読書。
『細野晴臣 とまっていた時計がまたうごきはじめた』 細野晴臣 聞き手:鈴木惣一朗
を読んだ。
はっぴいえんどやYMOのメンバーだった
ミュージシャン細野晴臣さんと、
同じくミュージシャンの鈴木惣一郎さんとの対談集です。
東日本の震災後である2012年の夏から、
はっぴいえんどのメンバーで、
数多くの名曲を残した御大・大瀧詠一さんのご逝去の年、
2014年の夏までの期間に行われた9度の対話を収録。
その肩の凝らない雑談トークでは、
ユーモアのある冗談やお笑い話から音楽論までいろいろテーマが変わりつつ、
でも、震災後の放射能に関する不安がずっと
うっすらつきまとっている感覚があります。
それでも、人生は絶望するより楽しむものだ、とのモットーがあるようで、
本書で交わされるオフビートのトークは楽しいです。
細野さんは揚げ物が好きだという話では、
食べるとうれしくてうめき声がでるといいます。
それも、高い声の裏声で。
よっぽどお好きなんでしょう。
また、はっぴいえんどのメンバーみんなでうどん屋へいって、
やくざに絡まれた話。
シェケナベイベといえばの内田裕也さんとの関係など、
興味が惹かれ、その興味を満足させてくれる話が、
ゆったりまったりと語られる感じなんです。
本職の音楽の話になると、深い話というか、
当たり前ですが、素人の僕にしてみればまったくしらないような
洋楽の名前がたくさん飛びだしますし、
その説明の言葉がまたいいです。
細野さんのアルバムを聴いても、
けっこうこれがマニアックな種類のものだと思うんですよ。
YMOやはっぴいえんどは聴きやすいですが。
その土壌の豊かさの片りんを、
本書の雑談対話からも感じることができると思います。
YMOやはっぴいえんどをかじったことのある音楽ファンなら、
読んでみて損はないでしょう。
なにより、おもしろいです。
本書は三部作の二作目にあたり、
予定通りならば、三作目が今年に発刊になるようです。
楽しみですね。
『細野晴臣 とまっていた時計がまたうごきはじめた』 細野晴臣 聞き手:鈴木惣一朗
を読んだ。
はっぴいえんどやYMOのメンバーだった
ミュージシャン細野晴臣さんと、
同じくミュージシャンの鈴木惣一郎さんとの対談集です。
東日本の震災後である2012年の夏から、
はっぴいえんどのメンバーで、
数多くの名曲を残した御大・大瀧詠一さんのご逝去の年、
2014年の夏までの期間に行われた9度の対話を収録。
その肩の凝らない雑談トークでは、
ユーモアのある冗談やお笑い話から音楽論までいろいろテーマが変わりつつ、
でも、震災後の放射能に関する不安がずっと
うっすらつきまとっている感覚があります。
それでも、人生は絶望するより楽しむものだ、とのモットーがあるようで、
本書で交わされるオフビートのトークは楽しいです。
細野さんは揚げ物が好きだという話では、
食べるとうれしくてうめき声がでるといいます。
それも、高い声の裏声で。
よっぽどお好きなんでしょう。
また、はっぴいえんどのメンバーみんなでうどん屋へいって、
やくざに絡まれた話。
シェケナベイベといえばの内田裕也さんとの関係など、
興味が惹かれ、その興味を満足させてくれる話が、
ゆったりまったりと語られる感じなんです。
本職の音楽の話になると、深い話というか、
当たり前ですが、素人の僕にしてみればまったくしらないような
洋楽の名前がたくさん飛びだしますし、
その説明の言葉がまたいいです。
細野さんのアルバムを聴いても、
けっこうこれがマニアックな種類のものだと思うんですよ。
YMOやはっぴいえんどは聴きやすいですが。
その土壌の豊かさの片りんを、
本書の雑談対話からも感じることができると思います。
YMOやはっぴいえんどをかじったことのある音楽ファンなら、
読んでみて損はないでしょう。
なにより、おもしろいです。
本書は三部作の二作目にあたり、
予定通りならば、三作目が今年に発刊になるようです。
楽しみですね。