外国で一時的個人的無目的に暮らすということは

猫と酒とアルジャジーラな日々

トルコ土産のヒゲおじさんマークのコーヒーミックス:Dibek Kahvesi

2018-09-10 19:08:35 | トルコ

 

先日、トルコ旅行から帰ってきた友人にこんなものをもらった。

ロールシャッハテスト風のヒゲのおじさんのイラストが印刷された袋に入った、インスタントコーヒーっぽいような、それにしては色が薄くてミロっぽいような粉末(小分けにしてある)。くれた友人はコーヒーだと思って買ったらしいが、明らかに通常のトルココーヒーではない。

 

品名は「Dibek Kahvesi」(ディベック・カフヴェスィ)とある。「Kahve」はコーヒーだけど、「Dibek」は聞いたことがない単語だったので辞書を引くと、「(石・木の)臼」とあった。

 

調べたところ、これはトルコやギリシャのエーゲ海地方特有のコーヒーミックスで、コーヒー豆とスパイスなどを一緒に臼でぐりぐりすり潰して作られたものらしい。淹れ方は普通のトルココーヒーとほぼ同じ。おそらく地方やメーカーによって材料にバリエーションがある。

 

このヒゲおじさん印のパッケージの説明によると、材料はブラジル産のコーヒー豆(Rio Minasって書いてある。トルコでよく飲まれるやつらしい)、イナゴマメ(キャロブ)粉末、カルダモン、カカオ、コーヒークリーム、ダブルローストのコーヒー豆(粉末)、ミドルローストのコーヒー豆(粉末)だ。最初のブラジルコーヒーと最後の2つのコーヒー粉末は別物か?一応英語とアラビア語も併記されているが、自動翻訳を使ったようで、あまり当てにできない。

 

淹れ方の説明を忠実に訳してみたらこんな感じ:

飲料水をカップに入れて量を計ってからジェズヴェ(トルココーヒー専用のひしゃく)に入れ、カップ1杯分につきティースプーン4杯のコーヒーミックス粉末とお好みで砂糖を加える。弱火でかき混ぜながら加熱して、泡が出てきたらすくってカップに入れる。さらに沸騰させてからカップに入れて出来上がり。

 

私はジェズヴェなど持っていないし、鍋で煮るのも面倒なので、単にカップに粉末を入れてお湯を注いで混ぜて飲んだ。ネスカフェ方式だ。

 

靴箱の上に置いて撮影した。うちの靴箱は食器棚と化している(上にはパンやバナナなどを置く)。靴を1足しかもっていないので、靴箱は不要なのだ。

 

クリームの風味が強めで、コクがある。ネスカフェっぽいけど、コーヒー味が薄いような・・・お湯が多かったのかもしれないが。味は悪くない。トルコの新聞によると、このディベック・カフヴェスィは体に良くて、「消化促進・記憶力強化・口臭予防・満腹感を与える・胆石に効く」などの効能があるらしい。ほんまかいな・・・

 

飲み終わったら、カップの底に多少ヘドロ(コーヒー粉末)が残ったが、普通のトルココーヒーよりずっと少なかった。カップを洗うのが楽でいい。

 

このヒゲおじさん印の会社「ARTUKBEY」は1910年創業の老舗らしい。全国チェーンだが本社は東南部のマルディンにあり、ディヤルバクルやワン、イラクのクルド人自治区のドホークにも支店があるようなので、クルド人の経営かもしれない。普通のトルココーヒーやナッツ類、チャイ、お菓子なども扱っている。

 

ちなみに、これをくれた友人からは、こういう手作りの栞ももらった。オリジナリティーあふれる趣き深いエコ栞だ。いつもありがとう~

 

(参考)

Dibek Kahvesiについての記事(トルコ語)

http://www.milliyet.com.tr/dibek-kahvesi-nasil-yapilir--pembenar-detay-icecekler-2569010/

 

ARTUKBEY社のHP(これもトルコ語のみ)

https://artukbey.com/kahve-cesitleri

 

ARTUKBEY社のDibek Kahvesiを電気式のジェズヴェで淹れる様子の動画(これもトルコ語ですんません)←英語の情報、あんまりなかった…トルコの風物にはありがち

">

 

(終わり)

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通りすがりの子猫の写真とSyrian Cats

2018-09-10 16:59:14 | 

 

先日、駅に向かって猫多発地帯を通っていた時、子猫が3匹、脇道の民家に塀をくぐり向けて入っていくのを発見したので、ドキドキしながら出待ちした。子猫はアイドルですから。

なかなか出てこないので、あきらめて立ち去ろうとしたが、ふと振り返ったら1匹が出てきたので激写。全然うまく撮れなかったが・・・

 

やせているので、野良か半野良という気配がする

 

またそのお宅に入りかけたが、すぐに出てきてくれた。しっぽ、引っ張りたかったけど大人なのでがまん

 

左目が濁っているのに気づく。見えないのかもしれない・・・

 

将来何になろうか考えているところ?

 

香箱座りになった。門番?

 

あまりしつこくするのも何なので、適当に切り上げて立ち去ったが、後で友人たち戻ってきた時、別の子猫や母猫らしい大人猫と一緒に道端にいたので、みんなで少しカリカリをあげた。フェイスブックに「Syrian Cats」というページを作ってシリアの猫の写真を載せている人が、「幸せとは猫を餌付けすること」と書いていたが(アラビア語と英語で)、心の底から共感するな~

 

というわけで、今回は子猫の写真だけでした。

 

(参考)

Syrian Cats:

https://www.facebook.com/SyrianCats/

 

https://twitter.com/syriancats

 

https://www.youtube.com/channel/UCrtTzcnp0dMixL6RYG9kwZQ

 

(終わり)

 

 

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