80x+10x=90x
80x+90y
80x+90
この3つの式の違いが分かったところで、次の段階に・・・。
それは「代入」
まずは、次の質問をする
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80円切手をx枚買いました。いまx=5です。
このとき、80円切手は何枚買いましたか?
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当然「5枚」と答えてくれるはずなのだが、分からないことも・・・。
ここでのポイントは、「いま」と「このとき」だ。
「x枚買う」というxがいろいろな値になるという場面を想像させるのだ。
「xが色々な数になる」ということ。
x=5のとき、80x=80×5=400
となることを教え、
x=5のとき、80xの値は400である。
とか、
x=5を80xに代入した値は400である。
とか、
80xにx=5を代入すると400になる。
などを教える。
ここから、切手の話しはなくなって数だけで考えることにする。
教科書の代入と式の値の問いを何題か計算させる。
たとえば、「x=2のとき、5x+2の値を求めなさい。」
ここでのポイントはやはりx=2のとき、の「とき」である。
「xはいろいろな数なんだけれど、どんな値か分からない謎の数だ。
いま、『x=2のとき』と言ってるんだから、謎のxは、今、2になってる。
『時間よ止まれ!』この瞬間に、5x+2はある数になってるはずだよ。その数を求めよう。」
こんな具合に場面をはっきりイメージとして伝える。
こうして代入の指導が終わる。
つづく