長女や夫が家にいることが多くなって、たまに外食するようになった。
夫がいてくれると、車の運転をしてくれるので公共機関を使わずに、どこでも出かけることができるのがいい。
今までは家で自分が作った食事をずっと食べていたので、たまに外で食べる食事が新鮮に思える。
それにしても他人が作ってくれた料理は、どうしてこうも美味しいのだろう。
盛り付けや食材の組み合わせなども、外食すると料理の勉強になる。
上げ膳、据え膳で後片付けもやってくれるなんて、外食は主婦にとっては天国だ。
というわけで、以前に混んでいて入れなかったレストランへ再挑戦で行って来たのだが、今回はちゃんと予約をしたので、すぐに入ることができた。
イタリアンレストラン「円山カルネ」
写真を撮るのを忘れたが、野菜と果物のスムージー、サラダ、パスタ、そしてソフトドリンク、ドルチェのランチコースは、どれもみんな美しく、そして美味しかった。再挑戦してよかった、、、
ちなみにドルチェと聞いて、ドルチェ&ガッパーナが出てくる歌が浮かんだが、イタリア語で食後の甘いデザートのことだそうだ。
パスタ、ドルチェ、ソフトドリンクは、たくさんある種類から好きなものを選ぶことができるが、これがみんな美味しそうで、全部食べてみたくなる。
ところでいまのご時世、飲食店はどこも感染対策をしっかりやっているが、こちらのお店でも席の間隔をあけて、入店するお客さんの数を減らして対策をされていた。
お客さんは女性が多く、みなさん二人くらいの友人同士でいらっしゃっているようだ。
楽しそうにおしゃべりしながら食事をしているのを見ると、しばらく友人たちと会っていない私はうらやましく思う。
ところでお客さんは食事をするときは、当然マスクをはずして食べているわけだが、ひとりのお客さんが突然ひとつ大きな咳をされた。
すると周りのお客さんが、急にマスクをつけ始めたのには、コロナ以前には見られない光景だったのでちょっと驚いた。
それまでマスクをつけず向かい合った友人・知人と談笑していたのに、急にマスクをつけ始めたのは、咳を聞いたからに違いない。
一緒に来ている人は、お互いにコロナじゃないと思って気を許し合っているが、そうじゃない見知らぬ人の咳には、みんなとても敏感になっているのだなぁと思う。
毎日コロナのことを聞かされ続けていれば、そうなるのも仕方がない。
おしゃべりをしている時など、たまにむせて咳が出ることがある私は、これからは多くの方がいる場所では飴をなめるか、水を飲むか、それらがない時は息を止めて咳を断固我慢しなければいけないと思う。
咳をするのも、周囲に対してこれまで以上に気を使わなければいけない時代になった。
そういう意味では、友人と会っておしゃべりができるのは、まだ先になるのかもしれない。
だからワクチンを打つんだよーという声が聞こえてきそうだが、そうしたくないという気持ちは、どうしてもまだ変わることはない。