TakaPの数学日記

数学を教えていて感じたことや日常の感想などを記録しました。

方程式の指導7

2013年10月26日 04時47分18秒 | 数学

80x+10x=90x
80x+90y
80x+90

この3つの式の違いが分かったところで、次の段階に・・・。
それは「代入」

「x=2のとき、5x+2の値を求めなさい。」
「xはいろいろな数なんだけれど、どんな値か分からない謎の数だ。
いま、『x=2のとき』と言ってるんだから、謎のxは、今、2になってる。
『時間よ止まれ!』この瞬間に、5x+2はある数になってるはずだよ。その数を求めよう。」
こんな具合に場面をはっきりイメージとして伝える。

こうして代入練習が終わった所で、「方程式」を教える。
たとえば・・・
「x+3=5のとき、xはどんな数?」
これはかんたんに「2」と答えてくれる。

で、次に「2x+3がいま11になっている。つまり、いま、2x+3=11だ。
このとき、xはどんな数?」
答え「4」ついにここまできた。

この生徒は2x+3=11という式そのものが分からなかったのだ。

こうして方程式の定義を教えて2x+3=11の解が4であることを教えた。

次は簡単な方程式の解を答えさせる練習を2,3題やった。

いよいよ等式の性質を使った解法を教えるときが来た。

つづく


コメント
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