今日は、節分ですねー。
スーパーに福豆が並ぶと同時に、動物ヨーチも並ぶのも静岡の掟(?)なんですが、なぜか今年はなかなか見かけなくて・・
反対に、節分以外の時期にはほとんど動物ヨーチ見かけないんで、節分逃すと手に入りにくいんだな、今年はダメかな?と思っていたら、今日スーパーにありました!
一種類だけだが。
で、昨日見てきた映画
映画『RAW〜少女のめざめ〜』日本版予告
フランス、ベルギー合作で、セリフはフランス語でした。
厳格なベジタリアンの両親の元で優等生・神童として育ってきた主人公。
16歳で獣医学部に進学、初めて親元を離れ寮生活を送る事に。
大学には、彼女の姉も在学しているが、かなり奔放な学生生活を送っている模様。
そして、獣医学部自体もかなり奇抜なところで先輩には絶対服従、夜は乱痴気騒ぎ、新入生には奇妙な儀式が義務づけられ、いきなり生のウサギの腎臓を食べさせられる。
初めて肉を食べたヒロインは、体の不調を感じ精神的にも不安定に。
そして、次第に肉を食べたい欲求に駆られ、食べても食べても満たされず・・
そして、アクシデントから、と・ある肉を食べてしまった事から彼女は・・
って感じかなあ?
ジャンルとしてはホラーでR-15あたりがついてますが、ホラーつうよりも、良い子を意識せずに演じていた内気な子供が抑圧から解放された途端に極端に走る事から生じる悲劇、つうパターンですなあ。
フィクションの読み解き方・第一層:その物語に限局した見方 第二層:原作者、あるいは監督などの個人歴やパーソナリティと関連つけた見方 第三層:その作品が作られた、あるいは公開されたあたりのリアルな時代に対する隠した比喩としての見方 第四層:性別、国、時代を超越した人間としての普遍的な観点からの見方、という点から見ると、この映画は第四層面に着目すると面白いと思います。
遡れば、エデンの園の禁断の果実を食したアダムとイブのような『原罪』に通じるようなとこがあって。
カニバリズムがテーマ(?)なんだけど、女の子なんでなんかヴァンパイヤっぽいかな?
これ、カニバリズムじゃなくてもドラックに置き換えてみれば、ありそう!だしねー。
日本ならともかく、フランスであんな縦絶対主義的な学生生活ってあるんか?とか、ゲイだからってルームメイトが男ってありかよ?とかとか、リアル面では突っ込み箇所もありますが、あくまでヒロインを精神的に追い詰めるための手段だからねー。
しかし、演じる女優さん達は大変そうだなー、体当たりどころじゃない演技で^_^;;
フランス映画らしい(?)スッキリしないというか、ビターなラストでしたな。
先行き不安感が強い、というか。
感じとしては、『May』とか『エリ400歳の少女』みたいな印象を受けました。