ユニバーサルスタジオでとても感心したことがある。
それはクルーと呼ばれる従業員さんが、皆さん笑顔で挨拶をしてくれること。
そして時には、笑顔で話しかけてくれる。
「何かお困りのことございませんか?」と声をかけてくれた時、ちょうどトイレを探していた時だったのですごく助かった。(なぜトイレを探していることが分かったのかしらん?)
会社の方針として、お客様には笑顔で挨拶をする決まりになっているのだと思うが、時には挨拶をしても無視して目の前を通り過ぎるお客もいる。
ちょうど私の前を歩いていた人がそうだった。
「かわいそうに、、会釈くらいしてあげればいいのに」と思ったが、若い女性のクルーは無視されても笑顔を崩さず、次に通った私たちに何事もなかった様に手を振って挨拶をしてくれた。
だからユニバーサルスタジオにいる間は、移動中もけっこう忙しかった。
挨拶をしてくれたクルーには、こちらも笑顔で手を振るか会釈をするか、時には上のような質問に答えなければいけなかったから、、
でも挨拶をされると、たとえそれが仕事だと分かっていても嫌な気持ちにはならない。
ユニバーサルスタジオの外でも、このようにみんなが笑顔で挨拶する世界だったら、戦争や些細な争いごとも起こらないだろうに、、、
ユニバーサルスタジオだけではなくディズニーランドもそうだが、それが夢の国と言われる所以なのかもしれない。
日が暮れて帰るために駅へ行くと、頭にユニバーサルスタジオで買った帽子やヘアバンドを付けた若い人がたくさんいた。
園内では色鮮やかに見えたグッズが、一歩外へ出たらとてもくすんでいるように見えた。
夢の世界から現実の世界へ戻って来たと思った瞬間だった。