今日はなにか楽しいことを書こうと思ったが、やっぱり無理かもしれない。
先月六十代の知人が亡くなったが、今度は友人の娘さんがお亡くなりになった。
正確な年齢は聞いていないが、まだ若いはず、、、二十代か三十代前半。
卵巣と子宮の癌を患っていたとは、まったく知らなかった。
癌が見つかってからわずか三ヶ月で旅立たれてしまったと聞いて、友人の悲しみはいかばかりかと心が痛い。
友人は「朝起きると、今まで悪い夢を見ていたのではないかと思う」と言っていた。
気持ちはよくわかる、、、母が亡くなった時は、友人と同じように「これは夢じゃないか」と何度も思った。
ましてや、それが自分の子どもならどれほどの悲しみだろう。想像するのも怖い。
毎日、同じような日常生活が続いて行くことに飽きて、つまらないと思うことがあるかもしれないが、変わらない日常というものが、どれほど幸福なことだったのかと、人はそれを失ってから気づく。
必ず来ると思っている明日は、来ないかもしれない。
失ってから、あの退屈で変わらない日常をもっと繰り返したかったと思っても、もう戻っては来ない。
今日一日を精一杯生きること。
後悔しないように家族や大切な人に愛情を持って接すること。
使い古された言葉だけど、やはりこれなのだろうと思う。