ふと思い出したが、先日「お茶タクシー」初めて見た。
↑ 広報写真
お茶業界とタクシー会社のコラボタクシーらしいです。
倫敦のタクシーと言えば、黒塗りタクシー、
紐育のタクシーと言えば、イエローキャブ、
なんで、静岡と言えば、
お茶タクシー!!
・・らしい。
しかし、単に緑色の塗装でも抹茶色ではなく新茶色なのがニクいね!
で、もって、見てきました。
パディントン2です。
いやー良かった、ほんと良い映画だった!
予告は見たんだけど、特に見たくはならなかったんだが、ビッグイシューの特集見て興味が湧いたんで見てきた。
が、これ、映画館で見られて良かったよ!
暫定ですが、今年一番の作品です。
パディントンは、ペルーからの密航クマで現在はロンドンのブラウンさん家で暮らしている。
移民(不法移民らしい)との、異文化、異なる習慣を持つ人々との多様性を認める精神、つうのが背後にはあるんだろうが、正直あんまり気にならない(爆)
つうのは、それだけこの物語に入り込み、かつ自己補完する必要がないくらい脚本が上手いから!
いやー、この脚本は『キサラギ』レベルの完成度だわ!
ネタは落としてあるにわざとらしくなく、まさにここ!
というところで使う!それも実に自然な流れで!
いやあ、見事でした。
画的にも、ギミック的場面はウェスアンダーソンの映画みたいで、特に飛び出す絵本の世界の中のパディントンとルーシーおばさんの場面は、まさしくうっとり!
夢のようでしたよ。
パディントンはCGなんだけど、テディベアではなく、あくまで小熊である、ぬいぐるみではなく血の通ったナマクマっぽいデザインがナイス!
しかも、クマと子供のイメージのMIXバランスもよろしい!
子供の表情を見事にクマで再現しているのだ。
まあ、あんまりちまたで宣伝されてるほどモフモフ感は感じないが、それは野生クマの毛皮の感触をちゃんと再現しているってことだもんねー。
パディントンは良い子で、紳士的なんだがそれが鼻につかないというか、良い子でありたい、良い子と褒められたいから良い子、ではなくて、人間として(クマだが)こうありたい、こう生きたいという気持ちがそのまま素直に出てるんだよね。
他人から見て、ではなく自分がこうすべきだと考えるから、という主体性を感じますな。
そして、今回悪役を演じてるヒュー・グラントがまた良い味でねー。
セルフパロディみたいな役を嬉々としてやってるとこも面白いんだけど、まあ憎めないとこが。
で、わたしは吹き替えで見たんだが(吹き替えしかなかった)ヒューの声がほんと本人みたいでビックリ!
ヒュー・グラントが日本語で話してるよ!って思えるくらい本人の声クリソツ!
すごいぞ、声優さん!
見た後、ほんとに幸せな気持ちになれます。
前作見てなくても全然大丈夫だから(わたしも実は見ていない)みんな、見て見て!!
ぜひ、こういう映画を見て欲しいよ!と、切に思いましたなー。
わたしは、パンに塗るのは断然ジャムよりバター派、しかもジャムの中でも順位的には最下位に近い位置のマーマレード(要するにそんなに好きじゃない)が、無性に食べたくなるくらい、魅力的な映画でありました。