イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

「「1秒!」で財務諸表を読む方法」読了

2013年01月08日 | Weblog
小宮 一慶 「「1秒!」で財務諸表を読む方法」読了

財務諸表の勉強もちょっとやってみようと思って、こんな本を読んでみた。
この手の本にはめずらしく、国の財政はどうして破綻しないのかとか、役所というところのコスト意識の無さなどを熱く語っている。
著者は相当この国の仕組みを憂いているようだ。

人件費は財務諸表ではコストとして算入されるが、著者は資産でなければならないと説明している。
そういう意味では、社会保険庁を例に出して、人の意識が変わらない限り大きな改善ができるわけがないと書いている。民間でも同じで、わが社のように、人材は資産どころではなく、まったくの負債になっている会社はどこへいくのだろう。貸借対照表では、負債は資産に交換されて企業活動を支えるのだが、損失でしかないのかもしれない。

と、書いているこの僕も、ただ、会社にしがみついているだけなので偉そうに言えないのだ。

とりあえずわかったことは、残りのサラリーマン人生の中で、財務諸表を読まなければならないような仕事には就くことはないだろうということだった。
そして、「1秒でわかる」などと祝詞をたれている本は1秒で理解できないということもよくわかった・・・。
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