イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

『「のび太」という生きかた』読了

2014年07月31日 | 読書
横山泰行 『「のび太」という生きかた』読了

大学の先生がドラえもんを真剣に研究するというのも不思議だ。
のび太の生き方を手本に人生をうまく送るコツを解説しようというものだ。

のび太はぐうたらでなまけもので他力本願だと思われているが、無欲であきらめず、夢を持ち続けるという理想的な生き方をしている。それを学べばあなたもきっと幸せになれる。という・・・。
原作者の藤子・F・不二夫の言葉に、「夢や冒険に憧れ続ける心を持ってほしい」というのがあるそうだが、まさにそれを具現化しているのがこの「ドラえもん」の物語だというのだ。
たしかに数十年間も人気を保ち続けるのには何か魅力的なものがあるのだろうが、そんな哲学がこの漫画にあるのだろうか。

昔、遠藤周作が自分の作品が出題された大学入試問題で得点することができなかったという話を聞いたことがあるが、藤子・F・不二夫もそんなに大して哲学を考えながら物語を作っていたわけでもないのではなかろうか?
そう考えるのは僕が凡人だからだろうか。

まあ、読む人がそれぞれの価値観で読めばいいのだとは思うが・・。たかが漫画だ。
もう少し、老子や荘子、禅宗につながるような発想を期待していたが、ちょっと違った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする