読書。
『哲学は人生の役に立つのか』 木田元
を読んだ。
2008年の本で、そのときに80歳だった、
東北大学卒、中央大学哲学科の教授、木田元さんの、
主に自分史を語った本でした。
哲学の入門書かかな、なんて読んでみたら、自伝だったので
面食らいましたが、語りを文字に起こすという形での執筆のようで、
平易な文章で読みやすかったです。ぺろっと読めちゃった。
序盤にちらっと昨今の世の中の動きについて触れているのですが、
わかったような感じでとにかく言葉にするという姿勢ではなく、
わからないことをちゃんと見据えて、深入りせずに軽く語っていました、
そういうところを読んで、さすがに哲学をやってきただけあって、
慎重なのかなと思いました。やっぱり研究をしている人っていうのは
そんな感じなのかなぁ。ただ、そういう人って、
ちゃんとわかったことに対しては深く理解しているような
ところがありますよね。間違いなくそうだっていう確信をもって
研究されている雰囲気を感じます。
さっきも書きましたように、哲学者や哲学に触れてはいるものの、
自伝的な本なので、哲学の教授をやったおじいちゃんのお話を
拝聴しているというような本でした。
なるほどね、そういう人生もあったのか、という聞き手のような
読み方がされる。
また、けっこう高校生とか、若い人を読者に考えて話しているのかなぁ
と読めるところもあるのですが、そうじゃないところもでてきて、
読者層は広く計算しているのかもしれない。
筆者はドイツの哲学者のハイデガーを中心に哲学にふれていますが、
ハイデガーがどんな哲学を世に示したかについては、
まったくといっていいほど触れられていません。
それについては他の本を読んでくださいということなんでしょう。
そういった意味で、哲学に触れたいと思った人には物足りない本です。
まぁ、でも、興味をひくような意味合いはありますかねぇ。
そのうち、余裕があるときにでも、哲学を話題にした本を読んでみようと思います。
こういう人が学者さんになるんだなっていうことを知るには
良い本かもしれません。
『哲学は人生の役に立つのか』 木田元
を読んだ。
2008年の本で、そのときに80歳だった、
東北大学卒、中央大学哲学科の教授、木田元さんの、
主に自分史を語った本でした。
哲学の入門書かかな、なんて読んでみたら、自伝だったので
面食らいましたが、語りを文字に起こすという形での執筆のようで、
平易な文章で読みやすかったです。ぺろっと読めちゃった。
序盤にちらっと昨今の世の中の動きについて触れているのですが、
わかったような感じでとにかく言葉にするという姿勢ではなく、
わからないことをちゃんと見据えて、深入りせずに軽く語っていました、
そういうところを読んで、さすがに哲学をやってきただけあって、
慎重なのかなと思いました。やっぱり研究をしている人っていうのは
そんな感じなのかなぁ。ただ、そういう人って、
ちゃんとわかったことに対しては深く理解しているような
ところがありますよね。間違いなくそうだっていう確信をもって
研究されている雰囲気を感じます。
さっきも書きましたように、哲学者や哲学に触れてはいるものの、
自伝的な本なので、哲学の教授をやったおじいちゃんのお話を
拝聴しているというような本でした。
なるほどね、そういう人生もあったのか、という聞き手のような
読み方がされる。
また、けっこう高校生とか、若い人を読者に考えて話しているのかなぁ
と読めるところもあるのですが、そうじゃないところもでてきて、
読者層は広く計算しているのかもしれない。
筆者はドイツの哲学者のハイデガーを中心に哲学にふれていますが、
ハイデガーがどんな哲学を世に示したかについては、
まったくといっていいほど触れられていません。
それについては他の本を読んでくださいということなんでしょう。
そういった意味で、哲学に触れたいと思った人には物足りない本です。
まぁ、でも、興味をひくような意味合いはありますかねぇ。
そのうち、余裕があるときにでも、哲学を話題にした本を読んでみようと思います。
こういう人が学者さんになるんだなっていうことを知るには
良い本かもしれません。