ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

人間によって絶滅させられた動物達へ・・・

2013-04-05 09:21:45 | 日記
美しい絵に惹かれて手に取った絵本「ドードーを知っていますか」を読みました。

20ページ弱の薄い本ですが、読み進めていくうち胸が痛みだし、途中で何度も涙がこぼれそうになりました。

ドードーはへんな鳥でした。

太りすぎていたために、飛べなかったし、走ろうとすると、おしりが地面にぶつかってしまうのです。

・・・船乗り達は、こんなおかしな鳥をみるのは初めてだったので、鳥に「ドードー」という名前をつけました。

「ドードー」とは、ポルトガル語で、「おばかさん」という意味です。(本文より)

インド洋のモーリシャス島で、初めてポルトガル人によって発見された鳥「ドードー」は、飛ぶことも早く走ることもできなかったので、島へやってきた人間たちに捕まり食べられてしまいました。

そして彼らがつれてきた犬や豚もドードーの肉や卵を食べた為、ドードーは人間に発見されてから、わずか100年足らずの間に絶滅してしまいました。

この絵本には「ドードー」のほかにも かつて地球上に生きていた動物達のことが載っています。

人間によって殺され 今では、もうその姿を見ることができない絶滅してしまった動物たち。

毛皮や肉を獲るために撃ち殺され、また森や林を切り開いたために 住む場所をうばわれて絶滅してしまった動物たちの姿が、本の中に色鮮やかに美しく描かれています。

人間は、人間しか持っていない素晴らしい慈悲の心を持つ一方で、多分 地球上の生き物の中で、もっとも残酷なことができる「動物」なのかもしれません。

今、恐れられている鳥インフルエンザも、そんな人間の残酷な負の意識によって、ある意味、自分達が作り出してしまったもののような気がします。

毎朝、地球上の全ての生き物に感謝の祈りをするのが日課になっていますが、この本の最後のページに、絶滅種「人間」の絵が載ることが無いように、今朝は、かつて地球上に暮らしていた動物達へも感謝の祈りを捧げました。










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