ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

就活

2013-04-12 17:01:16 | 日記
4月から就労支援を受けて作業所へ働きに行ってる長女チェリーですが、毎晩9時を過ぎるとあくびばかりしている。

そして、布団に入った途端に爆睡・・・

毎日にこにこしながら出勤して行くが、やはり慣れない仕事で疲れているんだろうなぁ。

4月1日から働き始めて、まだ日も浅いのだけど、作業所の個人懇談があるとのことで、さっそく行ってきた。

個人懇談なんて学校みたいだなぁと思ったら、作業所の所長さんから「ここは学校のようなものだと思ってください。就職を目指して訓練する場なのですから」とのことだった。

・・・でチェリーの様子なのだが、なかなか頑張っているようで「言われた仕事はきちんとこなしていますし、終わったらちゃんと報告に来ています」と言われほっとした。

「ところでチェリーさんには、今年の秋に企業の合同説明会に参加してもらって、そこで採用試験を受けてもらおうと思っています」と、所長さんに言われて驚いた。

秋って、あと半年しかない。

チェリーに一般就労は、まだムリでしょう。

それにまだ受かるとは思えない。

そう思っていたら所長さんがおっしゃった。

「別に合格させようと思って受けさせるわけではありません。企業の採用面接を経験してもらうために受けてもらうのです」

ところで、現在こうした作業所はたくさんあり、高等養護学校へ在籍している3年間にチェリーと一緒に色々な作業所を見学して歩いた。

のんびりとした雰囲気で居心地の良さそうな作業所もあったのだが、一生その作業所にいるわけにはいかないので、あえて就職に力を入れている今の作業所に決めた。

そのせいか作業所内には、きびきびとした雰囲気が漂っていて、それなりに高い就職率を維持しているらしい。

チェリーたちのように知的障害がある人の採用試験は、大体面接だけで決まるそうだ。

そして企業が合格を出すのは「笑顔が出る人、仕事の報告が出来る人」なのだとか。

健常者なら、色々な採用の条件があるところだろうけど、障害を持つ人に求められるのは上の条件が大きいらしい。

だからなのかもしれないが、高等養護学校でも「報告すること」はとても厳しく教えられていた。

そうか・・・この為だったのかとあらためて納得する。

親はいつまでも生きているわけではないので、いつか自立させなければいけない時がくる。

でも就職するとなると、作業所で訓練を受けているようなわけにはいかなくなるのだろう。

作業所の職員さん達が一生懸命になって、早く就職をさせてくれようとしてくれるのは本当に有難いことだが、厳しい社会に出るのは、まだ先でいい・・・なんて矛盾したことも考えてしまったりして。

4月から、毎朝作るお弁当が3つになった。

チェリーは、食堂で安くておいしい食事を食べることができるのだが、今はまだ「お弁当がいい」と言ってくれるので作ってあげようと思っている。








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