今回のこのエベレストはかなり実話、ある事件に基づいているっていうので、その事件を調べてみたら・・・
なんか、どどどーんと気分が重くなる・・・でした・・・
1990年代に起こった、8人の登山家が一気に亡くなった、その時の物語で、その亡くなった中には日本人女性もいたそうで・・・
あー、なんかなぁ・・・と、思いつつもそうなると、なんか関係の資料とか本を読みたくなる。
が、買うのは何なので、図書館で借りようかと思ったら、図書館がお休みであった・・・がーんっ!!
まぁ、エベレストに限らず、身近な山でも遭難死亡事故が無いわけじゃない、私のとこの地元、遠足でよく登ってたし一昨年あたりに私も登った竜爪山、この山も1000mちょいあたりなんだけど、ちょくちょく遭難者が出るので、最近「登山ポスト」が設置されたそうです。
まぁ、道を普通に歩いていても車が飛び込んでくるかもしれんし、判らんっていえば判らんのだがね・・・
で、まぁそれは置いといて、身延山のトレッキングに行ってきました。
身延山の宿坊に宿泊し、翌日は朝の5時半頃に出発して、まず山に入る前に、毎朝、身延山久遠寺で行われている朝のお勤めに参加してから登ろう!と、思って早起きしたんですね~。
うす暗いけど、ヘッ電が必要なほどでもなかった。
三門到着。昨日の賑わいが嘘のように、誰もいません。
で、ここからまた、あの涅槃ハシゴを登って本堂へ・・・
が、なんと、遅刻してしまったのだ~っ!!!
朝、出かけに宿坊の奥さんと、保護犬の話とかでつい盛り上がってしまっていたら、どうも開始時間が過ぎてしまったらしいっ!!!
中からは、朗々とした読経の声と太鼓っぽい音とか、チーンとか、そういう音が響いてきます・・・
うーむ、まぁ遅刻したのが悪いし、元々信徒でもない物見遊山的な私だから、ここはまぁ仕方ない諦めますか~と、外からチラッと様子を眺めるだけで、そのまんま登山道に向かいました。
本堂の裏から、登山道が始まります。
正式には、登山道じゃなくて表参道、でございます。
登山道じゃなくて、あくまで奥の院にお参りに行くための道なんですね~。
読経の迫力の音を背に受けながら登り始めました。
おぉ、そろそろ夜明けです。
表参道は、●丁目という標識(?)が一定間隔で立っています。
たしか、50丁目あたりで頂上だったような~。
最初のうちは、舗装道路っていうか舗装林道っていう感じ。
犬の足跡が残ってました。
山火事注意のまといリス。石黒賢氏が関わってたキャラらしい。
参道だけあって、途中ではこういったお堂やお墓がところどころにあります。
神社もありました。
お墓の一角にあったカメ像(?)
ただの掃除用具置き場、じゃなくて功徳を積むために掃除をする、そのための箒!なんですねぇ。
途中の小さなお寺というか庵っぽいところで、丁度そこで修業中なのか、尼の方に出会いました。
愛知からこられているそうです。
毎日、そこの庵から、向かいの七面山の奥の院に行くそうです・・・^_^;
す、すごい・・・
そこそこ年の方みたいだけど、ぴんしゃんしている感じ。
なんつうか、日常的に心と肉体を鍛えてる人って、やはり違うんだねぇ~と、つくづく思ったりしてねぇ。
クマが出るから、注意してね~!と言われました。
そーいや、数少ないけどであったハイカーは皆、熊鈴つけたよ。
表参道は、ほとんど杉並木で展望もありません。
わずかに見えた、富士川。
昔の五重塔のてっぺんの部分らしいです。
多分、この林というか杉の木の植林代という形で寄付をした人がいるんだろうねぇ。
寄進にも、いろんな形があるんだなぁ~
山道で、脚の長いクモに遭遇。
千と千尋に出てきた釜爺(だった?)みたいでした。
およそ二時間ちょっとで山頂に到着。
昨日も見た光景だけど、ロープウェイで7分で来たのと、自分の足で登ってきたのでは、
やはり、ありがたみが違うっ!!!(爆)感動も150%増しって感じだな。
富士山は、今日も美しいですな。
日向ぼっこ中のぬこに遭遇!
当初の予定では、山頂のレストランで湯葉丼を食べる予定であったが、なにせまだ時間は8時で開いてない^_^;
ので、宿で作っていただいた朝ごはん弁当を食べる・・・
ごちそうさまです。
デザート(?)はみのぶ饅頭。
で、ロープウェイも運行が始まりましたが、さすがに平日のこの時間だと客もいない様子・・・
で、ぼちぼちと下山します。
こちらが、先ほど話に出ていた七面山。こちらも信仰の山です。
下山は、裏参道という名の西ルートを取りました。
こちらのルートの方は、展望がややあって、紅葉も見られました、まだ早めでしたが。
このあたりは、千本杉、杉の巨木が立ち並んでおります。
で、わりとすぐに舗装道路と登山道が合体した感じで、車道歩きになります。
橋の欄干の、普通だとネギ坊主のヤツ・擬宝珠が、こんなんだった!
王子様の服の襟部分みたいだね。
このあたりは、日蓮上人の庵の跡とお墓があります。
しかし、登った後からなんだが・・・
もううん百年前、ロープウェイはもちろん、こういうしっかりした登山道もない時代に、よく頂上まで通ってたねぇ、
日連上人とお弟子たちっ!!すごいわ・・・
シカも出るらしい。
で、ぐるっと回って、また久遠寺境内に戻ってきました。
向こうの山頂に、ロープウェイ駅が見えます。
あー、今日はあそこまで登って来たんだなぁ~と、感慨深いでございますね。
自分へのお土産は、身延郵便局の風景印と、山梨のご当地フォルムカード。
湯葉丼を食べ損なったので、結局駅ソバ屋で月見うどんを食べた・・・