MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

絵本の読み聞かせの“MAYU CLUB” ~学校司書まゆみの絵本棚~ へようこそ!!

“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

今年度最後の読み聞かせボランティアへ!

2014年03月13日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
今日は今年度最後の読み聞かせボランティアに行き
長めの科学絵本を最初に一冊と、季節の科学絵本一冊読んできました。

最初は聞き手参加型の科学絵本だったからか
子ども達とかなり盛り上がったのですが、
二冊目はしっとりと落ち着いた雰囲気の絵本だったからか
子ども達は一冊目のテンションを引きずることなく、静かに聞いてくれました。

絵本のタイプによって聞き方を変えられるなんて、子ども達ってすごい!!

前回の読み聞かせボラでは余裕のなさが目立つ読みでしたが(1)
今回は二冊ともしっかり読み込んでおいたので、余裕をもって読むことができたので
子ども達と一緒に絵本を楽しむことができたのでよかったです。

読み込むと言っても、何度も何度も声に出して読むだけではなく
黙読も何度かし、起承転結を頭の中で整理します。

書いてある文章の字面を追うのでなく
その文章の意味をじっくり考えて自分なりに理解しておくと
自然に読むことができるのです。

読み聞かせに慣れてきても、丁寧な事前練習は大事だと改めて思いました。

絵本を読み終わった後に、息子が幼稚園時代に仲の良かった子が
私の近くにやってきてくれて、言葉にはしなかったものの
嬉しそうな表情でこちらを見ていたので、とても幸せな気持ちになりました。

今回のように、絵本を読んだ後、子ども達が近くに寄ってくるというパターンを
何度か経験しているのですが、その大半は最近はあまりしゃべる機会がないものの
その子が幼稚園児だった頃とかに、よくしゃべったことのある子だったりします。

なので、なじみの(友達の)お母さんが絵本を読んでくれるというのは
子どもにとって嬉しいことなのだなと思いました。
私自身もなじみの子がクラスにいると、とても読みやすいです。

あとは1年生は来る人を警戒せず、真正面から受け入れてくれることが多いので
読む側はとても読みやすいというのもあります。

こうして絵本を読んでいると、質問など、問いかけっぽい要素がある時は
読み手と聞き手が時々目を合わせることができる方が
今うなずいてもいいのか、わらってもいいのかなど、わかったりするので
参加型絵本に関しては、参加型紙芝居の様な、
ポイントで聞き手を見てコミュニケーションをとる方が自然だと思いました。

学校はどうしても、静かに聞かなければいけない雰囲気があるので
読む前にちょっとだけするトークの間に
和やかな雰囲気を作っておくと、聞き手も自然体で聞いてくれます。

といっても、物語絵本の場合は読み手の顔がちらちら見えると気が散ると思うので
読む絵本のタイプによって、柔軟に対応するのがよさそうだというのが、今の私の考えです。

確かに、息子や娘はお膝に抱っこで絵本の読み聞かせをしていると
じ~~っと絵を真剣に見て聞いているので
絵本の絵に没頭することは、絵本の世界に入り込んでいくことなのだと思います。

といっても、参加型絵本になると、ツッコミを入れてくるので
絵本の世界にどっぷり入りたいタイプの絵本や
読み手とコミュニケーション(対話)をとりながら楽しみたい絵本や
絵本の世界にどっぷり入りながらもツッコミを入れたくなる絵本など
種類はわかりませんが、絵本も何パターンかあるような感じが・・・

もっといろいろ書きたいことはあるのですが、時間の関係上、
今年度の読み聞かせボラの感想に関しては、後日別記事でまとめたいと思います。

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【注】

(1)過去ログ 「今日の読み聞かせボラを振り返る」 参照。

(2)前回の読み聞かせの前日に「子どもの顔を見ながら読むと、子どもが絵本の内容に集中できなくなるよ」とアドバイスを受けてから、子どもの顔をずっと見ないで読む方がいいのか悩むようになった。過去ログ 「今日の読み聞かせボラを振り返る」 参照。

【今日読んだ本】

ハーコート・ウィリアムズ 作 松岡享子 訳 「スヌークスさん一家」 東京こども図書館 編 『エパミナンダス 愛蔵版おはなしのろうそく1』東京こども図書館、1997年所収。
「聞いている途中に発見が!エンドレスで面白いおはなし。」(8/40 おはなし) 

ストーリーテリングの会の見学へ

2014年03月12日 | ストーリーテリング(おはなし)
昨夜はブログを書こうと思ったら
娘の夜泣きが始まってしまい、ブログ更新を諦めました・・・

ブログに書きたいことはいろいろあったのですが
娘を無視して書いていると
泣き声は大きな怒りへと変化していくので
潔くやっていることを諦めて、添い寝をするのが一番いいのです。
息子が小さい時も、こんな風に夜中に泣かれ、悪戦苦闘していたのを思いだしました。(1)

コメント等の返事が遅れていますが、今しばらくお待ちくださいm(__)m
ちなみに、これから書くのは、昨日書こうと思っていた記事です。


昨日は、ストーリーテリングの会の見学に行ってきました。

昨年末から3ヶ月ほどストーリーテリングの初級講座を受けていたのですが
それも先月終わったので、これからも語りを続けたいと思った私は
ストーリーテリングの会への参加を前向きに考えていたのです。(2)

会を見学したところ、打ち合わせでもするのかと思いきや
来月発表する予定の方が語りの練習をしたり
講座で語った人が(何人か会に入りました)、もう一度語ってみるなどし
いきなり勉強会の雰囲気に!

しかし、おはなしを語るにあたって大切なことや
何度も語って聞いている人からのアドバイスは非常に的確で、とても勉強になります。

一番心配だったのは、子育てと両立できるかということだったのですが
子どもや自分が体調を崩した時は他の人が代わりに語るし
無理のない範囲で参加するので十分だと言ってもらえたので、とても心強く、
この会で勉強をしたい気持ちが強くなりました。

先日語った「鳥のみじい」を2週間ぶりに語ったところ
練習も全くしていなかったので、抜けているところだらけでボロボロだったものの
前回より声がセーブできていたと言われ、ホッとしました。

ただ、小鳥の鳴き方が安定していなかったり、前回注意されたところを
その場で無理矢理直したような語りだったので、課題がたくさん出ましたが
春にまたこのおはなしを語りたいので、課題を一つ一つクリアにしていこうと思います。

下手だからと言っておはなしを語らなかったら
課題すら見えてこなかったので、ボロボロながらも語ってよかったです。

そういった小さなことに積み重ねが大事であり
いきなり上手にはならないんだということが、よくわかりました。

それにしても、助言をしてくれる人がいるのはありがたく
今まで悩んでいたところがクリアになっていく喜び・・・

一人で練習をするよりも、仲間と練習をする方が、断然上達すると思うのです。

今まで勉強というと、孤立してやることが多く
読み聞かせボラの仲間ともここまで込み入った話ができなかっただけに
込み入った話ができる仲間ができ、とても心強く思いました。

ストーリーテリングを今後も続けていきたいです。

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【注】

(1)過去ログ 「司書資格の勉強中、息子が夜中に何度も起きて・・・」 参照。

(2)過去ログ 「おはなしを語る当日――ステップアップできた」 に、その時の気持ちが綴られている。 

【今日(昨日)読んだ本】

「赤ずきん」、「一つ目、二つ目、三つ目」 佐々梨代子・野村ひろし 訳 『子どもに語るグリムの昔話6』 こぐま社、1992年。
赤ずきんはスタンダード。一つ目、二つ目、三つ目はいかにもグリムっぽいおはなし」(6/40、7/40 おはなし)

金子章 文、鈴木まもる 絵 『あっ、!じしん』 学習研究社、2004年。
「親子で読みたい地震の絵本。読み聞かせボラには不向き。」(19/100 絵本)

グレース・スカール 作/やぶきみちこ 訳 『いぬがいっぱい』 福音館書店、1986年。
「0、1歳児向け。2歳だとちょっと物足りない。おはなし会OK.」(20/100 絵本)

手持ち絵本のリスト化計画

2014年03月11日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
今日は掃除のとき、絵本関係の書類を整理していところ
「絵本の読み聞かせに向いた絵本リスト」という手作り冊子をみつけました。

数年前、他の自治体の図書館へ行ったときに
もらったリストだったのですが、当時は小学校で読み聞かせボラをしていなかったので
参考程度に資料として保管しておいただけでしたが、今見るととても丁寧な作りで
キーワードや読むのに何分くらいかかるかが書いてあり、とてもわかりやすいのです!!

こんないい資料が家で眠っていたなんて、家事を丁寧にしたご褒美かも?!(笑)

ちょうど自分の家にある絵本リストを作ろうと思っていたところだったので
この資料の作りはとても参考になり、
自分もキーワードを入れてリスト化しようと思いました。

自分の家に絵本があっても、息子や娘が興味を示さない絵本は読み込みが浅く、
しばらく読んでいないと、ストーリーが記憶の中で曖昧になっていたりします。

そんな曖昧な状態では、読み聞かせボラで読める絵本があっても
パッと頭の中でその絵本をイメージできなかったりするので
蔵書をリスト化することで、選書をしやすくしたり
日頃からリストの絵本を読むことで、安定した読みに繋げていきたいです。

いろいろな絵本を幅広く読むことも大事ですが
手持ちの絵本を読み込むことも大事だと思うので・・・

ブログも含め、書く作業は大変ではありますが、考えが整理され、
何をするといいかなどが見え、いい勉強になっているので引き続き続けたいと思います。

※この記事の続きは 「手持ち絵本のリスト化計画スタート!」 参照。

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【今日読んだ本】

なかがわちひろ 文/コヨセ・ジュンジ 絵 『おたすけこびととハムスター』 徳間書店、2012年。
「このシリーズは細かい絵をじっくり見るのが楽しい。乗り物がたくさん出てくるので男の子は特に好き。」(16/100 絵本)

なかがわちひろ 文/コヨセ・ジュンジ 絵 『おたすけこびとのまいごさがし』 徳間書店、2011年。
「私もこびとに仕事をお願いしたい!不思議と癒される絵本。息子のお気に入り。」(17/100 絵本)

とくながまり・みやざわはるこ 作・絵 『じぶんでじぶんで』 アリス館、1998年。
「保育園に通う2歳児にオススメ。子どもの共感をさそう絵本。」(18/100 絵本)

丘修三 作・立花尚之介 絵 『口で歩く』 小峰書店、2000年。
「持病などを持っている人の心の支えになる本。短くて読みやすいのに心にグッとくる。」(6/50 児童書)

「風の神と子ども」、「クルミわりのケイト」、「七羽のカラス」 東京子ども図書館編 『だめといわれてひっこむな 愛蔵版おはなしのろうそく5』 東京こども図書館、2001年。
「風の神と子どもは短すぎ」「クルミわりのケイトはワクワク&安心して聞ける」「七羽のカラスないろんな意味ですごい話。」(3/40、4/40、5/40 おはなし)

今は親子で本を楽しめたら、それで十分

2014年03月09日 | 絵本・児童書の読み聞かせ
つい最近、ブログ記事の最後に今日読んだ本をメモしておくようにしたところ(1)
読書のモチベーションに繋がり、「今日は何を読もうかな?」と思うようになりました。

それまでは読んでも漠然としていたのですが
奥付を見ながら読んだ本をパソコンに打っていくと
黙読の時は見落としがちだった、作者や画家のことがインプットされていきます。

読み聞かせの時、私は作家や画家の名前を毎回読むのですが
黙読の時は読まないので、写真絵本なんかは、誰がどの作品の写真を撮ったかなど
ごっちゃになりがちだったので、頭の中を整理するいい機会になりました。

絵本を年間100冊読むのが目標だったのですが
この調子だと割と早い段階で目標を達成できそうな気がします。

絵本の勉強をしているのだから、読み聞かせでよく使われる絵本や
定番絵本などを優先して読もうと思ったのですが
あまりそうしたことにとらわれ過ぎると、読書が楽しくなくなると思い
その時の気分などで読むようにしています。

こうして読んでみると、本を読む子供も気持ちがわかり
親に「この本を読みなさい」と言われた本よりも
自分が選んだ本の方が読みたい気持ちが強いのは当然なのだと思いました。

自分が読みたいと思った本には、惹かれる何かがあるわけで
惹かれる何かは本を開くきっかけに繋がり
本の中身の面白さは、本を読み進めるパワーに繋がります。

だからなおさら、大人は子どもが自分では手に取らないような本を
子どもに知ってもらう、きっかけづくりをする必要があると感じました。

家での読み聞かせもボラも、子どもに本の楽しさを知ってもらうのに
とてもいいことだと思っています。

自力で読むことも大事かもしれませんが、とりあえず小学校低学年などのうちは、

本って面白い!!本が好き!!

と感じることができたら十分なのでは私は思うのです。
良質な読み聞かせ体験をたくさん積むことももちろん大事でしょうが。

本を読むことが苦痛だと続かないと思うんです。
楽しいからまた読みたくなるので、長い目で見たら
楽しい読書や読み聞かせは、本への親しみに繋がるでしょうし。

私も、良質な絵本や児童書をたくさん読みたいと思う反面
必ずそうした絵本を読まなければと思うと、読書が楽しくなくなるので
しばらくは興味や関心をベースに、楽しい読書を続けていこうと思います。

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【注】

(1)過去ログ 「【管理】読んだ本を記事の最後に入れることにしました」 参照。

【今日読んだ本】

丘修三 作、かみやしん 絵 『ぼくのお姉さん』 偕成社、1986年。
「障害を持つ子どもを描いた衝撃的な児童書。大人にも読んでほしい。高学年向け。」(5/50 児童書)

まど・みちお 詩、南塚直子 絵 『キリンさん』 小峰書店、1998年。
「まどさんの詩を紹介するのにオススメ!詩も絵も素敵。」(13/100 絵本)

楚山いさむ 写真・文 『イソギンチャクのふしぎ』 ポプラ社、2013年。
「いろいろな種類のいそぎんちゃくが載っている写真絵本。キレイ!」(14/100 絵本)

ひがしちから 作・絵 『ぼくのかえりみち』 BL出版、2008年。
「低学年の男の子に読んでもらいたい1冊。子ども目線な絵本。」(15/100 絵本)

八洲学園大学公開講座「子どもの本の深みに迫る」3 古典的作品を読む

2014年03月08日 | 司書資格の勉強(八洲学園大学)
今日は八洲学園大学公開講座「子どもの本の深みに迫る」の最終日でした。(1)

今まで自宅のパソコンで講座を受講することが多かったのですが(2)
今回は子供たちの体調が良かったこともあり、横浜のキャンパスで講座を受けることができ
体と頭は疲れたものの、大変有意義な時間を過ごすことができました。
教室で受けると、まさに「授業」という感じです!

講演会などもそうですが、映像で見るよりも、実際その会場でお話しを聞くと
会場の空気や講演をする方の声や表情などから、ビシバシ(?)と伝わってくるものがあります。

特に高鷲志子先生は声が大きいので、先生の前の席に座って授業を受けることができ、
アリーナ席で刺激的なライブを楽しめたような気分になりました。
先生の朗読はいつもWEB授業で聞いていましたが、生の朗読はもっと上手です。

授業で扱った、ルイザ・メイ・オルコットの『若草物語』は、
予習をしたときに初めて読んだのですが、私が読んだのは完訳でなかったようなので
今度は先生が紹介してくださった完訳のを読んでみようと思いましたし
世界にはどんな種類ののシンデレラの話があるかを紹介していただき
他の種類のシンデレラも、実際に読んでみようと思いました。

またまた読みたい本が増えてしまいましたが、
私の中の児童文学の世界が広がっていき
これから子ども達とたくさんの作品を読んでいけると思うと、嬉しくてたまりません!

絵本や児童書のことなど、まだまだ勉強することは山ほどありますが
これかも素敵な作品にたくさん出会えるのかと思うと、胸が高鳴ります。

授業終了後は、司書の勉強をしていた時にお世話になった
高鷲忠美先生にもお会いでき、司書関係の相談に乗ってくださったり
一緒に授業を受けていた仲間とも、読書の楽しみや
読み聞かせボラについての話ができ、久々に深い話ができました。

正直言って、無知な自分が恥ずかし思うことも多く
勉強なんてしない方が、恥をかかないで済むんじゃないかと思うこともありますが
学んだり、発見したときの喜びを知ってしまうと
恥をかいてでも勉強していきたい!という気持ちが強くなります。

いつか私自身の言葉で、文学を語ることができるようになりたいです。

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【注】

(1)講座の初回と第3回については、過去ログ 「八洲学園大学公開講座「子どもの本の深みに迫る」1」 「八洲学園大学公開講座「子どもの本の深みに迫る」2 絵本も文学」 参照。

(2)大学に足を運ばなくても、自宅のパソコンをインターネットに繋ぎ、授業を受けることができる。子ども体調を崩したり、キャンパスに直接足を運べないときなどに便利。

【今日読んだ本】

ディック・ブルーナ 文・絵、石井桃子 訳 『じのないえほん』 福音館書店、1968年。
「絵が物語っている。子どもとその場でおはなしを作れて楽しい。」(13/100 絵本)

「ブレーメンの音楽隊」、「灰かぶり」 佐々梨代子・野村ひろし 訳 『子どもに語るグリムの昔話』 こぐま社、1992年。
「ブレーメンは定番。」 「灰かぶりはグリムのシンデレラ。読む価値あり。」(1/40、2/40 おはなし)

読み聞かせボラでは季節の絵本があるといい

2014年03月07日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
今日は来週の読み聞かせボラで読む絵本を図書館で探してきました。

やっぱり図書館はいいです。
いつも行く図書館は狭い分館ですが、我が家に比べたら絵本がずっと多いので

そうそう、こういう絵本を探していたんだよね!

という絵本をみつけることができました。
先日の読み聞かせボラの前に、図書館へ行けなかったことが悔やまれます・・・(1)

以前は読み聞かせの絵本を、自宅の絵本から選ぶことが多かったのですが
だんだん限界を感じるようになり、図書館で選ぶことが増えてきました。

もちろん、家の絵本はとても気に入っており、良書も多く
何度も読んでいるので、余裕をもって読むことができます。

しかし、スーパーで旬の食材を見たときに

あっ!もうそんな季節か!食べたい!!

と思うのと似ており、その季節に美味しい食材
つまり、その季節に読むと、より楽しい絵本が図書館にはあるので
季節を感じる絵本は、図書館で選ぶことが多いのです。

他の季節に読んだ時はイマイチだった作品が
今の季節に読んだら、とてもしっくりきた!ということはよくあります。

学校の読み聞かせボラが、年に数回のイベントだったら、
そこまで季節やタイムリーな話題を気にしないのでしょうが
コンスタントに行われている読み聞かせ活動なので
できるだけ変化をつけるようにしています。

先日のボラの時、まど・みちおさんの詩や絵本を紹介する前に、
「2月28日に有名な詩や童謡を作った人が亡くなったんだけれど、誰か知っているかな?」
と聞いたところ、子ども達からまどさんの名前が出てきました。

私は先生ではないので、こんな質問をしてから絵本を読まなくてもいいのかもしれませんが
やっぱり最初にそうした話を少ししておくと
これから読む絵本に対する関心度が高まるのがわかります。

特に、読み手が担当制(同じクラスで毎回絵本を読む)ではなく
いろいろなクラスで絵本を読む場合は、短いけれど簡単に私の自己紹介をしたり
季節の話などを少ししてから絵本を読むと、読み手と聞き手のいい関係が築けるように思います。

まだ私もこの辺は模索中なので、まだまだ改良の余地があるのですが
季節やタイムリーな話題の絵本が一冊でも入っていると、四季をより意識するようになったり
普段の生活と絵本が繋がって広がっていくので、今のところは取り入れています。

といっても、定番絵本も読んでいるのですが、この辺はバランスで
このクラスで今まで読まれてきた絵本をチェックして
こんな絵本がよさそうだなというのをイメージして選書することもあります。

私と彼らとの出会いは一か月のうちに1回なのですが
読み聞かせボラ自体はコンスタントにやっているので
ボラの流れも大事にしているところです。

ちなみに息子も季節の絵本や話題の絵本は好きなようで
食事の時に「この間言っていた絵本が図書館にあったから借りてきたよー」
と言うと「やったーっ!!」と大喜びし、早く食事を済ませ
絵本タイムを今か今かと待っています。

こうしたタイムリーな時にいろいろな絵本を紹介できるよう
日頃から勉強をしておかないといけないなと痛感したのでありました。

季節の絵本も、しばらく読まないからといって中身のない読み方にならないよう
自分なりに読み込んで、モノにしていきたいと思います。

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【注】

(1)過去ログ 「読み聞かせボラ前日に大騒動!」 「今日の読み聞かせボラを振り返る」 参照。


【今日読んだ本】

斉藤洋 作、大沢幸子 画 『なん者ひなた丸 大ふくろうの術の巻』 あかね書房、1990年。
「笑える内容なのに文章がうまい。小2ぐらいから。」(4/50 児童書)

くすのきしげのり 作、たるいしまこ 絵 『メガネをかけたら』 小学館、2012年。
「いい内容だけれど、少し今風な感じがする。」(10/100 絵本)

かこさとし 作・絵 『おたまじゃくしの101ちゃん』 偕成社、1973年。
「かこさとしさんらしい作品。お母さんっていいなと思える。」(11/100 絵本)

平野隆久 写真・文 『葉っぱのあかちゃん』 岩崎書店、2008年。
「3月に読みたい絵本。読み聞かせボラで使えそう。」(12/100 絵本)

誕生50周年記念 ぐりとぐら展 銀座松屋

2014年03月06日 | 講演会や勉強会
先日銀座松屋でやっている「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」へ行ってきました。



昨年夏に渋谷でやっていた、レオ=レオニ展へ行ったとき
ものすごい混みようで大変だったため、今回は平日をチョイス。
それでも混んでいました。子連れ、文庫の人、デートと、幅広い年齢層に人気があるのは、ぐりとぐらだから!

ぐりとぐら関係の絵本の原画がどうしても見たくて行ったのですが
やっぱり原画はよかったです!!

絵の具のにじみ具合や、細かい植物や料理も丁寧に書かれてあり
絵本と比べると、断然原画の方が色の濃淡などもキレイでした。

絵があまり変わっていない印象を受けていたのですが
最初の頃より最近の方が、服のデザインが凝っていたり
絵を描くのに余裕がてきた感じが、2000年代の作品から伝わってきました。

中川李枝子さんも山脇(大村)百合子さんも、石井桃子さん(1)から多くのアドバイスを受けたようで

なるほど!!あの文章は石井桃子さんの影響か!!

と、妙に納得してしまいました。

宮崎駿さんとの対談も、一部映像で流れており
あの宮崎駿さんも、中川李枝子の発想に驚かれており
保育現場を知る人の考え方というのは子ども目線で素敵だなと思いました。

そう、このお二方の作品は子ども目線で子どもの世界を描いているので
児童書なんかはとても読みやすいです。

元気な男の子が出てくる作品は、男の子の共感を誘いますし
いたずらを肯定している作品も多く、安心して読めますし、
子ども達は「自分は愛されているな」と感じることができます。(2)

そして、会場でぐりとぐら誕生50周年を記念して発売された
『てんじつき さわるえほん ぐりとぐら』(3)があったので
早速触ってみたところ、あまりの出来のよさに感動!!

絵の位置や大きさなど、読み手のことを考えて作られた、さわる絵本なのですが
今まで図書館でふつうの『ぐりとぐら』の絵本に点字シールを貼った絵本を
見たことがありましたが、絵はわかりませんでした。

しかし、この絵本の登場によって、今までぐりとぐらがどんなのねずみなのか、
わからなかった人たちが、ぐりとぐらに出合える!!と思いました。

卵は実際の絵本寄り大きく、カステラのふっくら具合も手で触って分かります。
ぐりとぐらは、服のデザインで違いが分かるようになっており
作者の読者に対する愛が伝わってきました。

原画展に行けそうな方は、ぜひ足を運んでみてください。
絵本では伝えきれなかった絵の美しさを、原画で確認することができますから!

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【注】

(1)戦後の日本の児童文学に大きく貢献。児童書の翻訳、研究、作家として活躍。日本の児童文学を語る時に欠かせない人。
翻訳は特に素晴らしく、絵本では『ピーターラビットのおはなし』『ちいさいおうち』『100まんびきのねこ』などを訳している。1907年~2008年。

(2)中川李枝子作、大村百合子絵、子どもの本研究会編集 『いやいやえん』 福音館書店、1962年。中川李枝子作、山脇百合子絵 『けんた・うさぎ』 のら書店、1986年。など、他にもコンビで書いている児童書が多数ある。

(3)中川李枝子作、山脇百合子絵 『てんじつき さわるえほん ぐりとぐら』 福音館書店、2013年。
点字だけでなく、ぐりとぐらやたまごの絵なども、透明な樹脂インクで盛り上げて印刷されている。

【今日読んだ本】

かこさとし作 『どろぼうがっこう だいうんどうかい』 偕成社、2013年。
「『どろぼうがっこう』を読んでから。面白いけれどイマイチ?」(6/100 絵本)

かがくいひろし作 『だるまさんが』 ブロンズ新社、2008年。
「2歳からでも遅くない。幼稚園での読み聞かせにも。」(7/100 絵本)

ニコラス・オールドランド作、落合恵子訳 『せかせかビーバーさん』 クレヨンハウス、2012年。
「ひょんなきかっけで人は見方が変わる!ハッピーエンドにほっこり。」(8/100 絵本)

岸田衿子作、中谷千代子絵 『ジオジオのかんむり』 福音館書店、1978年。
「このコンビ好き。ジオジオの晩年の人生がいいものでよかった。」(9/100 絵本)

今日の読み聞かせボラを振り返る

2014年03月05日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
昨夜は疲れてうっかり寝てしまい、読み聞かせの絵本を選ぶのが
明け方前になってしまったものの(1)、なんとか学校で読んできました。

読めるのは1冊かなぁと思っていたところ、1冊目を読んだ後に
先生があと1冊平気だと言ってくれたので、もう1冊はまどみちおさんの本の
ブックトークにしました。

最初の1冊目はいい感じで、子ども達も喜んでくれました。
今まではポイントポイントで、子ども達の方を見て絵本を読んでいたのですが

「子どもの顔を見ながら読むと、子どもが絵本の内容に集中できなくなるよ」

とストーリーテリングの先輩にアドバイスをいただいたので
今回は読んでいる間は絵本の字を読むのに専念していたのですが
子ども達とリアクションを共有できないのが残念。

反応を一緒に楽しむほうがいい絵本もあるので
やっぱり面白い系の絵本に関しては
対話っぽいところが多少なりともあった方が楽しそうな気がします。

乳幼児向けの読み聞かせでは顔を見ることを大事にして読んできましたが
小学生となると、確かに読み手の表情が気になって絵本に集中できなかったり
読み手の表情の印象ばかりが残ったりもするので、
これは試しに誰かに読んでもらって、私が聞き手を体験し
どう感じるかで判断してみたいと思いました。

ブックトークは、事前に練習したところはいい感じだったのですが
最後に学校の図書館の本をチラッと紹介した時、今日の朝本を手に取っただけに
興味深い詩の紹介がほとんどできなかったのが失敗でした。

知っている詩の紹介だけでなく
知らないような詩も紹介すればよかったと思うので。

学校にあるまどさんの本の存在を、知ってもらいたくて紹介したのですが
よく知らない本のブックトークはしてはいけないと痛感しました。
やっぱり熟読している本でないと、薦めるポイントがかすんできて
心を惹きつけない感じがするのです。

けれど、あの歌の詩もこの歌の詩もまどさんが作った詩なんだよ~
ということは、子ども達と一緒に確認しあえたので
そこに関してはいい時間だったなと思います。
これは事前準備のおかげでうまくいきました。

やっぱり事前練習をしっかりしておく!!

今の私はこれに尽きます。

読み聞かせが終わり、1時間くらいしてからでしょうか、
学校から帰ろうとした時に、今日読んだクラスの子が
私の顔を見て「あっ♪」と嬉しそうな顔をして言ってくれました。

それがとても嬉しくて・・・

こうやって子ども達と通じ合えた瞬間がたまらなく嬉しいので
今後も絵本の読み聞かせや選書に、磨きをかけていこうと思いました。

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【注】

(1)過去ログ 「読み聞かせボラ前日に大騒動!」 参照。

【今日読んだ本】

マーク・カッシーノ/ジョン・ネルソン作、千葉茂樹訳 『雪の結晶ノート』 あすなろ書房、2009年。
「息子のお気に入りの写真絵本。小3以上に読みたい。」(4/100 絵本)

長谷川摂子作、矢間芳子絵 『さくら』 福音館書店、2010年。
「長谷川摂子さんの文章が美しい!絵もキレイ。」(5/100 絵本)

読み聞かせボラ前日に大騒動!

2014年03月05日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
明日の読み聞かせボラに向けて
数日前から選書に悩んでいました。

読もうと思っていた絵本の何冊かは図書館にあったので
図書館で借りる予定だったのですが
急な来客があり、図書館に足を運ぶことができず
前日に家にある絵本から選ぶことにしました。

しかし、

この絵本は今の季節にピッタリだけれど絵がわかりにくいし
そっちの絵本は子供たちに知ってほしい絵本だけれど、季節が合っていないし
あっちの絵本もすごくいいけれど、読む時間をタイムオーバーしてしまうし
それなんかもすごくいい絵本だけれど、朝読むのには少し暗いし・・・

と、ピッタリくる絵本がみつかりません。
自宅で読み聞かせをするのにはいいたくさんあるのですが
朝の学校の読み聞かせに向いていないものもが多いのです。

気になる絵本を息子の前で何冊か読んでみよう!

と思っていたものの、息子が悪さを叱らなければいけなかったので
絵本を読む雰囲気ではありません。

その横でイヤイヤ期の娘がギャンギャン泣きっぱなしで、私はグッタリ・・・

ヨシヨシとなだめながら寝かしつけをするつもりだったのに
疲れきっていたからか、娘と一緒に寝てしまったのです。

ハッ!!

と目が覚めた時にはもう夜中。
夫も帰宅しとっくに寝てしまったようで、夜中の絵本選びをする羽目に・・・

先日まどさんが亡くなったこともあり、まどさんの詩や絵本をいくつかと
自分が読むために借りてきた絵本が、少しカジュアルだけれど
朝の読み聞かせにピッタリだったので、その絵本を選び
時間をはなりながら、小さな声で何度か練習をしました。

そして、シャワーを浴びながらトーク(MC)の練習をしていると
娘の激しい鳴き声が聞こえてくるではないですか!!

ママが横で寝ていなかったことに気が付き
お風呂場までやってきてしまったのです。

髪を乾かす間もなく娘を抱っこしたところ
泣き声がピタリとやみました。

最近ずいぶん成長したと思っていたものの
まだまだ甘えん坊のようです。


今後はこんなことがあった時にも、すぐに絵本が読めるよう
家にある絵本で読み聞かせボラで使えそうなものを
リストアップしておこうと思いました。そこは反省。

それにしても、目が覚めたのがが朝でなくてよかったです・・・
娘を再度寝かしつけた時には、もう夜が明け始めていました。(1)


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【注】

(1)ボラ当日の記事は、過去ログ 「今日の読み聞かせボラを振り返る」 参照。

【今日読んだ本】

苅田澄子作、大島妙子絵 『いかりのギョーザ』 佼成出版社、2006年。
「視点が面白い!小学生向けで朝の読み聞かせにも」(2/100 絵本)

佐々木マキ 『ぶたのたね』 絵本館、1989年。
「面白い!普通じゃ思いつかない!小学生向け」(3/100 絵本)

【管理】読んだ本を記事の最後に入れることにしました

2014年03月04日 | 管理人からのお知らせ
いつもMAYU CLUBに足を運んでくださり、ありがとうございます。

ここ数日忙しくて予定がぎっしりなため、
全部やろうとせず、やることと削るところを選んで過ごしています。
もっとやりたいけれど、体が持たないです・・・

さて、最近絵本だけでなく児童書も読むようになったので
自分の中で年間読む絵本や児童書の目標冊数を決めて
ブログ記事の最後に書くことにしました。


子どもに読んだ絵本を書くと、読者の方にも参考になるのでいいと思うのですが
1日結構な冊数になるのと、手書きで記録をしているのと重複し
書くのが大変なため、現段階では書いていません。

しかし、自分が絵本や児童書を勉強するために読む本は
1日1冊あるかないかなので、これくらいは記録しようと思い、書くことにしました。

年間に絵本を100冊、児童書を50冊読むことを目標にしたいです。
子どもに読むのでなく、自分の勉強のために読むのです。

子どもに読む本に目標冊数を作ってしまうと
なんだか読むのが義務のようになって、お互いしんどくなると思うので
あえて月に何冊読み聞かせをするとは決めていません。

けれど、自分が勉強するために読む本は、目標冊数があってもいいと思うので
無理のない範囲で読みたいと思います。

書き方は下記のとおりです。

作者『本のタイトル』出版社、出版年月日。「本の感想を一言」(何冊目か/目標冊数 ジャンル)

以前、自分の読んだ本の読書記録をつけていたのですが、
子ども達の読み聞かせ記録と本が重なったり
両方書くのが大変だったので、読書ノートは書くのを辞めてしまいました。

ブログにちょこっと書くくらいなら、つづくかもしれない!

ということで、試しに始めてみます。

記録を見て「そんな初歩的な本を読んでいるのか!」
と思うかもしれませんが、まだ勉強中の身なので、その点はご理解ください。

注が入ったり、今日読んだ本が入ったり
どんどん一般向けのブログから遠ざかっていくような気がしますが
普段は子どもと一緒に絵本を読むのが好きな、ごくごく普通の母親であります。

「やっぱり読み聞かせは楽しいな~♪」というような記事を
もっと書きたいのですが、勉強の記録を優先して書いているため
最近あまり書けないのですが、隙を狙って書いていきたいです。

今後もMAYU CLUBをよろしくお願いしますm(__)m

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【今日読んだ本】

丘修三作、片岡まみこ画 『みつばち』 くもん出版、2005年。
「作者の目の付け所が面白い!日常の見方が変わる。」(2/50 児童書)

神沢利子作、堀内誠一絵 『ふらいぱんじいさん』 あかね書房、1969年。
「定番児童書。不変的。」(3/50 児童書)

ジャニス・メイ・ユードリー文、モーリス・センダック、こだまともこ訳 『きみなんかだいきらいさ』 冨山房、1975年。
「本のサイズがおはなしとよく合っている。面白い。」(1/100 絵本)

丘修三さん講演会&子どもの本研会員研修会

2014年03月02日 | 日本子どもの本研究会
今日は昨日に引き続き日本子どもの本研究会のイベントがあり(1)
午前中は児童文学作家の丘修三さんが
養護学校教諭時代の話や、ご自身の書いた作品について講演してくださいました。

謙虚で真面目で優しい作家さんで
元養護教諭だからでしょうか?
何でも相談したくなるような雰囲気を持っています。

見た目も雰囲気も、私の大好きな田島征三さんと似ているなぁと思いました。(2)

障害を持った子どもを描いた児童書が多数あるので
今度図書館へ行ったときに借りる予定です。(2)

そして午後は会員の仲間と一緒に子どもの本についてディスカッションをしました。
子どもの本の学校の多摩校は、講義(講演)がメインなので(3)
一冊の本のことを深く話し合う機会がなかっただけに、今回はそういう時間が持てたので、大満足!

ベテランさんが多い中にも関わらず、
我ながら中に入ってよく意見をすることができたと思いました。
昨日に続いての参加は大変でしたが、頑張って足を運んでよかったです。

家に帰ったらバタンキュウ!
しかし息子に、今日講演をしてくれた丘修三さんの本を買ったことを伝えたら(4)
「読んで!読んで!」と大騒ぎするので、疲れているものの、一遍だけ読みました。

本の内容が小1の息子には早すぎると思いましたが、地の文が語り口調だったので
聞きやすかったことと、学校が舞台になっていることが、
息子の関心をそそったようで、よく聞いてくれました。

そのあとに『コンビニ大図鑑』(5)という、学校で借りてきた本をリクエストされ
絵本や児童書ではないのですが、読んだところ
いろいろ質問してきたりして、楽しそうに聞いてくれました。

絵本や児童書の勉強もとてもいいのですが
こうして子どもと一緒に読めることが一番の幸せです。

バタンキュウだったというのに、子ども達に本を読んだら元気になってしまいました(笑)

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【注】

(1)過去ログ(前日の記事) 「子どもの本の学校 多摩校」参照。

(2)田島征三(たしま・せいぞう)絵本作家&画家。力強く、土臭さを感じる絵本が多く、常に新しいことにチャレンジする姿勢を持つ。
代表作は、いまえよしとも文・たしませいぞう画 『ちからたろう』 ポプラ社、1967年。田島省三『ふきまんぶく』偕成社、1973年。田島征三 『とべバッタ』 偕成社、1988年。など。

(3)丘修三作・かみやしん絵 『ぼくのお姉さん』 偕成社、1986年。丘修三作・かみやしん絵『風に吹かれて』偕成社、1988年or1989年。などを指す。

(4)過去ログ 「子どもの本の学校 多摩校」 参照。

(5)丘修三作・片岡まみこ画 『みつばち』 くもん出版、2005年。四編の物語が入っている児童書。地の文が子どもの語りになっているので読みやすい。

(6)PHP研究所編 『経済がよくわかるコンビニ大図鑑 お店のなかを探検しよう』 PHP研究所、2004年。

子どもの本の学校 多摩校

2014年03月01日 | 日本子どもの本研究会
今日は日本子どもの本研究会が主催している
子どもの本の学校に参加してきました。(1)
今年度最後の講演会だったので、足を運べてよかったです。

元教員の方が、子どもと本の出合いをどう繋いでいったかを
教員生活を振り返りながら、講演してくださいました。

先生側のお話となると、教員でも司書でもない私には
わからないことも多いですが、絵本だけでなく、児童書を知るいい機会になっています。

ブックトークもあり、ぐいぐいひきつけられ
改めて、もっと本を読もうと思いました。

帰り道、質問をしたものの、もっと知りたかったことがあったのに、聞きそびれてしまったことを思い出したて後悔しました。
自分がどんな立場で、今後どうしたいのかをはっきりさせないとなぁと痛感。
何がやりたいのか、相手に伝わっていなかったと思うので・・・

学校図書館司書の仕事はとても興味があるのですが
謙虚で控えめな人が多い中、私の様な目立ちたがり屋には
合っていない仕事なのかなと思ったり、悩むところも多いです。

おしゃべりをした時に、そういう相談をすればよかったなぁ。
司書の人ならちゃんと空気を読んで話をするんだろうなぁ。

などと思い、落ち込んでしまいました。

けれど「場違いだと思っても、行かないよりずっといい!」
というのが私の考えです。
行ったことで得られることの方が多いのですから。

明日も日本子どもの本研究会の研修会があるので
気になる絵本を持参して参加しようと思います。

連続参加で家族に迷惑をかけますが
2月は看病を頑張ったので、大目に見てくれているので
楽しみながら頑張りたいです!

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【注】

(1)毎年秋から冬にかけて、学校図書館関係、学校での調べ学習、絵本作家さんなど、児童書と関わっている人の講演会が行われている。少人数で、教員や司書の方の参加が多い。
会については、過去ログ 「日本子どもの本研究会 子どもの本の学校へ」 「学校図書館や調べ学習に関して素人だと痛感」参照。