式による説明の指導。
文字の意味を教えた。
T『違った文字は違う数を表すが、同じ数の場合もある。同じ文字は必ず同じ数を表すのが決まり。』
S『・・・』
T『だから、5つの続いた数をa, b, c, d, eと表してもいいのだけれど、a, b, c, d, e』は続いた数を表すとは限らないわけだ。」
T『a=1とするとbは2かも知れないし、3かも知れない。同じようにcが3であるとは限らない。うまく式を考えると5つの続いた数が文字で表せる。」
S『・・・』
T『では一番小さい数をnとすると、次の数はどんな式で表したらいいかな?」
S「n+1」
T『分かって来たね。では5つの続いた整数を式で表すと」
S「n, n+1, n+2, n+3, n+4」
T『その通り」
T「その5つの整数の和を表す式は?」
S「 n+(n+1)+(n+2)+(n+3)+(n+4)」
T「この式を計算した結果は?」
S「 5n+10」
T「さあて、この 5n+10は5の倍数になるのかな?」
S「なります。nに数を代入すると5の倍数になります。」
T「1.2や1.5を代入してもなる?」
S「あ、nは整数を表すので、nに1,2,3・・・を代入します。」
T「1,2,3・・・と、ずっと代入しなくては、nが5の倍数だということがいえないのかな。」
S「・・・・・・・」
T「 5n+10が5の倍数だということを言うにはどうしたらいいのだろうか?」
S「・・・・・・・」
つづく