↑身延山参道商店街の看板猫
昨日は、「バクマン。」見てきました。
「バクマン。」予告
あ、私は原作は読んでおりません。
「超映画批評」とかでは、あまり高い評価を得ていないこの映画なんですが・・・
多分、それは「原作を知っているから、原作と比較して」という観点からなんだと思う。
原作を知らずに、予告からの知識のみで見にった一般客としては、良かったと思うよ、面白かったですよ、まぁ、この前に見たのが「ギャラクシー街道」だったからっていうのもありかも?ですがね^_^;
多分、確かに原作の方が面白いんだろうなぁ、とも思う、あの「デスノート」のコンビだしさ。
なので、この映画を評価する視点としては、「原作知ってる」「原作が好きだ」「原作知らない」「マンガに詳しくない」「ジャンプ読んだことがない」(←って人いるんか?)とかと、見る各人によって、それぞれレベルっていうか前段階が異なり、それによっても評価は異なってくるんだと思いますね。
他にも、主人公たち「漫画家を目指す若者」視点なのかとか「商業誌としての編集者視点」なのか?とかでも見方が違ってくると思いますね~
私は、原作は知らないけどジャンプ特に週刊少年ジャンプは、今のは判らんが以前のはそこそこ知っている^_^;
2年ほど、自分も毎週買っていた事もある、がアンケートを出した事はない^_^;
今は、少年漫画週刊誌の世界では、TOPはどこなんだろうか?
私が買ってた頃は、ホントにジャンプの独断場だったんだけど、その後サンデーに抜かされたという話も聞いた事あるような、ないような・・・
というレベルで見た私でございます。
週刊ジャンプと言えば、アンケート、打ち切り!というキーワードが裏では必ず囁かれたものでありました。
結構、この雑誌、新連載の数も多くて、毎号新連載とかって出てきたような気もしてたが、そのほとんどは10週で連載終了であった・・・
アンケート結果が良くないと、新連載は10週できっぱり打ち切り、終了なんですよ!ホント。
打ち切りの時の最後の文句「●●先生の次回作にも期待しましょう!」みたいな文句もまさしく、ジャンプ!^_^;
「面白そう?」と思っても、アンケートで結果が出ないと打ち切り。
そんでもって、そのアンケートっていうのが、実はプレゼント応募葉書の一部なんだよね。
漫画雑誌のプレゼントだから、まず当たらないし、それほど熱烈に「欲しいっ!!」っていうもんでもないし、切手貼らなけりゃならんし、とかと結構送るのめんどくさいっていうか、送らない人がほとんどじゃないのかなぁ、本当は。
実際に葉書を送ってる人は、読者のほんの一部だったかとも思うんだけど、そのほんの一部の人々のアンケート、それでそのマンガの命運が決まる!っていうのを誰が知っていた事であろうか?(笑)という、公平のような不公平のような、透明性があるだかないだかよく判らん独自システムが有名なジャンプでございます。
今でも、この方式なんだろうかねぇ?
で、そのジャンプ編集部に持込をして、漫画家を目指す二人の高校生コンビ・・・
作画担当の男子のおじさんは、実は元漫画家でジャンプ連載もしていたんだけど、過労により急逝・・・
で、本人自身もその後、過労で入院したりするんだけど、いやぁ漫画家の世界も超過酷ですねぇ・・・
自己ブラック企業っていうか・・・
単に肉体的な過労疲労だけじゃなくて、精神的な疲労過労も多いと思うんだよね。
さらに、不規則で偏った食生活、運動不足、同一体位、慢性的な睡眠不足と、健康に悪い事てんこ盛り状態!ですからねぇ・・・
漫画家は長生きできそうもないですねぇ・・・と、他人事ながら・・・
それでも、漫画に賭ける人々、そしてその漫画に夢中になる我々・・・
なんか、因果だのぉ~と思いつつ・・・
細かいところでいろいろ、ジャンプネタが多いので、かなり楽しかったですねぇ~。
そして、漫画バトル映像が独特っていうか、多分岸辺露伴先生はこうやって描いているに違いない!と思ってしまったりして(爆)
いや、もしかして荒木先生自身がそうだったりしてね~^_^;(ジョジョの)
日本のマンガは、今や世界に誇るべき文化になった・・・(のか?)とも思うが、その根底には、こういった執念が怨念があるのかもねぇ・・・
「努力」「友情」「勝利」を賛美する、その裏にあるものも感じたりもして。