今回は2013年のパリ・ナンテール旅行記のパリ観光編の続き。モンマルトルを歩いた時の話だ。
モンマルトルはパリ北部の丘。私の中には、なぜか昔から「モンマルトルと言えばムーランルージュ、ムーランルージュと言えばフレンチカンカン」という図式があるのだが、シャンソン好きの母親に洗脳されたのだろうか。
「ムーランルージュ」(=赤い風車)は、エッフェル塔と同じ1889年にオープンしたパリの老舗のキャバレー。ここが「フレンチカンカン」の発祥の地だそうだ。
フレンチカンカンはこういう踊り
運動会のあの音楽、久しぶりに聴いた。この踊り、酔っ払った時に家でこっそりマネしてみようかな。いや、足がつりそうだからやめておこう・・・
ムーランルージュは、思い描いていた通りの店だった。
観光客らしき人々の行列が出来ていた。繁盛しているようだ。
他にもキャバレーがあった。ここも老舗風。
キャバレーは外から眺めるだけで素通りして、真の目的地であるモンマルトル墓地に向かう。東京の青山霊園が猫スポットであるように、墓地には猫が住み着いている可能性が高い。というわけで、目的は猫探しだ。
モンマルトル墓地は19世紀に出来た由緒ある墓地だということで、スタンダールやハイネなど、有名人のお墓がたくさんあるらしい。当時私は猫以外は眼中になかったので、探さなかったが。
有力な一家のものと思われる霊廟が並ぶ
あ、さっそく猫らしきもの(?)を発見! 生きてないけど。
水玉模様に苔むしたステキなお墓も
あっ!
モフモフの黒猫さんが~
まるまる太っていたので、おそらく毎日誰かにエサをもらっているのだろう。
思惑通りに猫に出会えたので有頂天になったが、辺りを探しても、この子以外の猫は見つからなかった。結局、この黒ちゃんがパリで見かけた唯一の猫となった。
ちなみに、一番インパクトがあったお墓はこれ。
フランスの国民的歌手「ダリダ」(Dalida)の墓だ(今調べた)。彼女はカイロ生まれで、21歳の時にパリに渡ったらしい。両親はイタリア人だという話だ。そういう人が存在していたこと自体知らなかった・・・
ダリダとセルジュ・ゲンズブールがデュエットしている動画
(参考)
モンマルトル墓地
https://paris-rama.com/paris_spot/090.htm
ムーラン・ルージュ日本公式サイト
http://moulin-rouge-japon.com/
ダリダ(ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%AA%E3%83%80
(おまけ)
どこかのアジア料理店で食べた生春巻き
美味しくて比較的安かった。パリは物価が高いから、フランス料理のレストランには入れなかったの・・・
(続く)