規則性の問題は、数が規則に従って並んでいて、n番目の数をnを使った式で表せというのがほとんど。
で答えになるnについての式は、nの1次式かせいぜい2次式どまり。
そこで、どうしても解けないときは、いきなりnの2次式だと思って
n番目の数mを表す式を
とおいてしまう。
あとはn, mを代入して、a, b, cを求めれば良い。
やってみよう。
例えば 1,3,5,7,9では
n=1のときm=1 であるから、 1=a+b+c (1)
n=2のときm=3 であるから、3=4a+2b+c (2)
n=3のときm=5 であるから、5=9a+3b+c (3)
3元連立方程式である。
(2) 4a+2b+c=3
(1) a+b+c=1 で、(2)-(1)から 3a+b=2 (4)
(3) 9a+3b+c=5
(2) 4a+2b+c=3 で、(3)-(2)から 5a+b=2 (5)
(5)-(4) から a=0
これから、 b=2, また、c=-1
したがって、m=2n-1
mがnの2次式でなくて、1次式になっていても、
とおけば、結果が出てしまう。
高校入試では、3次式はほとんど出さないから、これで十分なのだ。
これのおもしろい応用例があった。夏の講習会を手伝ったときだ。
つづく
で答えになるnについての式は、nの1次式かせいぜい2次式どまり。
そこで、どうしても解けないときは、いきなりnの2次式だと思って
n番目の数mを表す式を
とおいてしまう。
あとはn, mを代入して、a, b, cを求めれば良い。
やってみよう。
例えば 1,3,5,7,9では
n=1のときm=1 であるから、 1=a+b+c (1)
n=2のときm=3 であるから、3=4a+2b+c (2)
n=3のときm=5 であるから、5=9a+3b+c (3)
3元連立方程式である。
(2) 4a+2b+c=3
(1) a+b+c=1 で、(2)-(1)から 3a+b=2 (4)
(3) 9a+3b+c=5
(2) 4a+2b+c=3 で、(3)-(2)から 5a+b=2 (5)
(5)-(4) から a=0
これから、 b=2, また、c=-1
したがって、m=2n-1
mがnの2次式でなくて、1次式になっていても、
とおけば、結果が出てしまう。
高校入試では、3次式はほとんど出さないから、これで十分なのだ。
これのおもしろい応用例があった。夏の講習会を手伝ったときだ。
つづく